「女性が加害者で、男性が被害者」の場合も | NewsCafe

「女性が加害者で、男性が被害者」の場合も

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大阪市長の橋下徹氏が「従軍慰安婦」について、「必要だった」と発言したり、アメリカ軍に日本の性産業を活用してほしいと進言していたことが話題になっています。この発言に、政治家らがすぐさま反応しました。この問題は、長年にわたり、与野党の立場を超えて、歴史認識認識や人権感覚を揺さぶる問題になっています。

橋下発言へのリアクションはさまざまです。政治家としては、「従軍慰安婦」の存在の是非や歴史認識、人権感覚の問題に発展しました。また、ツイッターなどで、いわゆる文化人らが合法化を含む性産業のあり方、セックスワーカーの様々な見方まで言及がしています。

こうした論点の一つひとつについて言いたいことが山ほどあります。しかし、今回のコラムでは、一点にしぼってみたいと思っています。それは、「男性が加害者であり、女性が被害者だ」とする前提のことです。私はこうした見方に違和感を抱くのです。

知人と話すときもそうですが、女性が加害者で男性が被害者という構図の、虐待やDVが話題になることがあります。私もそうした問題に関心を持つ前は、「女性よりも圧倒的に体力がある男性が逃げない・拒否しないのは、それを受け入れているからだ」、あるいは「本当はむしろ望んでいたりする」と思っていたのです。

ただ、当事者を取材をしたり、またよく聞いてみると、身近にもいることがわかってきました。もちろん、数としては圧倒的に「男性が加害者・女性が被害者」なのでしょう。しかし、圧倒的大多数だからとって、それがすべてではないことがわかってきました。

橋下発言とはだいぶズレてしまいまいました。しかし、恋人関係などの中には、性的被害を含み、「女性が加害者で、男性が被害者」になることもありうるということを知っていてほしい。そう思うのです。

[ライター 渋井哲也/生きづらさを抱える若者、ネットコミュニケーション、自殺問題などを取材 有料メルマガ「悩み、もがき。それでも...」(http://magazine.livedoor.com/magazine/21)を配信中]
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