【モデルプレス=2025/09/21】King & Princeの高橋海⼈(※「高」は正式には「はしごだか」)が9月21日、都内で行われた映画『おーい、応為』(10月17日公開)の完成披露上映会舞台挨拶に、共演の長澤まさみ、永瀬正敏、⼤⾕亮平、メガホンをとった⼤森⽴嗣監督とともに登壇。高橋が同作に出演が決まった際の心境を振り返った。【写真】高橋海人出演映画、豪華キャスト◆高橋海⼈「戦いに出る気持ち」大物との共演語る葛飾北斎の門人・善次郎(渓斎英泉)役を演じる高橋は高橋は、念願の時代劇オファーに歓声をあげて喜んだそうで「現代じゃない作品に出させていただくことがあれば夢だなと思ってきていたんですけど、時代背景が昔の作品で、自分はずっと絵が好きでやってきて、もちろん北斎という方の名前も知っていましたし、絵にゆかりのある方の作品に出ることができることがすごく嬉しくて歓喜しました」と声を弾ませた。しかし「(出演者の)お名前を見たら長澤さんがいて、永瀬さんがいて、大谷さんがいて、すごく経験豊富な方々がたくさんいたので、正直その瞬間、心が一気に折れるというか、怖いなというか、大丈夫か俺はと思いました」と当時の心境を回顧。続けて、高橋は「“お芝居は助け合い”とよく言いますけど、僕は戦というか、戦いに出る気持ちでした」と告白する場面も。長澤が「そんなこと思ってたの?」と目を丸くすると、高橋は「そうですよ。気付かれないように陰でそう思って、今まで経験した自分の少ない武器というか、荷物を全部持って京都に向かおうという気持ちでやっていました」とコメント。長澤と永瀬との共演シーンが多かったそうで「一挙手一投足というか、発せられる言葉というか、すべてに色気があって、力強さがあって、スッゲーなって思いましたね(笑)」と吐露し、「その中で、楽しく戦うことはできたかなと思っているんですけど、見ていただいて、みなさんにどう思っていただけるか楽しみですね」と胸を躍らせた。加えて、長澤と共演して学んだことを追求された高橋は「応為という人間の奥に長澤さんが持っていらっしゃる力強さだったり、人間としての色気みたいなものが滲み出ていて、今からすごいこと言うかもしれないんですけど、お芝居というのは誰かを憑依というか、演じるというか、一回自分を捨ててその人を作り切るものだと思っていたんですけど、その奥に役を演じている本人の人生だったりが見えたときが1番素晴らしい瞬間なのかなというポイントがこの映画にたくさんあって、普通に観客として見ていて楽しかったです」と目を輝かせた。さらに、長澤と永瀬と高橋は、絵を描くシーンは吹き替えなしで撮影したそうで、高橋は「撮影が終わったら、練習する小屋があって、そこで3人で一言も発さず、それぞれの絵をただ書き続けていました」と打ち明け、本来、高橋が絵を描くシーンはなかったが、高橋の絵が上手だったことから、高橋が描くシーンも追加されたそうで、高橋は「嬉しかったです。筆に触れるというか、絵を描く経験をするだけで、ちょっとでも英泉のことをわかった気になれるというか、わかったつもりでいられるので、役作りをしていく上で一つひとつが大事だったなと思います」と感謝。高橋が絵を描きながらセリフも言ってことが話題に上ると、高橋は「僕は逆聖徳太子で、1個のことしかできなんですよ」とコメントして笑いを誘い、「だから喋りながら描くことをすごく練習しました」と努力を明かした。◆高橋海人、極めたいことは?そして葛飾北斎にちなみ、まだまだ極めたいことを聞かれると、高橋は「長生きしたいなと思っていて、せっかく生まれてきたし、だから日課ではあるんですけど、お風呂の湯船に浸かるときに潜水をしているんですよ。危なくない程度にやらせてもらっていて、最高記録が2分くらいで、記録を伸ばして肺活量というか、体の内側をどんどん鍛えて老後に強くなりたいなと思っています」と答えて笑わせ、「北斎って時代に対して長生きされたんですよ。当時(平均寿命が)40〜50歳くらいだったところ、90歳まで。自分のやりたいことがたくさんあるので死ねないというか、とにかく長生きして、その時間で楽しいことをいっぱいやりたいので、肺活量を鍛えたらいけるんじゃないかなという軽い気持ちです」と笑顔で語った。◆長澤まさみ主演「おーい、応為」本作は、浮世絵を含めた芸術は男の世界だった江戸時代において、葛飾北斎の娘という境遇はありながらも、数少ない女性の絵師として活躍し、「美人画では敵わない」と北斎も認めるほどの絵の才を持ちながらも、短気で気が強く、親ゆずりの豪胆さで男社会を駆け抜けていった先駆的な⼥性アーティスト・葛飾応為の姿を描く。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】