恋愛でストレスを溜めない簡単なコツ | NewsCafe

恋愛でストレスを溜めない簡単なコツ

恋愛 ニュース
先日、ダイバーシティ・コミュニケーションの講習会に足を運びました。

ダイバーシティ(Diversity)とは「多様性」と訳される考え方。さまざまな性別・人種・宗教・立場・個性を持った人たちを、一つの型に押し込めるのではなく、そのまま活かして能力を発揮させたほうが、いろいろな局面に強い組織になるという、グローバル時代のマネジメント手法です。

その日の講習は、具体的には「男性」と「女性」の違いにフォーカスを当てて、いわゆる「女性脳」「男性脳」の差、両者がうまくやるにはどのように振る舞えばいいかについて学びました。

その中で、ある参加者が「『多様性』ってことでかたづければ、いろいろなことに腹が立たなくなる」と感想を述べていて、恋愛においてもその通りだなぁ、と感心しました。

恋愛は「性別の違う」「他人」が「これといった目的なしに」心を通わせる、極めて高度なコミュニケーションだと、私は考えています。「同性」の「顔見知り」が「同じ目的」に向けて行うこと(たとえば仕事やスポーツ)などよりも複雑で難しいことが多いのです。

大事にしていること、好きな食べ物、デートのマナー、メールの頻度・・・。交際する男女の間ではいろいろなことが「違う」はず。むしろ「同じ」ことはほとんどないと言えるでしょう。

そんな時に、「もう、なんでこんなことするの?」とイライラしたり、「これは私に合わせてもらわないと」と腕まくりするのは、なるべくよしましょう。

相手を変えようとするのではなく、そのままを受け入れる。それこそが、個性を活かすダイバーシティ的恋愛術です。要は「相手を変えるなんて無理だから、そのままを認めるしかない」ということ。

つい「なんでそうなの?」「ちゃんとやってよ!」とムッとしてしまうことも多いはず。そんなときにはぜひ、この「多様性」ということばを思い出してみてください。

「『多様性』ってことでかたづければ、いろいろなことに腹が立たなくなる」というのは、無茶に見えて、意外と人間関係の真実をついている(=恋愛において大事なこと)のです。

[ライター五百田達成(いおた たつなり)/作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション心理」「恋愛・結婚・仕事」を主なテーマに執筆・講演を行う。 "日本一女心のわかる男"として、メディア出演多数。東京・恵比寿にて女性のための人生相談ルーム「恋と仕事のキャリアカフェ」を主宰。米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。著書に13万部を突破した「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」(クロスメディア・パブリッシング)などがある。(http://ameblo.jp/iota-s/)。また、恋愛・結婚・人間関係に役立つメールマガジンを創刊!購読はこちらから!!(http://www.mag2.com/m/0001609851.html)]
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