新駅は一体どんな名前に?…山手線の駅名の由来 | NewsCafe

新駅は一体どんな名前に?…山手線の駅名の由来

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先日、JR東日本が山手線の品川―田町駅間(東京都港区)に新駅を建設することを発表。これは1971年に完成した西日暮里駅以来、じつに実に40年ぶりの新駅となる。
JR山手線は、東京都港区の品川駅を起点に渋谷駅・新宿駅・池袋駅を経由して北区の田端駅を結ぶ全長20.6kmの鉄道路線で現在は29駅。およそ1時間で1周する環状線として知られ、関東以外でも有名だろう。
きょうは、その山手線の各駅の名前の由来をご紹介しよう。

■東京(とうきょう)
当時建設した駅で皇居のもっとも近くにあり、日本を代表する駅として命名された。工事中は中央停車場と呼称していたが1914年12月18日に完成し、「東京駅」となった。

■有楽町(ゆうらくちょう)
織田信長の弟である織田長益(有楽斎)の邸宅跡地があったことに由来。しかし、織田有楽斎は、生涯のほとんどを上方で過ごしており、江戸に屋敷を拝領したという記録も現存していないという話も。

■新橋(しんばし)
江戸湾の埋立でできた汐留川に日本橋通りの南端に新しく架けた橋の名前が由来。数奇屋御門橋を芝口門といっていたので、こちらの橋は「芝口新橋」となり、当時の江戸っ子が短く「新橋」と呼び定着した。現在、川は無い。

■秋葉原(あきはばら)
現在の所在地に幕末頃より火除地があり、そこに秋葉神社(鎮火・防 火の神として、古来より篤く信仰され、各地にある)を祭った。その広場が「あきばがはら」とか「あきばっぱら」と呼ばれていたのが由来。ちなみに今でも地元では「あきはばら」ではなく「あきばはら」が正しいと言う人も。

■渋谷(しぶや)
平安・室町時代に渋谷氏が金王八幡付近(渋谷三丁目付近) に渋谷城を築き、一帯を支配していたことから。

■原宿(はらじゅく)
かつて千駄ヶ原と呼ばれた、鎌倉から奥州へ通じる鎌倉街道沿いにあった村で、宿駅が置かれていたことが地名の由来。千駄ヶ原の「原」と宿場町の「宿」で「原宿」。

■品川(しながわ)
海に近いこの辺りが、隣村の高輪(たかなわ)より地形が良く、品良きこと品ヶ輪(品川)と呼ばれた説や、目黒川の古名が品川と呼ばれていたとする説、上無川(神奈川の語源)に対して下無川(しもなしがわ)が略されて品川になったとする説など、諸説ある。

30番目の新しい駅は、いったいどんな名前になるのだろうか。着工は2013年度といわれており、完成はまだまだ先になりそうだが、今から楽しみだ。
《NewsCafe》
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