北大路欣也、涙もろくなったワケ | NewsCafe

北大路欣也、涙もろくなったワケ

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来月9日放送回でNHK朝ドラ「マッサン」に出演する俳優、北大路欣也(71)。
意外にも同朝ドラの出演は初めてという。今年は放送中のNHK大河「花燃ゆ」で長州藩藩主・毛利敬親(もうり・たかちか)を、4月スタートのドラマ「三匹のおっさん2」(テレビ東京系)では昨年の前シリーズに続いて主演するほか、CMではソフトバンクモバイルやくら寿司なども好評で老いてますます盛んである。
「あれだけの大物が公衆の面前で涙を流したそうです」と驚いて見せるのはスポーツ紙デスク。
いったい何があった?
「先日、北大路は自身の母校である暁星学園(東京都千代田区)で講演を行ったのです」
暁星といえば、歌舞伎俳優の松本幸四郎(72)や香川照之(49)といった有名芸能人を輩出するほか、サッカーの元日本代表のJリーガー、前田遼一(32)も在学したサッカーの強豪校。同時に毎年東大合格者が2ケタに達し、文武両道で知られる進学校だ。
「北大路は往年の時代劇の大スター、市川右太衛門(1999年没、享年92)の次男として京都で生まれ、同志社香里(こうり)中学1年の時に銀幕デビュー。2年次に上京し、暁星中学に編入、同高校から早稲田大第二文学部(夜間)を卒業しています。母校の創立125周年を記念した講演で、当時の同級生や保護者、現役の生徒ら数百人を前に昔の思い出を話したのです」
それで、涙を流したとは?
「在籍したバスケットボール部で1度だけ途中出場した際に、フリースローを得て1点を入れられた、という思い出を語った時です。芸能活動をしながら学校に通い、友達の協力で勉強や部活動もできた記憶が一気に甦ったのでしょう。その場で絶句し、ハンカチを取り出して涙をぬぐったそうです」
なかなか純粋な人だ。
「同窓生ら"身内"の前での話ということで気分も乗ったのでしょう。最後に生徒の1人が『俳優生活で一番苦しかったことは何か』という質問に答え、1977年公開の映画『八甲田山』の現場を挙げたのです」
1902年に実際にあった旧陸軍の雪中行軍演習で199人が死んだ大事故を描いた名画である。
「公開時に『天は我々を見放した』と北大路が漏らすセリフが大流行しました。あの作品で北大路は主人公の高倉健さん(享年83)に次ぐ準主役の立ち位置でした。そこで、『いろいろなことを教えられた立派な人でした』と健さんへの思いを語るうちにまた絶句したのです。昨年11月に健さんが死去した際にも北大路はコメントはしていますが、公の場で涙を流して思い出を語ったのは異例でしょうね」
2回目の涙となるとちと芝居臭くも感じるが…。
「会場には北大路の夫人も来ており、聴衆に紹介するなどプライベートを明かさない北大路としてはずいぶんサービスをしていたそうです」(先のデスク)
過去に父親を老人ホームに入れた、と兄姉間でトラブルになったなどと報じられた北大路だが、自身も老いの心境を得て涙もろくなったか…。
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