"甲斐性"とは「物事をやり遂げようとする根性や頼もしい気性」の意味だが、日常でこの言葉を使う場合「経済的な生活能力」を指している場合が多い。前者と後者は必ずしも両立しないはずだが、なぜ後者の意味合いが強く感じられるのか…それは「浮気は男の甲斐性」というフレーズの印象がそうさせているのではないだろうか。複数の女性と関係を持つには財力が必要、そのイメージが"甲斐性"の意味を方向づけたと言っても過言ではないほどインパクトが強い。あまりに男性に都合がいい言葉である。
とはいえ、この言葉を口にするような男性に"甲斐性"がありそうには思えない。むしろ女性のほうが狡猾に浮気をしているケースもあるだろう。開き直る必要もないほど密やかに…。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「女も浮気する生き物だと思う?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…86.4%】
■男だろうと女だろうと人によるでしょ、それは。
■女は絶対浮気しないと考えている人いるの?
■実際に浮気してる女性は多いと思う。
■男よりバレないだけ。女は嘘が上手。見抜くのも巧い。
■浮気が本気になりやすい。
■男ばかり悪者にするなー!
■だから世の男性「男のは生理現象、でも女はイカン」の考え改めろ。
■女の性欲は灰になるまでっていうじゃない? ニヤリ。
■女がいちばん怖い。
【ナシ…13.6%】
■男も女も関係ない。する人はする。
■と言うか男も浮気すんなと思う。
■アリが多くてビックリ…。皆サン心満たされてないんだね…。
■寂しくても体の浮気は一回もした事がありません。だからナシです。
■母である女性はしてはならぬ。母に女を見た子は孤独だ。
■女は本気です。浮気するなら、今が本気でない!
■浮気する生き物は女だけだ(怒)。
■中にはする人もいるけど、明らかに男性よりは少ない。性差がある。
■人間は人によって浮気する生き物だ。
【アリ派】が8割超と圧倒的な結果ではあるが、コメントはご覧のとおり。両派共通して「男女問わず、浮気する人は何度でもするし、しない人は一度もしない」という意見が最も多かった。前述の「浮気は男の…」なんて言い回しは関係なく、性別も関係なく、ただただ"浮気性"という病気なのであるというコメントも寄せられた。
とはいえ投稿された意見からは、男性には男性の、女性には女性の言い分が感じられた。"世の浮気について思うこと"には性別の差があると言っていいだろう。しかし「浮気をされたときの気持ち」については、間違いなく男女とも同じはずだ。"浮気性"の病に効く薬は「自分が浮気される場面を想像してみること」、これに尽きるのではないだろうか。
[文・能井丸鴻]
[写・Jin T]
《NewsCafeアリナシ》
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