今夏から解禁予定の"ネット選挙運動"…国民の意見は? | NewsCafe

今夏から解禁予定の"ネット選挙運動"…国民の意見は?

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今年4月、インターネットを利用した選挙運動を解禁する改正公職選挙法が可決。今夏の参議院議員選挙から実行されることになった。従来の公職選挙法では、選挙期間中に候補者がweb、メール、Twitter、Facebookなどを通じて有権者にアピールする選挙活動は一切禁止、更新もできない仕組みだった。それが今回の選挙法可決で有効になるわけだ。これまでの選挙活動といえば、相変わらずの"街頭演説"や"チラシ"、それに"電話"…これだけネットが浸透している現在、実効性は減少したと言っていいだろう。
しかし、なにぶん初めての試みであるため、選挙関係者も有権者も明確な見通しが立たない…というのが実情だろう。こういったソーシャルメディアにはメリットも多いが、デメリットもある。ネット上で生まれる誹謗中傷やスキャンダル、デマなどで、候補者が不利益を被る不安は否めない。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「ネット選挙解禁…どう思う?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…54%】
■ゆくゆくはアリ…まずはセキュリティしっかりしてから。
■そして選挙カーを廃止して下さい。名前を連呼するだけでガスの無駄。
■今回はネット選挙活動ですね。ネット投票は駄目です。
■デメリットもあるだろうが、試験導入でどんなものかやればいい。
■選挙活動の解禁だよね。投票が解禁になってくれると嬉しい。
■ネットもひとつの選択肢。すべてではない。そこを外さぬよう。
■誰が議員になろうが同じだから好きにすればいいよ。
■投票はともかく、候補者個人の政策、信条は知りたい。
■早くして! 待ってんのよ!
■不正さえなければ、良いのだが

【ナシ…46%】
■将来的にはアリだが、法整備も儘ならない今は時期尚早。
■何でもネット化はよくない。
■生の演説を聞かない人は、ネット上の魂のない文字の羅列に騙される。
■機械に人間が追いついてないよ。使いこなせる人間はまだ少ない。
■不安と危険しか感じない。
■PC持ってないから関係ない。
■ネガキャンとなりすましが懸念される。
■選挙運動のみとはいえ、公平性に多大なる疑問が。やる意味ある?
■ネットで投票できる訳じゃあないしねー。
■中傷合戦に歯止めがかけられないと思う。

結果は【アリ派】やや多数ながら、およそ半々といったところ。両派共通しての最多意見は「いずれはアリだとしても今がその時かどうかはわからない」というものだった。また、アリナシの設問が「ネット選挙解禁について」だったため「ネットで選挙活動はアリ、投票はナシ」というコメントと「投票もできるようにしてほしい」というコメントが両派ともに混在。賛否が別れてはいるが、まずはネット選挙運動の様子を見よう…という雰囲気だろうか。
また【アリ派】には、ネット選挙運動の是非というより「選挙カーが迷惑だからアリ」「電話がかかってくるのがイヤだからアリ」など、既存の選挙運動が控えめになってくれれば…という希望からの投票も少なくなかった。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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