2003年末から集英社「週刊少年ジャンプ」誌上に掲載された大人気漫画「DEATH NOTE」。名前を書いた人間を死なせることができる死神のノート「デスノート」をめぐり、激しい頭脳戦を繰り広げる主人公と名探偵…。少年漫画誌においては非常に過激な内容ながら、スリリングな展開で多くの人を惹きつけ、アニメはもちろん実写映画や小説、ゲーム、トレーディングカードなど幅広くメディア展開された。
その「DEATH NOTE」大ヒット直後に開設されたのが、タレント・東原亜希のブログ…通称"デスブログ"である。そこに名前を書かれた人物や企業などはかなりの確率で不幸に見舞われると噂され、ネット上には数多くの"デスブログ現象まとめサイト"まである。
噂のブログについて、NewsCafeでは「東原亜希のデスブログ、信じる?」というアンケートが実施されたようだ。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…595件
【信じている(37.5%)】
■あまりにも被害者が多すぎる。[男性/20代/フリーター]
■怖い! ブログやめたらいいのに…彼女に嫌われたらブログに書かれて終わりだね。[女性/30代/主婦]
■信じてはいなかったけどやっくんの時はビビった。[女性/40代/専門職]
■ただならぬ負のオーラがある? って、そんな事より、ペニオクについて何か言えば?[女性/40代/会社員]
■自分でも気づいてない、予言的な物があるのだろう。[男性/40代/会社員]
■受け取る側に、多少の悪意は感じられるけど、こじつけにせよ偶然もこれだけ重なると、何かあると思ってしまいます。[男性/40代/会社員]
【ただの偶然だと思う(39.7%)】
■間が悪い人なのでは? デスブログと言われるのは気の毒。[女性/10代/その他]
■そう思うから「あの時ブログを見たからだ」となる。気持ちの問題だし、事故やケガは自己責任。人のせいにするな。[女性/30代/主婦]
■偶然だと思いたいし半信半疑。やっくんのことは何で? と少し驚きました。[女性/40代/主婦]
■全部が全部当たってる訳じゃないだろうし、たくさんある内のごく一部だと思う。[女性/30代/その他]
■彼女に失礼ですよね。かわいそう。[女性/40代/主婦]
■偶然だと思いたい。[男性/40代/会社員]
【信じていない(14.1%)】
■語呂合わせ。デスブログとか言ってる連中や話題にする連中は名誉毀損だとかで訴えされても不思議ではない。 [女性/30代/会社員]
■起こった出来事に対して、後からこじつけてるだけ。そういえばあれもこれもと…。後からなら何とでも言える。[女性/20代/会社員]
■信じてないけど、中韓について書いて欲しい(笑)。[男性/30代/会社員]
■くだらない。[男性/50代/会社員]
結果は「信じている」と答えた人が約4割、「偶然だと思う」と答えた人もほぼ4割。後者には「偶然だと思いたい!」というコメントも多かったので、半数近くの人に"恐れられている"と言っていいだろう。「まったく信じない」と答えた人は2割弱にとどまっている。
原稿依頼を受け、筆者も東原のブログや"デスブログまとめサイト"を改めて閲覧してみた。確かに、どうにもこじつけくさい案件を除いたとしても"偶然"で片付けるには数が多かった。
しかし「前後即因果の誤謬」という言葉もある。シンプルに言えば「ある出来事が起こったとき、直前に起きた出来事を原因だと判断する誤解」だ。人間は好ましくない出来事が起きたとき、理由や原因を求めたがるもの。もちろん東原が悪意を持ってブログに個人名を書くなどはあるはずもなく、気の毒なところもある。しかし彼女の知名度をブログが後押ししていることも、また事実だ。
そう、ただただ「偶然が起こりやすい」…のだろう。
[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
page top
