デスク「この前、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)の3時間スペシャル見てたら、オネエタレントのIVAN=アイヴァン=(31)が出てたな」
記者「来月には人気ミュージカル『RENT』で舞台デビューも果たす予定で、飽和状態にあるオネエ枠の中で一歩抜き出す勢いがあります」
デスク「モデルが本業なんだってな」
記者「父が日本とスペインのハーフで母がメキシコというだけあり、身長184センチ、体重65キロというスタイルでパリコレでも活躍した…とか」
デスク「男じゃなくて、女の服で、だよね?」
記者「そう、IVANは性差を飛び越えた『トランスジェンダー』だと言っていて、そのあたりは男から女に性転換しているオネエとは違いますね。ちなみに本名はカサハラアキラという男らしい名前」
デスク「最近は一般企業でも『GLBT』って言って、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル(両性愛)、そしてトランスジェンダーに配慮しようっていう欧米の流れを取り入れようとしてる。なんかその流れに乗ろうとしてるってか」
記者「その指摘、当たってると思います。発売中のお堅い経済雑誌『日経ビジネス』でも『究極のダイバーシティー(多様性) LGBT 対応迫られる企業』なんていう特集を組んでました」
デスク「そんな雑誌までチェックしてるの?」
記者「ゲヘヘ、一応マスコミの端くれですよ! これまでのオネエは、古くはカルーセル麻紀(72)や最近のはるな愛(43)みたいに水商売経験からタレントになったのや、慶応大出で英国留学経験もあるミッツ・マングローブ(40)のインテリ系、弁が立ち一番の売れっ子のマツコ・デラックス(42)…なんかとも毛色が変わってる印象です」
デスク「なるほど…」
記者「IVANは最近、夕刊紙のインタビューに答えていて、性転換手術済の東大出のエッセイスト、能町みね子(36)が、テレビで断りなくオネエに分類されたことに抗議していることについてコメントしていて、なかなか的を射たことを言っています」
デスク「何を言ってるの?」
記者「能町の気持ちはよく分かるとしたうえで、『日本はセクシュアルマイノリティー(LGBT)の認識が未熟で曖昧だけど、世間が持つオネエの意識も受け入れる必要はある』と」
デスク「タレントとしてメディアに登場する以上、その役割、期待に応えろよってことだわな」
記者「加えて、『私、ロバ顔だとか容姿をイジられるのも多い…それがお茶の間に分かりやすく伝えるためなら…得策』とも。業界との距離をわかってるなと思いました」
デスク「『しくじり…』でも、売れっ子からホームレス状態になったことを告白してて、なかなか肝がすわったヤツだって思ったけど、頭もいいね」
記者「オネエ系はみんなそうですよ。デスクもちょっと見習ってください!」
デスク「分かった…わよ!」
《NewsCafeゲイノウ》
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