どれだけ細かく分ければいいの!? 「ゴミの分別が苦手」 | NewsCafe

どれだけ細かく分ければいいの!? 「ゴミの分別が苦手」

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環境省調査「日本の廃棄物処理」(平成22年度版)によると、ゴミ分別種類数の最多帯は11~15種類で、対応市町村数は668にも及ぶ。さらに、分別種類が最も多い地区に至っては、実に26種類以上への分別を住民に課しているという。地域によっては2~3種分別という場合もあるだけに、その差はどこからきているのか疑問を感じる人も多いだろう。
環境対策への予算、ゴミ処分場不足など様々な理由が考えられる。しかし、あまりに細かい分別を強いるのは環境改善意識に逆効果ではないのか。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「ゴミの分別が苦手?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…48%】
■化粧品類の瓶カン分別苦手。残ってたりしてきれいに洗うのも大変。
■分別してるつもりだけど、間違ってるかもしれない。
■材質が全く異なるもので作ってあるものが困る。
■たまに何ゴミに分類されるかわからないゴミがある。
■プラと普通ゴミ一緒に燃やしてるの見て分別やめた。
■苦手というか分別が細かい地域なので苦痛です。
■分別してなんの役に立っているのか、実感がない。
■かなり苦痛。5人家族のゴミ、イライラする。
■苦手と言うか、引っ越す度に自治体で違うから覚えるの面倒くさい。
■真面目な人ほど細かい部分で悩むのでは?

【ナシ…52%】
■捨てる時はじめから分別して捨てれば大変でないし苦にならない。
■神経質にならず適当にしてますよ。分け出したらキリがない!
■今の行政はゴミ分別に厳しく、間違えると持っていかないから…。
■最初は面倒くさかったけど、もう慣れました。
■地域によって厳しいとこあるからね。
■ある意味、趣味になりつつある。ヤバイ?
■苦手ではないけど、面倒くさいよね。プラと燃えるゴミの行き場は同じなのにさ。
■横浜は厳しい。家中ゴミ箱だらけ(6個)。でも慣れた。
■うちの地方は8種類に分別。ゴミ収集日で曜日がわかる。
■4種類しかないから。種類多い地域と引越し多い人は大変だよね。

結果は【アリ派】と【ナシ派】がほぼ同数。やや【ナシ派】多数ながら「慣れた」「地域によってはキツイ」の声も多い。「地域住民として自治体のルールは守る」…それは大前提としても、あまりに苦痛であるという人が約半数を占める現状が明らかになった。
また「職場と自宅でルールが違うのも混乱の原因」という意見が多く寄せられた。極端な言い方をすれば「勤め先での分類は"燃える"か"燃えない"の2択だが、自宅では26種類に分別するよう定められている」ケースもあり得るということだ。
さらに気になったのは【アリ派】【ナシ派】に共通して「大まかには分けるけど、燃やす場所は同じだから諦めて適当に」というコメントがあったこと。自治体の処分場整備が追い付かないのかもしれないが、分別を課すのなら説得力のある根拠が欲しいのは全住民の願いだろう。

[文・野村裕子]
《NewsCafeアリナシ》
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