「マシュマロ・チャレンジ」に学ぶ恋愛の鉄則 | NewsCafe

「マシュマロ・チャレンジ」に学ぶ恋愛の鉄則

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先週のコラム「『試す人』になろう!」に引き続き、恋愛には、試行錯誤試が大事というお話をしたいと思います。

先日、ある勉強会にて「マシュマロ・チャレンジ」というワークに挑戦してきました。これはチームワークを学ぶための研修でルールはいたって簡単。

4人で1チームになり「スパゲティ乾麺:20本、テープ:90cm、ヒモ:90cm、マシュマロ:1個」を材料にして「なるべく高い塔を建てよ」というもの。条件は「いちばん上にマシュマロを乗せること」です。与えられた時間は18分。

どうです?簡単そうでしょう??おとなも子どもも無理なく行えるとてもシンプルなワークなのですが、やってみるとこれがなかなか難しいのです。

仕事の要領で、まずはメンバーで条件を整理して話し合い、簡単な設計図を描いて方針を決め、おぼつかない手つきでなんとか塔を作ります。そして時間ぎりぎり最後になって、頂上にマシュマロを置くと、残念、たいていの塔はマシュマロの重みで倒れてしまう、というわけです。僕たちのグループもそうでした。

世界中で行われているこのワーク、実は幼稚園児のほうが社会人よりもいい成績をおさめるそうです。なぜでしょう?その理由は園児たちがとにかくマシュマロを使って「試す」から。

キレイにまとまった設計図や、上手な役割分担なんてお構いなしに、園児たちはマシュマロにスパゲティを突き刺しては立て、突き刺しては立て、します。

うまくいかなかったらスパゲッティを補強し、やり方を変え、とにかくマシュマロありきでどんどん試作品を作ってはブラッシュアップ。その結果、オトナたちが知恵を寄せ合ったものよりも、よほどしっかりとした、そして美しい塔を作るのだとか。

いかがでしょう?恋愛でも同じことが言えないでしょうか?

頭がよくしっかりしたオトナほど、試行錯誤を嫌がります。いちいちトライするのは、確かにスマートではないし傷つくことも多いでしょう。ところが、テクニックを身につけ、情報を集め、効率的に恋愛をしようとしてもほとんどの場合うまくいきません。どんなに完璧な計画を立てても、男性を前にすると一瞬でパーになる、なんてことはいくらでもあるのです。

まずは実践。まずは試作品。そのうえでよりよいものを作り上げていく。

恋愛に煮詰まってしまったオトナのみなさんは、ぜひ幼稚園のころの気持ちに戻って、遊び感覚で恋愛に取り組んでみてください。そうすれば、きっといいことがあるはずです。

[ライター五百田達成(いおた たつなり)/作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション心理」「恋愛・結婚・仕事」を主なテーマに執筆・講演を行う。 "日本一女心のわかる男"として、メディア出演多数。東京・恵比寿にて女性のための人生相談ルーム「恋と仕事のキャリアカフェ」を主宰。米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。著書に13万部を突破した「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」(クロスメディア・パブリッシング)などがある。(http://ameblo.jp/iota-s/)。また、恋愛・結婚・人間関係に役立つメールマガジンを創刊!購読はこちらから!!(http://www.mag2.com/m/0001609851.html)]
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