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顧客情報丸見え?な消費者金融

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個人の収入、貯金額はあまり他人に知られたくない。
そしてもっと知られたくないのは借金である。
「一体何のために、誰に借りたのか?」。この点については極限、隠しておきたいのが一般の人の気持ちではないだろうか。
特に借りた先が消費者金融であれば・・・。

最近、イギリスではそんな債務者のデリケートな気持ちをズッタズタにしているのでは?との疑いをかけられている消費者金融会社が話題になっている。

その会社は2005年に起業家のジェームズ・ベナモール氏によって設立されたアミーゴ・ローンのことだ。
なんとこの会社、

オフィスが外の通りから丸見えなのだ。

通りに面しているガラスには何の細工も施されておらず、オフィス内部が超クリア。
しかも信じられないことに、

従業員使用のパソコン画面が通り側に向いているのだ。

これだけでも相当ヤバイが、事態が深刻になる時間帯は夜。
周りが暗くなるとパソコンの画面の発光がさらに情報を見えやすくする。
「昼クリア、夜はもっとクリア」ということになる。

この異常事態に気づいたのはやはり通りを歩く通行人だ。

「あれ、パソコンがこんな向きなのは変だし、なにより顧客の名前とか住所が見えてるじゃん」

と次第に噂になり、とうとうアミーゴ・ローン社は大批判にさらされるようになった。


企業が取り扱う個人情報は最大限保護されなければならない。金融関連なら尚更だろう。しかしこの会社はこんな調子で「全開」にしてしまっているのだ。

アミーゴ・ローン社の債務者からすれば気が気ではない。「自分の負債額、連帯保証人なんかの情報が人に見られたらどうする?」と顧客からクレームが出ているという。当然だろう。

「これは個人情報保護法に違反しているのでは?」との批判を受け、アミーゴ・ローン社は

「ウチはオープンな会社、というのがモットーなんです。だからウチの社員がどういう働き方をしているかも皆さんにわかるようにしたい。で、ウィンドウのことですが、今スモークをかけているところなんですよ。今までも肉眼では見えないようになってたんですよ。監視もしていますしね」

と説明。
まあ、これだと「批判されて仕方なくスモークをかけました」感たっぷりだが、アミーゴ・ローン社の今後の法令遵守に期待するしかないだろう。

この会社の「全開オフィス」画像をご覧になりたい方は下記のURLにアクセスすると詳しい状況をおわかりいただける。

それにしても借金の存在は人を様々な面で萎縮させる。
「バレたくない」「今月のカードの請求書が怖い」「取立てくるかも・・・」など、人に与えるストレスは半端ない。

お金がないのもストレスになるが、ないよりも借金をする方がよりストレスになる。
やはり、借りても大丈夫なのは借金を負った後のストレスを克服して返済できる能力と気概がある人だけだ。


【執筆者:猫紫】
参照:Daily Mail
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2511278/High-loan-firm-openly-displays-sensitive-customer-data-passers-huge-office-windows.html
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