現在放送中の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)に出演しているファーストサマーウイカ。8月17日に放送された第5話では、ウイカが演じる心臓血管外科医の茶屋坂心がフィーチャーされ、その演技がSNSでも話題を呼んだ。そこで本記事では、『19番目のカルテ』で彼女が見せた芝居とその反響に注目し、女優としての魅力に迫っていきたい。
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音楽活動と並行してバラエティ、ドラマ、ラジオなど多岐に渡って活躍しているウイカ。女優としても才能を発揮しており、2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』では清少納言(ききょう)役を演じて“ハマり役”と高く評価されたことも記憶に新しい。大河ドラマでの勢いそのままに、今年は映画『花まんま』やドラマ『フォレスト』(ABCテレビ・テレビ朝日系)といった作品にも次々に出演し、存在感を増し続けている。
そんなウイカが現在出演中の『19番目のカルテ』は、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる総合診療医を描いた新しいヒューマン医療エンターテインメント。ウイカが演じているのは、松本潤演じる主人公の総合診療医・徳重晃と同じ魚虎総合病院で働く心臓血管外科医であり、卓越したオペ技術と華麗な経歴を持つ茶屋坂心だ。役作りにあたってウイカは手術の映像で学んだり、実際に外科医から話を聞いたりするなど知識を深めたことを公式インタビューの中で明かしており、その成果は劇中の鮮やかな手術シーンからも伝わってくる。そうした画面外での彼女の努力が“魚虎総合病院の看板医師”といった役柄により説得力を与えたのではないだろうか。
第5話では、普段の飄々とした姿から一転、実の母親が倒れたことで茶屋坂が心身に不調をきたし、徳重の問診を受けるという展開に。幼少期に母親から受けた厳しい教育などを告白しながら、それでも母親の孤独や苦労に寄り添おうとする姿に、徳重が、「誰かのためにここまで心を痛めるあなたはとても優しい人です」と語りかけると、茶屋坂は声を震わせながら、「嫌いには、なりきれないから」と思いを吐露する。このシーンに、SNSでは、「本当に引き込まれた号泣でした」「茶屋坂先生から目を離すことができなかった」などの声があがっており、母親への愛と葛藤を表現した繊細な演技が多くの視聴者の心を揺さぶったことがうかがえる。
複雑なバックボーンを抱えるキャラクターに挑み、その演技力を存分に発揮したウイカ。話題を呼んだ大河ドラマ『光る君へ』での飛躍を経て、女優としてさらなる進化を見せる彼女のこれからに期待したい。