先日、突如発表されたEXILEの松本利夫(40)、MAKIDAI(39)、USA(38)ら人気メンバー3人の「卒業」。3人は年内いっぱいでパフォーマーから離れるものの、その後もEXILEには在籍するという。さっぱりわからない説明だが…。
「つまり、メンバーとしては残るけれど、コンサートに出演するのは今年限りで終わりという意味です」と語るのは音楽雑誌デスク。
どういう事情がある?
「女性アイドルグループの代表格・AKB48もそうですが、一般的にメンバーが『卒業する』といえば、籍を抜いてソロで活動をするもの。ところが、今回の3人は『寄る年波には勝てず踊りをやめますが、食えなくなるので会社には残ります』という本音を隠し、美しい響きのある『卒業』を使ったというわけ」
なるほど…、そんな事情か。にしても、卒業って…。
「ただの美化ですね。おじさんのリストラを匂わせる引退では、メンバーのイメージが大きく崩れる。それを恐れて、言葉の魔術でカムフラージュしたってことです」
笑いたいけど、何か悲哀も感じる。
「ちなみに、この『パフォーマー卒業』という言い方は、現在もグループのリーダーを務めるHIRO(46)のときにも使われました。しかし、中高年のサラリーマンには何のことかさっぱりわからない。なぜ『踊りスタッフ引退』とわかりやすい言葉にしないのでしょう」
それは言えてる。
「おそらく、3人の卒業にはHIROの意向も影響したはずです。HIROが社長を務めるEXILEの所属事務所『株式会社LDH』は、年商160億円ともいわれる業界の大手に成長しました。最初はお飾り社長だったHIROも、今では自信に満ちあふれ、人事にもバンバン口出ししています。アイドルのような若いメンバーを育てるために、率先してオヤジ世代を排除する方針なのです」
ゆとり世代やバブル期に入社した大量のサラリーマンやOLには他人事じゃない話かも…。さて、彼らの今後は?
「有り余る時間で好きなことをやりながら、HIROを補佐する役割になるんじゃないですか。ただ、MAKIDAIだけが『俳優の面白さに目覚めた』と言っているので、ドラマの足を引っ張らないようにと祈るだけです」(先のデスク)
とにかく、彼らは卒業しても出て行くわけではない。親離れできない子どものような存在?!
《NewsCafe》
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