"十二支"に…「猫」がいないってなんだか不思議? | NewsCafe

"十二支"に…「猫」がいないってなんだか不思議?

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毎年、年賀状を書く時期になると干支(えと)のことを思い出しますね。2013年は巳年…動物にあてはめると蛇になります。干支は中国の殷時代にはすでに存在し、主に日時を表す記号として用いられていたのだそうです。
しかし、中国でも日本でも"執念深い"動物として例えられることの多い蛇。あまり良いイメージがないと思われがちですが、この場合は"執念深い"を"恩を忘れない"と同義で捉え、縁起の良い動物として受け止めています。中国の隋王が傷ついた蛇を救うと、夢枕に蛇が現れて財宝を捧げていったなど、蛇にまつわる報恩のお話は多数伝わっているようです。また蛇は成長過程で脱皮をするため、これを復活と再生の象徴とする考え方も多く、神の使いとされたりもします。日本では弁財天が蛇の形をした神として水辺に祀られますね。
とはいえ、十二支と十二獣がいつから結びつけられたのは不明とされています。その"十二種類の動物の選択"に疑問を抱いているという人もいるのではないでしょうか。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「十二支に猫がないのは不思議?」という調査を実施しました。結果とともにさまざまな意見をご紹介します。

【アリ…37%】
■ネコはネズミに騙され12匹の宴は仲間外れ。で、ネコはネズミを襲うと聞いた。
■いわれは知ってても猫好きとしては納得できない(笑)。
■猫が大好きだから、猫年があったら猫年に生まれたかった。
■架空の辰とかより猫が良い。
■不思議って言うか猫年欲しいです。
■「招き猫」とか、商売繁盛のシンボルだし、福を呼びそうなのに…。
■「寅」は「猫」にすれば良かったのに。
■海外では猫年がある国も有る。文化や宗教による。
■88星座にもなぜかない(山猫座はあるのに)!
■猫飼いだから、つい考えちゃう(笑)。

【ナシ…63%】
■騙されちゃったからね、ねずみに。
■子どもの頃「日本昔ばなし」を見て納得したから。
■猫科である寅が在るのでは。
■ネコ好きだが、入ってない理由知ってるから不思議には思わんです。
■猫がいないのが不思議よりも、現存しない龍がいるほうが不思議。
■そんなこと考えたことなかった。
■猫はいらない。
■言われて初めて気付いた。
■なんか色々な説があっておもしろいからないままで。
■猫の、あのアウトローさが、いいの!

結果は【ナシ派】優勢とはいえ、4割弱の人が「猫年もあったっていいのに」と考えていることがわかりました。架空の生き物である龍よりは、12種類の中に入りそう…という意見が多く寄せらています。また「外国では猫が入っているところもある」というコメントにもあるように、例えばベトナムやロシアでは「卯年」に猫を当てはめているのだそうです。
また両派から共通して寄せられたのは「ネズミに騙されたから仕方ない、という民話を知っている」という声。これは「元日の挨拶に来た順に12番目まで、一年間、動物の大将にする」と神様に言われたものの、約束の日を忘れてしまった猫が、ネズミに騙され一日遅れの日を教えられるという昔話ですね。
なんとも微笑ましい民話なのですが、それが元で猫はネズミを追いかけるようになったと言われていますから…ネズミにとってはかなり体を張った嘘だったことになりますよ!

[文・能井丸鴻]
[写・netzanette]
《NewsCafeアリナシ》
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