映画を見るなら…「洋画vs.邦画」アナタはどっち? | NewsCafe

映画を見るなら…「洋画vs.邦画」アナタはどっち?

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昨年の映画公開本数は邦画591本、洋画526本(日本映画製作者連盟・日本映画産業統計より)。合わせて1117本は過去最大であり、また年間1000本超えは記録がある1955年以降はじめてのことだそうだ。
一方で映画館入場者数はといえば、1970年後半以降は約1.5億人前後で横ばいの状態。テレビが普及する以前、ピーク時の1958年は約11.3億人だったことを考えると、いわゆる"映画館離れ"は深刻だ。昨今のインターネット普及の影響については、公開本数の増加がようやく客足の減少に歯止めをかけているといったところか。
そんななか、NewsCafeのアリナシコーナーでは「洋画より邦画が好き?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…49%】
■両方良いが、日本が舞台の方がわかりやすい。
■80'、90'は、洋画の方が好きだったが、最近は邦画の方が好き。
■特に、3D&アクションの激しい洋画は、必ずスクリーン酔いするので、大の苦手…。
■最近邦画にはまってる。何も考えたくない時は、三谷幸喜。
■「男はつらいよ」日本人らしくて好きだから。
■洋画は大好きな作品限定なので邦画が良いです。
■多くを語らず魅せる往年の邦画は深く沁みる絶品。
■洋画好きの人が「邦画はチャチ」などと言うのが嫌!
■B級な感じの、素朴で面白味のある邦画に興味を持つ。
■見たいと思えば何でも見るし面白ければ何でもいい。娯楽だもの。

【ナシ…51%】
■劇場で見るならやっぱり洋画! 迫力が違う!!
■やっぱり映画は洋画。お金の掛け方も違うし、スケールも違う。
■作品にもよりますが洋画の方が多いです。
■邦画はダラダラしてて展開が遅くて、私には合わない。
■洋画>邦画、字幕>吹替。
■邦画のほとんどがテレビの延長だから。
■あちらは漫画を実写化しても傑作が出るね。ダークナイトとかさ。
■邦画はキャスト優先の実写化ばかりでツマラナイ。
■キャスティングが良ければ、洋画邦画は問わない。
■見たいのを見るだけでジャンルは、問いません。

両派ともに「どちらも見る」というコメントがありつつ、数字はおおよそ半々に分かれている。【ナシ派】に多かったのは「劇場で見るなら洋画がいい」という声だ。特撮シーンや、カーチェイス、銃撃戦など迫力が求められる内容はやはり洋画、なかでもハリウッド映画が得意とするところ。またヒューマンドラマやサスペンスについても「洋画は細かい設定にリアリティがある」という意見が多い。
邦画は日本人の心情に合ったドラマ作り、キャラクター作りができる一方、製作スタッフやキャスト面からテレビドラマのクオリティーを超えづらいことも事実。それでも、ブロードバンド環境や動画再生機器が普及した現代…「邦画を自宅で気軽に観賞したい」層はむしろ映画が身近になっているはずだ。今後の映画業界の流れに注目していきたい。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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