結婚意識した恋人との別れでキャバ嬢引退 現在はeスポーツチーム設立で二足のわらじ 鬱乗り越えたディアレストプロデューサー・のんの人生の転機 | NewsCafe

結婚意識した恋人との別れでキャバ嬢引退 現在はeスポーツチーム設立で二足のわらじ 鬱乗り越えたディアレストプロデューサー・のんの人生の転機

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のん(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/11/07】ディアレストのプロデューサーを務める、のん。以前は東京・歌舞伎町「ヴェルージュ」でキャストとして活躍し、退店後はeスポーツ業界に進出した。eスポーツチーム「TriniTY」を法人として立ち上げて実績を残し、現在はゼネラルマネージャーに就任。さらに、以前から懇意にしていたディアレストの黒服に誘われ、兼任する形で、プロデューサーとして携わっている。そんなのんの人生を変えた出来事とは。逆境を糧に飛躍する強さに迫る。【インタビュー全3回の1回目】

【写真】eスポーツチームを設立したキャバクラプロデューサー

◆のん、元恋人との別れをきっかけにeスポーツの道へ

― キャバ嬢引退後はeスポーツ業界へ進まれましたが、この道に進もうと思った理由を教えてください。

のん:3年付き合っていた元彼に振られたことが明確な理由です。25歳くらいだったので結婚すると思っていたのですが、12月31日から1月1日の年越しにかけて、お互いに「もう限界だね」となってお別れしました。振られたので、同棲していた家を出ていかないといけなくなって…。そこで「この人とは本当に終わったんだ」と感じ、「25歳で家もない、人生のパートナーもいない、何もない」と思ったときに、今までずっとやりたかったeスポーツの道に行くことを決めました。

元彼と一緒に住んでいたときは「自分が映ったら嫌」と言われて配信を禁止されていたのですが、別れたので「配信できるじゃん」と思いました。当時1番好きだった推しのチームがちょうど一般公募していたので、絶対受かるという確信はないのにキャバクラを辞めてから応募するという賭けに出て、そのタイミングで完全にシフトしましたね。元彼に振られていなかったらまだキャバ嬢のままだったと思います。

― 25歳までに辞めると決めてはいたものの、辞める理由がなかったという感じでしょうか?

のん:お店が良すぎたので、何かがないと絶対に辞められていなかったです。辞めたのは26歳だったので、当初のビジョンからは1年伸びましたね。

― それほどまでに思い入れがあったお店を辞めるのに未練はありませんでしたか?

のん:お店に対してはすごく未練がありました。女の子もお客さんもすごく良くて、辞める理由がなかったんです。でも「このタイミングを逃したらeスポーツの道に行けなくなる」と思って飛び込みました。

◆のん、100分の1の倍率で憧れのチーム合格

― 推しチームの一般公募の結果はいかがでしたか?

のん:面接が2次審査、3次審査…と通って最終審査まで行けて、100分の1の倍率で選ばれ、合格できました。もっと倍率が高いと思っていたので、倍率は想定内でした。もう1人男の子も入ることになったので、正確に言うと200人中の2人ですね!そのチームに絶対に入ると思い込んでいたので、落ちたときのことは考えていませんでした。

― その後はずっとそのチームで活動していたのですか?

のん:チームが解散になってしまったので、その会社を辞めて、半年くらいブランクがありました。その後はそこで学んだことを全部活かして、新しいチームを3人くらいで立ち上げましたね。今は表には立たず、裏方としてゼネラルマネージャーをやっています。

― ゼネラルマネージャーの業務内容を教えてください。

のん:社長、会長、代表取締役の下の専務くらいの立ち位置です。発注、納品、SNS運用、チームメイトのケアなど、基本的には全部をまとめる役割かな。プレイヤーは前の会社のときに辞めたので、完全に裏方に回った感じです。

◆のん、元恋人との別れがターニングポイントに

― 様々な挑戦をされてきたのんさんですが、ターニングポイントとなったことを教えてください。

のん:やっぱり元彼と別れたことが大きすぎました。25歳手前で、あと2年くらいで結婚すると思っていたすごく好きだった人に振られたというのが辛すぎて…。家も追い出されてしまったので、心の拠りどころもなくなってしまいました。そのときは鬱になってしまい、毎日とにかく泣いて、何とか出勤はするけど終わったらすぐに帰って、また泣いて…の繰り返しでした。本当に苦しくて、挫折すぎましたね。

でも前に進むしかないから、ひたすら毎日欠かさず出勤して、お客さんとコミュニケーションを取っていました。しばらく続けてみたのですが、元彼と一緒に住んでいた家も近かったので、毎日行きや帰りに歩く道で思い出がよぎってしまって…。その人と車で買い出しなどにも行っていたので、東京全部に思い出が転がりすぎていて「このままここにいたら自分が破滅する」と思って、キャバ嬢を辞めてオンラインゲームの世界に飛び込むしかないと感じました。

― そのような理由もあってeスポーツ業界に進まれたのですね。どのように辛い経験を乗り越えましたか?

のん:ゲームの世界は下心がない男女の友情が本当に成立するんです。新しいオンラインというコミュニティを持っているだけで、何かから外れたとしても1人にはなりません。だからそのオンラインのコミュニティを当時も持っていたのが、私的には救いになったと思います。ゲームのプログラミングに感謝しているというよりは、ゲームを通してのコミュニティがあって本当によかったなと。基本的に女の子は彼氏か友達かの2択しかないことも多いと思うのですが、私の場合はゲームというコミュニティがあるから、1個が切れても他の2個があるので、分散できるというのがすごく大きかったです。

◆のんの夢を叶える秘訣

― キャバ嬢、eスポーツチームのゼネラルマネージャー、ディアレストのプロデューサーなど、やると決めたことに突き進まれてきたのんさん。夢を追いかける読者に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

のん:飛び込むこと!「やってみる」だと多分やらないので、やりたいことがあったら目先のことから実行していってほしいなと思います。例えば整形をしたかったら「お金は後から何とかなる」と考えて予約だけ先に取るとか。キャバクラで働きたいと思っているなら、とりあえず求人を探して面接の日程を決める。その後のことは何も考えなくても、飛び込んでみたら何とかなるんです。いろいろやってみたことが、その先にやりたくなったことのためになる可能性もあるから。あと、見た目も1番最初にお金をかけるべきだと感じます。まずは自分を変えるところからです!

★インタビュー2回目ではプロデューサーとして見据える未来について、3回目では現在ののんに至るまでに必要不可欠だった美容法について聞いた。

◆まとめ

のんさんは、結婚を意識した恋人との別れという大きな挫折を乗り越え、自己変革と飛び込む勇気によって、キャバ嬢からeスポーツ業界のゼネラルマネージャー、そしてディアレストのプロデューサーという、唯一無二のキャリアを築き上げてきた女性である。自らの道を進み続けるその強さと、常に「自己投資」の重要性を訴える現実的な視点は、夢を追いかける多くの女性に響くだろう。

特に、逆境を乗り越える上での「新しいコミュニティ」の重要性や、目標達成に向けた具体的な「行動」の必要性を語る姿からは揺るぎない信念が伺える。彼女の人生の転機とその乗り越え方は、キャバ嬢を目指す女性にとって、見た目への投資と並ぶほどに重要な、精神的な強さや行動力を教えてくれる手本となる。彼女の活躍は、ディアレストのイメージ向上と、新たな才能の発掘に大きく貢献することは間違いない。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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