国内の家具市場が縮小傾向にあるなか、快走を続けているのが家具・インテリア製造小売りチェーンのニトリホールディングスだ。「お、ねだん以上。ニトリ」のキャッチフレーズで、北海道を地盤に全国に300店舗以上を展開、消費増税や円安の逆風下においても増収益が見込まれている。
一方で、その円安を追い風にますます日本で勢力を強めているのが、スウェーデン発祥の世界最大家具販売店IKEAだ。低価格、デザイン性、アフターサービスの充実ぶりでヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアを席巻。日本では現在、宮城県・埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県で8店舗が展開中だが、年内には愛知県、次いで広島県、群馬県での開店が予定されている。
どちらをよく利用するか、どちらの製品を好むかは、居住地や趣味などによるだろうが…NewsCafeのアリナシコーナーでは「IKEAよりニトリがいい、アリかナシか?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…60.4%】
■店舗数が多いから。
■IKEAよりはニトリのほうが買いたい物がある。
■雑貨はいいけど、家具は組み立てたり持ち帰りが嫌ね。
■IKEAは買い物してると外国人が出てきたり、と驚いた。
■IKEAはシステムが分からないし商品も探し難い。ニトリはそこそこ。
■IKEA行きたいけど近くにない! せめて公式通販やって欲しい。
■近くにニトリしかない。
■そもそもIKEAがない。
■どちらもあるがニトリの方が安いし見やすい。
■両方行った事がないから品質サービス云々わかりません。
【ナシ…39.6%】
■IKEAは見ているだけで楽しい。ご飯は安くてうまい。
■ニトリはお値段未満。
■どちらもmade in Chinaが多いがデザイン的にはIKEAが好きです。
■カインズホーム。
■ニトリもIKEAも安いだけの使い捨てだけどIKEAの方が小物はオシャレ。
■北欧家具のIKEA、ドライブがてら行きます。
■IKEAは県内に来年開店予定。行きたい!
■どちらも行かない。ニトリは品質が悪いです。
■ニトリは北海道で中国人特区作りに精を出してるし中国製ばかりナノデ。
■良質の材木で日本の職人が作った家具が好きなので両方なし。
結果は【アリ派】6割超…とはいえ、寄せられたコメントで最も多かったのは「近所にニトリしかないからアリ」の声。IKEAがいくら世界規模の家具チェーン店であっても、日本国内には現在8店舗…全国に300店を構えるニトリと比較のしようがないのは当然だろう。「IKEAが近所にないので、行った事がない。行ってみたい!」という希望も多く届いていた。
また一方の【ナシ派】の声が一様にIKEAの家具を支持しているかというと、そうでもないようだ。最も多かったのは、なんと"店舗に付属しているレストラン"を支持する意見や「買い物しないで見て回るのが楽しい」という声だった。「食事がうまくて値段も高くないんだ。用なくても食べに行く」「スウェーデンのご飯おいしい」「セルフだしファミレスよりゆっくりできる」などなど…。IKEAへは「家具を購入するために行く」…というよりも「リーズナブルなテーマパークに行く」ような感覚で赴く人が多いようである。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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