先月、話題のダイエット法にまつわる騒動が起こった。オペラ歌手・森公美子が、俳優・美木良介の提唱する「ロングブレス・ダイエット」を体験し、ダイエットに成功。しかしその後ブログで「呼吸で痩せたらノーベル賞だよね」などと発言し問題化…という流れだ。各方面で批判はあったが「当然のことだ」と森の意見に賛同を寄せる著名人も少なくない。確かに呼吸はダイエットの鍵になるのかもしれないが、節制や運動を平行しなければ意味がないという主張である。
過去、様々なダイエット法が流行したが「その方法だけですぐに痩せられる」ことはない。もしそんな方法があれば"新しいダイエット法"の流行廃りもないはずだ。それでも「この方法なら楽に痩せられるかも」という淡い期待が、いわゆる"ダイエット産業"を存続させている。
そこでNewsCafeでは"有効なダイエット法"ではなく「ダイエットに有効な運動は?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…960件
【1位】歩く(44.0%)
■ランニングほど膝を傷めないし、何も道具が必要ないし、時間帯も関係ないし。[男性/30代/会社員]
■自分がこの方法で、無理なく3年間で20キロ痩せたから。[女性/20代/会社員]
■ちょっと体重が気になるなら歩く。でもその前に軽く食事を控えるかな。どっちも無料だから。[女性/40代/会社員]
【2位】水泳(27.6%)
■これにまさる方法はないだろう。運動量の多さに加え、足腰に負担がない。[男性/50代/専門職]
■関節を傷めず心肺機能も高めダイエット以外の効果も大きい。筋力もつくので脂肪を燃焼しやすくする。[男性/40代/会社員]
■全身の筋肉使うから。…私は泳げませんけど![女性/30代/フリーター]
【3位】ランニング(12.4%)
■足から伝わる振動で柔らかい脂肪を揺らし、燃やす効果は重要![男性/10代/会社員]
■走るのが一番早く痩せたから。[女性/20代/会社員]
■気持ち良い汗を流して、カロリーも消費![男性/40代/その他]
【4位】サイクリング(2.8%)
■ランニングは理想だがテブは走れない。自転車なら可能。[男性/30代/会社員]
■通勤を自転車にすればできるから。[女性/20代/会社員]
■普段の移動にも良いし歩くより楽だから行動範囲が広がる、普段通らない道とか行ってたら新しい発見があるかも? スイスイ行けるので信号が少ないとこなら気づいたら五キロ十キロ走ってたりします。[男性/20代/その他]
【4位】縄跳び(2.8%)
■有酸素運動は必要だよね。[女性/30代/その他]
■いつでもできてカロリー消費もバッチリだと聞いたことありますよ![女性/50代/会社員]
■手軽にできる。[女性/40代/会社員]
そして6位は【トレッキング(0.5%)】という結果に。
4割超の票を集めての1位は「歩く」。何しろ手軽で、いつでも始められることが最大の魅力だという声が多数寄せられた。ウェアや道具の準備をする手間もなく、お金もかからない。"継続"が重要になるダイエットにおいては大きな利点だろう。2位の「水泳」は、その運動量よりも"関節への負担の少なさ"をメリットとしてあげるコメントが多かった。幅広い世代に受け入れられる運動だ。
その他では「昨日『世界一受けたい授業』でやってたスローランニング」「ピラティス。自宅でひとりで、しかも静かで深夜でもできる」「ビリーのキャンプに入隊すること」「ボウリング(笑)。意外と二の腕にふくらはぎ使っているよ(笑)」「ストレッチ1ヶ月でお腹まわり変わります」など、様々な運動があげられた。
飽食時代に生きる人々の共通課題、ダイエット。つい「食べなければ太らない」という論法で過度に食事を抑えてしまいがちだが、しっかり食べてきっちり運動して痩せるのがベストだということは、もう誰もがわかっていることだろう。
[文・能井丸鴻]
[写・Sir Mervs]
《Newscafeアンケート》
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