「もっとサッカーやりたいです」松田直樹の勇姿を忘れない | NewsCafe

「もっとサッカーやりたいです」松田直樹の勇姿を忘れない

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元日本代表で、JFL松本山雅FCの松田直樹選手が急逝した。昨年2010年、長年所属していた横浜F・マリノスからの突然の戦力外通告、クラブハウスには大勢のサポーターが押しかけ、急遽開いた説明会では6時間も話し合いが行われたという。

退団セレモニーでは、木村和司監督と嘉悦朗社長の挨拶も「ナオキ・コール」でかき消されたほど。松田はマリノス最後の挨拶を行った。

「16年間、本当に生意気で、わがままな自分を応援してくれて、本当にありがとうございました。バカでずっと生きてきましたけど、みんなが応援してくれたから……。自分のマリノスの1試合1試合は気持ちを込めて戦ったと思うし、もちろん俺にキレた人もいると思うし、でも、みんなの声援が自分の力になりました。

マリノスのサポーターはマジで、最高です。こんな時間でみんなに対しての気持ちは伝えられないんですけど、とにかく、みんなが最高としか言えないんで。あとは、本当に感謝の気持ちしかないです。

ただ、俺、マジでサッカー好きなんですよ。マジで、もっとサッカーやりたいです。本当にサッカーって最高だし、まだサッカー知らない人もいると思うけど、俺みたいな存在っていうのもアピールしたいし、サッカーって最高なところを見せたいので、これからも続けさせてください。

本当にありがとうございました」

退団後、オファーがあった海外のクラブでもなく、JFLの松本山雅FCを選んだ松田。理由について「アルウィンっていうスタジアムも良かったし、JFLにいる知り合いの選手の何人かが山雅はファンが温かいって言うの。JFLの中でも一番、ファンが多いし、結局、そこだったかもしれない」

サッカーへの愛情を注ぎ、サポーターからも愛された松田直樹。彼の勇姿は忘れない。
《NewsCafe》
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