警察庁の「運転免許統計」を見てみると、平成25年の運転免許保有者は約8186万人。総人口の約64%が運転免許を保持していることになるが、免許証の中ほどに書かれた"12桁の数字"の意味はについては、知らない人も多いのではないだろうか。
免許証には、その人固有の免許証番号が割り振られている。まず、最初の2桁は「初めて免許の交付を受けた、各都道府県の公安委員会」の番号。次いで免許取得年の下2ケタが入り、以下は公安委員会が定めた番号・運転免許申請者に割り振られる通し番号・チェックディジット(特別な意味のない数字)と続く。
そして最後の12桁目だが…ここにはなんと「紛失による再交付の回数」が表示されるのだそうだ。つまり、一度も免許をなくしたことがない人は0、何度も再交付を受けると、ちょっと恥ずかしいことになってしまうと言うわけだ。
さて、運転免許を何度も紛失する人がいれば「過去の免許もすべて大事に保存している!」という人もいるだろう。NewsCafeのアリナシコーナーでは「古い運転免許証をとってある…アリかナシか」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…40.3%】
■パンチで穴を開けたモノを貰ってます。
■なんとなく捨てられない…。
■当然取ってあります(笑)。服装の変化や顔、髪型の変化を実感するため。
■初めての更新した時の、写真が若い!
■一番最初のだけ。
■2回目と、前回のは貰った。初めてのは返してくれなかった(涙)。
■どこかにある。捨ててはないはず。
■更新の度にもらってきて、アルバムにおさめてある。
■全部保管してあります…。
■記念に。
【ナシ…59.7%】
■更新の時に古い方は、回収されちゃうから無い。
■書き換えの時にもらったことない。
■愛媛県です。毎回没収です。コレクションしたかった。残念。
■神奈川だと回収されて処分だ。もう東京に引っ越しするしか…。
■えっ、貰えるって知らなかったよ。
■一度だけ欲しいと言ったら回収しなくてはいけないと言われたから。
■写った自分はあまり好きじゃないから捨てる。ないと困るケド。
■古いのは、穴開けて渡されるが、要らないから捨てる。
■免許に過去は必要ない。必要なのは現在の証明のみ!
■免許証自体、持っていない。
結果は【ナシ派】約6割の多数派…とはいえ、その回答は「回収された」と「返されたが捨てた」に大きく分かれている。「不正を働かない限り、更新時に回収され、手元には残らないはず!」というコメントまであったほどだ。筆者は逆に、この記事依頼を受けて初めて"回収される地域"があることを知った。
両派の意見をすべて確認したところ「持ち帰りますか? って聞かれる」「何も言わず返してくれる」「持ち帰る意思を示さないと返してくれない」「問答無用で回収、持ち帰りたい希望は却下」という4パターンの対応があるようだ。
また「えっ? 回収されますよね…それとも地方や田舎は違うのかな?」という意見がある一方で「都内で更新すると返してもらえる」という声もあったため、都心か否かもあまり関係がないらしい。つまりは地域ごとの裁量次第…というわけだ。
【アリ派】からは「昔のデカイ大きさのはとってある」「昭和最後の免許証を記念にとってあります」「自分のは無いけど、父の形見としてある」「10代から取ってある従兄。パラパラすると瞬間増毛になって愉快!」など、様々な"古い免許の楽しみ方"が寄せられていた。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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