「光陰矢の如し」…ある程度の年齢になれば、誰でも実感することわざだ。英語では「Time flies.(時は飛び去る)」「Time and tide wait for no man.(時は人を待たない)」と言うそうなので、おそらく万国共通の感覚なのだろう。 実は、この「時が過ぎるのが早くなったと感じる現象」にも、きちんと名前があるのをご存知だろうか。19世紀、フランスの哲学者ポール・ジャネが発案したとされる"ジャネーの法則"だ。「生涯のうち、ある時期における時間の心理的長さは、年齢に反比例する」…。つまり、60歳の人間にとって"1年の長さ"は人生の60分の1だが、6歳の人間にとっては6分の1。60歳の人間にとっての10年間は6歳の人間にとっての1年間。年を取れば取るほど分母は大きくなり、生涯における「その日、その時の比重」は軽くなる。そう考えると気持ちは焦るが、過ぎ去った日は戻らない…。 あの日の自分に戻れないなら、せめて若者に「自分が果たせず後悔していること」を伝えたい!? NewsCafeのアリナシコーナーでは「若者に伝えたいことはありますか?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。