「ちいかわパーク」内部初潜入!かわいいとダークが共存、作品世界を具現化したファン必見の空間をレポ | NewsCafe

「ちいかわパーク」内部初潜入!かわいいとダークが共存、作品世界を具現化したファン必見の空間をレポ

社会 ニュース
ちいかわパーク(C)モデルプレス
【女子旅プレス=2025/07/25】イラストレーター・ナガノ氏がXに投稿している⼈気漫画「ちいかわ」初の常設体験型施設「ちいかわパーク」が2025年7月28日、東京・池袋のサンシャインシティ アネックスにオープンする。漫画の世界に入り込める体験展示エリア、オリジナルグッズ満載のショップエリア、ゲームコーナーまで、気になる内部に潜入してきた。<体験レポ>

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◆池袋に常設オープン「ちいかわパーク」とは?

2020年に連載が開始され、ちいさくてかわいいキャラクターたちと、シビアな世界観のギャップが⼤⼈から⼦どもまで幅広い⼈気を博している「ちいかわ」。「ちいかわパーク」は、作品の世界に入り込める体験展示エリア(B1階)をはじめ、ちいかわたちをモチーフにしたゲームコーナーや、ここでしか手に入らない限定アイテムが並ぶショップエリア(1階)の2フロア構成で、ファンはもちろんのこと、初めて作品に触れる人でも楽しめる。

チケット料金は12歳以上の大人が3,500円、4~11歳の子どもが1,800円で、入場は全日日時指定制の事前抽選申し込み制。有料チケット所有者1名につき、4歳未満1名まで無料で同伴が可能だ。

◆「ちいかわパーク」気になる内部に潜入!漫画の世界に入り込む体験展示エリア

パークの中心となるのが体験展示エリア。エントランス周辺では壁の至る所に「ちいかわ」の漫画が張り出され、エントランスのゲートではコミックの冊子の中から飛び出してきたような巨大な「あのこ」が、これから始まる漫画の世界へと誘うかのようにゲストを待ち構えている。

体験展示エリアへは、各回20名ずつ入場していく仕組み。白いふわふわの毛並みと鋭い角やツメが特徴的な「あのこ」がぎょろっとした目でこちらを見つめている視線を受けながら、いざエリア内部へ。

まずは大きなウェルカムシアターで、おなじみのキャラクターたちが登場する映像を鑑賞。ワクワクする気持ちとこの先への期待が膨らんでいく。

ピンク色の回廊全体がぐるぐると回転し、思わず目が回りそうになる「目覚まし回廊」を抜けていくと、いよいよ体験展示エリアの中心部に到着。ここでは作品に登場するさまざまな場面をモチーフにした展示が点在し、それぞれの空間が物語のワンシーンを再現している。

空間のど真ん中で一際存在感を放つ「木」は、ちいかわ、ハチワレ、うさぎのいずれかと一緒に写真撮影ができるフォトスポット。木の周りに置かれた5台のベンチの正面にタッチパネルが備え付けられ、画面上で自ら操作して選んだキャラクターとの2ショット撮影を楽しめる。

その奥の灰色の壁は「穴に落ちたハチワレ」のフォトスポット。呆然と地上を見つめるハチワレと穴の底にいるかのような写真を撮影できる。なお、これらの体験コンテンツはチケットのQRコードでスタンプラリーのようにどれを体験したか管理される仕組みで、基本的に撮影などは1人一回までとなっている。撮影した写真はQRコードを個人のスマートフォンから読み込むことでダウンロードできる。

丸いかまくらのような建物は、ちいかわの家へ実際に入ることができる体験型シアターコンテンツ「ちいかわの家」。中を覗くと草むしり検定の試験勉強に熱心に励むちいかわの姿が。普段使っている家具や洋服、さすまたなどが点在し、ちいかわの普段の生活を垣間見ることができる。

自宅前の脇にはハチワレからの差し入れもそっと置かれ、ちいかわとハチワレの友情を感じさせる。窓の向こうを見つめていると、時折勉強の邪魔をしないよう外から無言のエールを送るハチワレが顔を覗かせている。

ちいかわ、ハチワレ、うさぎが笑顔をのぞかせる「シャッターチャンス」、「ラッコの車」のほか、シーサー&ラーメンの鎧さんなど、思わず写真を撮りたくなるフォトスポットがあちこちに点在しているので、エリア内を隅々までチェックして欲しい。

鎧さんがレジに立つカチューシャ売り場もあり、こちらではテーマパークグッズの王道である被り物、ふわふわ素材のぬいぐるみキャップと、カチューシャをバリエーション豊富に取り扱っている。好きなキャラクターを選ぶのはもちろん、ペアでお揃いにしたりグループで1人1人違うキャラクターを選んだりと、自由にコーディネートを満喫したい。パークの途中地点にあるのでここで被り物をゲットしてから体験展示エリアを楽しむのも手だ。
◆体験展示エリア、後半はなんだかダークな雰囲気に…

「ちいかわ」の漫画といえば、そのかわいらしい絵柄とゆるく癒される空気感だけではなく、時に深く考えさせられるダークな要素が融合した独特の作風が大きな魅力だ。ギャップのある2つの側面をあらわすように、ここまで紹介した体験展示エリア前半からはうってかわって、後半はやや不穏な展示で構成されていく。

その転換部ともいえるのが「あくむな部屋」。ここはカラフルでサイケデリックな鏡張りの迷路で、ゴール地点にはゾウが待っている。

ゾウが生み出した悪夢に迷い込んだかのような気分を味わいながら、無限に広がる鏡の通路をさまよい、笑みを浮かべるゾウがいるゴールを目指そう。

暗く鬱蒼とした夜の森に足を踏み入れると、カラスミ餅を肴に晩酌を楽しむ「くりまんじゅうの晩酌」という光るくりまんじゅうが。お酒が入るごとに青ざめたり「カーッ」と顔をしかめたりと、くるくる表情を変えるくりまんじゅうの変化を楽しめる。

夜の森の3Dシアター「森の観測所」では、森の向こうの4面スクリーンに討伐対象たちが次々と出現。入口で配布される3Dメガネをかけると、キメラが繰り出すかぎ爪やなんかムカデが吐き出す粘液などが立体的に浮き上がって見え、映像をそのまま見るよりも恐ろしさが際立って感じられる。

3Dメガネはちいかわ、ハチワレ、うさぎのオリジナルデザインがあり、体験後はそのままお土産として持ち帰りも可能だ。

森の奥に進むと、開業前からSNSでも話題を呼んだ巨大なフォトスポット「ゴブリンたちの牢屋」が現れる。ちいかわたちが閉じ込められた牢屋を再現しており、檻の裏手に回って牢屋に閉じ込められてしまったかのような迫力ある写真を撮影できる。オデの目がぎょろぎょろと動き、こちらの動向を見張っているかのようだ。

古びた旅館の先に広がる「拾魔(ひろま)」は、拾魔での物語を追体験できるスポット。

ちいかわとハチワレがうさぎを追って辿り着いた旅館の中へと歩を進めると、綺麗な石を砕き、拾うグレーの子たちが連なる廊下、そして例の白いヘビの置物が…。ちいかわ対ヘビの戦いのスポットを過ぎると出口はもうすぐ。
討伐対象との遭遇、牢屋からの脱出、そして拾魔での戦いと、恐ろしいこと続きだった夜が終わり、ボロボロになったちいかわたちと一緒に迎えるエンディング。体験展示エリア全体を通して、愛らしさとゆるい雰囲気、不条理と恐怖が表裏一体に存在する「ちいかわ」の世界観をこれでもかと体感できた。実際に体験してみて、原作を知っているといないとでは体験後の満足度や各展示への理解度が大いに変わってくると感じたので、来場前に可能な範囲で原作を履修しておくことをおすすめする。

漫画の世界から明るい日常に戻ると、外ではちいかわ、ハチワレ、うさぎ、モモンガがランダムで登場するキャラクターグリーティングが待っている。最後は記念撮影をして楽しい気分でパーク体験を締めくくってほしい。

◆1階:ほぼ全てが「ちいかわパーク」オリジナルグッズ!あれもこれも欲しくなるグッズショップ

1階はフロアの大半がショップエリアとなっており、パーク来場のお土産や記念品にぴったりなオリジナルグッズを扱う3つのショップが営業。それぞれのショップがメインのキャラクターを立てて区分けされ、ちいかわモチーフのショップはぬいぐるみ・マスコット、うさぎモチーフのショップはアパレル(衣料品)、ハチワレモチーフのショップは文具・雑貨類と、それぞれメインで扱う商品ジャンルが異なっている。

このショップエリアにある商品は、「ちいかわ」漫画本を除き、すべてがここでしか手に入らないオリジナルグッズ。内覧会時点でのグッズ総数は約200SKU(※同一グッズのカラーバリエーション違いなども含んだ数)にものぼる。また、キャッシャー周辺には食品類が多く陳列されているほか、好きな文字入れをしてオーダーできるクラフトコーナーもある。

クラフトコーナーはカスタムキーホルダー、オリジナル記念メダル、カスタムバッグチャームの3種類。オーダーから受け取りまで時間がかかるので、クラフトコーナーでグッズを購入する際は先にこちらでオーダーを済ませてから、ほかのショップを見るのが賢い周り方だ。

フロアに漂う甘い香りにつられて奥に進むと、工房風のポップコーンコーナーがあり、オリジナルのポップコーンバケツとキャラメルポップコーンのセットを販売している。(デザインはちいかわ、ハチワレ、うさぎ/購入は1人一個まで)パーク内での食べ歩きは不可で、キャラメルポップコーン単品の扱いはなくバケツとセット売りのみとのことなので、購入後は記念品として持ち帰るようにしよう。

◆1階:ゲームコーナーで景品狙ってゲームにチャレンジ

ショップエリアと同じ1階では、「くものすキャッチャー」「ミートボールころがし」の2つのゲームを体験できる(※体験は別途有料)。

まず「くものすキャッチャー」は妖精のちいかわたちを弾き飛ばし、蜘蛛の巣のネット目指して飛ばすゲーム。

もうひとつの「ミートボールころがし」は、ミートボールを目の前の3つの穴のいずれかに狙いを定めて転がすゲーム。うまくホールインすると宝箱が開き、中からキャラクターがかわいく顔をのぞかせてくれる。どちらも見た目の印象よりも実際に体験してみると案外難易度が高く、ゲームに成功するとクッション、失敗してもチャームがランダムで1種貰えるのでぜひチャレンジしてみては。

◆「ちいかわ」とは?

イラストレーター・ナガノ氏がXに投稿している人気漫画。2020年に連載が開始され、ちいさくてかわいいキャラクターたちと、シビアな世界観のギャップが⼤⼈から⼦供まで幅広い⼈気を博し、フォロワーは現在までで417万⼈を突破。かわいいだけではない独特な世界観で⼦どもから⼤⼈まで多くの⼈を魅了している。(女子旅プレス/modelpress編集部)
■「ちいかわパーク」概要
オープン日:2025年7月28日(月)
所在地:〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-3-5 サンシャインシティ アネックス B1F・1F
営業時間:10:00~21:00(※最終入場 19:00)
年間休日:不定休

■入場料
一般:3,500円
子供:1,800円(4~11歳)
障がい者:2,500円(障がい者手帳の提示が必要)
障がい者子供:1,300円(障がい者手帳の提示が必要)
※1アカウントにつき4枚まで購入可能
※4歳未満は無料だが、来場人数には含まれる
(C)nagano

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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