現在放送中のドラマ『DOCTOR PRICE』(読売テレビ・日本テレビ系)が佳境を迎え、SNSでも大きな注目を集めている。同作で主演を務めているのは、今後も多数の待機作が控え、俳優として存在感を増し続けている岩田剛典。本記事では、同作で話題を呼んだ展開や岩田の演技に注目しつつ、彼の今後の出演作についても紹介したい。
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『DOCTOR PRICE』は、岩田演じる主人公・鳴木金成が、医師専門の転職エージェント“Dr.コネクション”の社長として活動しながら、父を自殺に追い込んだ医療業界の闇に迫っていく医療サスペンス。転職を望む医師たちを病院相手に売りさばきながら真相へ近づく鳴木の鮮やかな手腕や先の読めない展開、実力派俳優陣による迫真の演技が注目され、民放公式テレビ配信サービス「TVer」のドラマランキングでも上位に入るなど、今期の注目作として人気を博している。
先日放送の第8話では、黒幕の網野景仁(ユースケ・サンタマリア)の策略により、鳴木が窮地に追い込まれるという展開に。これまで自身が行ってきたグレーな手法が週刊誌に掲載され、“Dr.コネクション”が揺らぐ中、鳴木はスタッフの夜長亜季(蒔田彩珠)に感謝を伝えた上で、「ここから先は君の力は必要ない」と告げ、一方的に“クビ”を宣告。動揺する夜長と一切目を合わせず、覚悟を決めた表情を見せる鳴木の姿に、視聴者からは“夜長をこれ以上巻き込まないための決別なのでは?”という考察と共に、「不器用な優しさが溢れててラストの展開は泣きました」「クールに見えて実はめっちゃ優しい人」などの声があがった。
『DOCTOR PRICE』で主演として存在感を示した岩田だが、11月21日には主演映画『金髪』の公開も控えている。同作では若手でも中年でもない年頃で自分を客観視できていない“イタい”中学校教師という、これまでのイメージとは異なる役柄に挑戦。また、コメディ界屈指のヒットメーカー・福田雄一監督による12月19日公開予定の映画『新解釈・幕末伝』では“人斬り以蔵”として恐れられた岡田以蔵を演じることが明かされており、日本刀を使ったアクションにも初めて挑んだという。今年公開を控えるこの2作品では、岩田の新たな一面が期待できそうだ。
今年6月にEXILEのパフォーマー活動を終了し、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEやソロアーティストとして活躍しながら、俳優としても勢いを増している岩田。クライマックスに突入した『DOCTOR PRICE』や2025年の待機作とも合わせて、今後の活躍からも目が離せない。