過去、何度も巻き起こった"お笑いブーム"に基づき、芸人のブレイク時期によって「お笑い第○世代」と区切られることがある。時期の定義には諸説あるが、2000年代初頭から現在までに世に出た芸人を「お笑い第五世代」と呼ぶようだ。さかのぼると、1990年代後期の人気番組から輩出された芸人は「お笑い第四世代」。1980年代後期から台頭したダウンタウン・とんねるず・ウッチャンナンチャンらが「お笑い第三世代」…。その上の世代ともなれば、もう芸能界でも"重鎮""大御所"だ。
コント、演芸、ものまね、ドッキリなどを含む「お笑い番組」制作に費やされる時間や体力を思うと、続けるのが難しいことは想像に難くない。それでも「いつまでも続けてほしかった!」という思い出のお笑い番組が、誰にもひとつはあるのではないだろうか。
そこでNewsCafeでは「好きだったお笑い番組は?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…1955件
【1位】8時だョ! 全員集合(30.7%)
■ごっつや夢逢いも捨てがたいけど、やっぱり全員集合ですね。「志村~うしろ~!」って言ってました(笑)。あれを毎週生でやっていた、ってすごいですよ。[女性/40代/主婦]
■子供の頃に夢中になって見ていました。毎週あのセットはすごかったですね。また火事や停電などのハプニングも思い出深いです。[男性/40代/会社員]
■これくらいしか見てない。停電した回ははっきり覚えてるよ。今でも再放送して欲しい番組だね。[女性/30代/フリーター]
【2位】オレたちひょうきん族(14.9%)
■いまや大御所となっているお笑い芸人たちの、若かりし頃のパワ-が弾けていました。[男性/40代/会社員]
■タケちゃんマン・あみだババア・ホタテマンは最高だった。ホタテマンよ永遠に(涙)![男性/30代/会社員]
■この頃のフジは飛ぶ鳥を落とす勢いがあった…。[男性/40代/会社員]
【3位】夢で逢えたら(13.0%)
■30分番組なのにコント、音楽、ホームドラマ、トークと充実してた。ダウンタウンとウッチャンナンチャンの組み合わせ最高![女性/30代/その他]
■みどりサンが今でも夢に出てくる(笑)。[女性/40代/自営業]
■青春でした。[女性/30代/会社員]
【4位】ダウンタウンのごっつええ感じ(11.6%)
■あえて選べば、です。「ひょうきん族」と「ごっつ」には救われました。あと竹中直人の「東京イエローページ」も好きだった。[男性/40代/専門職]
■コントが面白かった。YOUや篠原涼子の鼻フック、今では考えられない(笑)。[女性/30代/会社員]■私と同世代のお笑い芸人は絶対全員見てると思う。親いわく、私はこれを見て、我が子ながら引くほど笑っていたそうです(笑)。キャシー、ベーター、兄貴、ゴレンジャイ…懐かしい。[女性/30代/その他]
【5位】笑う犬(7.8%)
■とにかくキャラクターが濃かった。今見てもきっと笑えると思います。[女性/10代/主婦]
■はっぱ隊好きだったなぁ。小須田部長やセンターマン、大嵐浩太郎、テリーとドリーとかも。[男性/20代/学生]
■小須田部長とミル姉さん大好きだった!![女性/30代/主婦]
そして6位以下は【ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!(4.0%)】【爆笑レッドシアター(3.2%)】【とんねるずの生でダラダラいかせて!!(2.2%)】【はねるのトびら(1.3%)】という結果に。
3割超の票を獲得しての1位は「8時だョ! 全員集合」(TBS系)。1969年から1985まで、16年もの長きにわたって放映された国民的人気バラエティーは「とにかく素直に笑って見られた」という声のほか、生放送の継続や舞台装置を評価する意見も多かった。2位には、1981年スタートの「オレたちひょうきん族」(CX系)がランクイン。開始当時の裏番組には「全員集合」が放映されていたため、初回視聴率は9.5%。しかしそこから人気を伸ばし、1980年代バラエティー番組の代表格となった。そして3位は最高視聴率20.4%と、深夜帯では異例の高視聴率を誇る「夢で逢えたら」(CX系)。
その他にも「ゲバゲバ90分…て古すぎるか」「内村プロデュースは面白かった。毎回録画して欠かさず見てました」「大正テレビ寄席」「ボキャブラ天国。大人コーナー(お色気ネタ)があったり、爆笑問題がブレイクしたりで楽しかった」「風雲たけし城!」など、数々の名番組のタイトルが挙げられた。
仕事で疲れたとき、学校で嫌なことがあったとき…何も考えず、ただ笑って見られるテレビ番組に癒されていたという人は多いことだろう。
[文・能井丸鴻]
[写・roparedes]
《Newscafeアンケート》
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