日本レコード協会の発表によると、2012年のCD・DVDなどパッケージ音楽ソフトの生産額は3108億円で、2011年に比べ10%増加。この久々の好調の波を支えたのは"ベストアルバム"である。
ここ数年、握手券などの特典が付いたアイドル作品の人気でシングル市場が好調な一方、アルバムは低迷していた。しかし2012年は山下達郎や松任谷由実、桑田佳祐ら大物ミュージシャンのベストアルバム発売が相次ぎ、軒並みのヒットとなったのは記憶に新しい。
2013年もこの流れを保とうと、業界各社がベテラン勢のベスト盤制作に乗り出しているという噂もある。そこでNewsCafeでは、ベストアルバムを期待したい大御所アーティストのひとりとして「小田和正の楽曲、なかでも好きなのは?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…826件
【1位】ラブ・ストーリーは突然に(29.4%)
■名曲ですね。私のお母さんも大好きな曲ですね。[女性/30代/会社員]
■曲始まりのギター音が好きです。何回も聞いてしまいます。あとはCM曲の「言葉にできない」かなぁ。[男性/50代/その他]
■中1で、当時の彼と聴いてました。ドラマも観て、次の日に感想話したり…ピュアでした(笑)。[女性/30代/主婦]
【2位】たしかなこと(12.8%)
■オフコース時代から、かなりのファンです。どの歌も大好きですが「たしかなこと」には励まされました。[女性/50代/その他]
■これかな? 保険会社のCMで流れてたやつ。[男性/30代/会社員]
■結婚式でPVに使わせて頂きました![女性/30代/主婦]
【3位】キラキラ(11.7%)
■この中では一番好きな歌。[女性/40代/会社員]
■「恋ノチカラ」が大好きだったし、ドラマの内容にピッタリの、とてもときめく曲だから。恋してる時の気持ちを思い出す。[女性/30代/会社員]
■元気出ました![女性/40代/専門職]
【4位】こころ(3.4%)
■歌詞も曲も穏やかで好きです! 「たしかなこと」もいいですね![女性/40代/専門職]
【5位】僕の贈りもの(3.2%)
■小田さんの原点の曲ですので。[女性/40代/会社員]
■オフコース時代の曲が好き。特に僕の贈り物が大好きです。選ぶ中にあって感激しています。[女性/50代/主婦]
そして6位以下は【緑の日々(2.6%)】【いつか どこかで(2.3%)】【伝えたいことがあるんだ(3.1%)】【ダイジョウブ(1.0%)】という結果に。
約3割の票を集めてのトップは、1991年の大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」主題歌として起用された「ラブ・ストーリーは突然に」。ギターのカッティングで始まる印象的なイントロが忘れられない、というコメントが多数寄せられた。ドラマ終盤では、登場人物の心境が大きく変わるシーンや山場などで挿入されることも多かったため、いっそう強烈な記憶があるという人も少なくないようだ。
2位には明治安田生命のCM曲としてもおなじみの2005年のシングル「たしかなこと」、そして3位には、こちらもテレビドラマ「恋ノチカラ」主題歌となった「キラキラ」がランクインした。
その他ではオフコース名義の楽曲を推す声も多く寄せられた。そのなかでも一番多かったのは「言葉にできない」という意見。「たしかなこと」と同じく、明治生命(1999年当時)のCM曲として起用され、小田自身がセルフカバーしている。
透明感のある独特の歌声と、メロディーメーカーの名にしおう名曲の数々。「やばいくらいどれも好き。ずっとファンなので選ぶのは難しい」という人も多かった。
[文・能井丸鴻]
[写・dyanna]
《Newscafeアンケート》
page top