SNS拒否から“バズる”キャバ嬢へ「CLUB REN上野」みなが苦手を武器にできた理由 | NewsCafe

SNS拒否から“バズる”キャバ嬢へ「CLUB REN上野」みなが苦手を武器にできた理由

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みな(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/07/23】「CLUB REN上野」のキャバ嬢・みな。SNSが怖かった過去を経て、TikTokでバズるまでになった理由とは?過去の葛藤から、“自分らしさ”で輝く現在までの軌跡を語る。【インタビュー全2回の1回目】

【写真】SNSで“バズる”キャバ嬢みなとは

◆コンカフェから夜の世界へ
― まずはキャバ嬢として働き始めるまでの経緯を教えていただけますか?

みな:キャバクラで働く前は秋葉原のコンカフェで働いていたんです。16歳くらいでコンカフェで働き始め、そのとき知り合った友達が18歳になってキャバ嬢を始めたと聞き、私も18歳になってすぐキャバクラの世界に入りました。

― 元々、キャバクラには興味があったんですか?

みな:そうですね。コンカフェで働いていた頃から、キャバ嬢っぽいって言われていて、それなら通用するのかなって軽い気持ちで始めました。最初は浅草のキャバクラで2年ほど働き、その後20歳になったタイミングで上野の「蓮」に来たので、ずっと台東区のキャバクラなんです。新宿とか六本木で働いたことがないので、不思議なキャリアですよね。

― 珍しいかもしれないですね。キャバクラで働くことへの不安はありませんでしたか?

みな:特になかったですね。働き始めた当時は18歳なのでお酒も飲まなくて良かったし、2年後のことを考えながら働く性分でもないというか。その日が楽しければいいやって思っていました。それから、いつの間にかもう6年もキャバ嬢やっています(笑)。
◆SNSで知名度急上昇

― これまでのキャリアの中で、最も成長を感じた経験や学びを教えていただけますか?

みな:「蓮」に入ってから1年くらいは全く売れなかったんです。今の給料と比べても6分の1くらいしかなくて、キャラも迷走していたし、いつ辞めようかといつも考えていました。芽も出ない状態が続いていて、お店からはSNSをやった方がいいとアドバイスをもらっていたんですが、頑なに拒否していたんです。

でもYouTubeのドッキリ企画に、知らずに私が出ていて(笑)。一度出ちゃったら「もういっか」って吹っ切れて、それからお店のインスタリールに出るようになっていきました。それが意外と数字が伸びて、それと同時に売り上げも伸びていったんです。

― SNSを観た方がお店に来てくれるように?

みな:そうですね。最初はお店のアカウントに出ていて、「みなちゃんのアカウントはないんですか?」とか「みなちゃん、いつ出勤ですか?」ってコメントがくるようになったんです。直接お店に電話が来たこともありましたね。それまでInstagramもTikTokもアカウントを持っていなかったので、本当に存在するのか疑わしかったんだと思います(笑)。
― 確かに(笑)。それからご自身のSNSを作成されて。

みな:はい。最初はフォロワーが増えなかったら嫌だなって思ってましたが、無理やり作らされました(笑)。でもSNSを始めて良かったと思うし、もっと早く始めておけば良かったなと思いました。

― SNSをやっていなかったのは苦手だったから?

みな:怖いというのが理由としては大きいですね。一度ネットに顔が出ちゃうとどこかにデータは残り続けると思うし、悪用されるかもしれないですし。それにSNSが親族にバレるのも嫌だったので。性格的に中途半半端に終わるのが嫌なので、やるならしっかりやりたいと思って。TikTokはコンサルをつけて運用していますが、今ではもっと投稿したいくらいです(笑)。
◆SNSで付いた自信と接客術

― SNSを始めてからどんな変化がありましたか?

みな:お客様が増えたこともそうなんですけど、すごく自信が付いて接客も上手になった気がします(笑)。売れなかった時って、ずっとお客様の顔色を伺って下手に接客していたんです。元の性格は結構強めなのに(笑)。

素の自分を出して、それが好きっていってお店に来てくれる人が増えたことで、そのままでいいんだって自信が付いたんです。お客様はTikTokを見て会いに来てくれているので、変に取り繕うより、素の自分でいた方が面白がってくれます。

― SNSを始めたことはもちろん、接客が変わったことも売上に繋がったんですね。

みな:本当にそうだと思います。素でいる方がシャンパンを開けやすくもなったし、お客様もそれを望んでいるんだなって。TikTokの動画で「おい」ってよくツッコむんですけど、「おいって言ってください」ってよくお願いされます(笑)。

― みなさんの性格を知ってもらっている分、ギャップもなさそうですね。

みな:なので、定着してくれるお客様もすごく増えたんです。私はリピート率が一番大事だと思っているんですが、SNSで知ってくれた方も定着してくれることが多いですね。それはギャップが無いからというのも大きいかもしれませんね。

SNSを始めた頃から3年通ってくれる方もいて、毎年お祝いしてくれる方がいるのが私の誇りです。「今年もお誕生日おめでとう」って言ってもらえるのが本当に幸せです。中には浅草で働いていた頃から通ってくれる方もいて、その頃は18歳で未成年だったこともあり、いまだに「そんなにお酒飲まなくていいよ。心配になるから」って言われることもあります(笑)。

◆みなの挫折を乗り越えた方法

― これまでの人生でターニングポイントになった経験はありますか?

みな:大きく3つあります。最初は16歳のコンカフェを始めた時で、その次が18歳でキャバクラを始めた時。最後は21歳のSNSを始めた時ですね。ただ、10代の頃は若かったのもあって、あまり深く考えてはいなかったですね。「やっちゃえ!」ってテンションというか。最初の浅草のキャバクラはバイト感覚だったんですけど、「蓮」に入り売り上げを意識するようになりました。なかなか芽が出ず、燻っている時に始めたSNSが私にとって一番大きなターニングポイントになったと感じます。

― みなさんがこれまでの人生の中で挫折や辛いと感じた経験も、「蓮」入店後の売れない時期になりますか?

みな:そうですね。その時期が一番辛かったですね。色々と迷走していました。当時、お店の女の子はギャルが多かったんです。だから私もギャルになれば売れるかもって思い、今では絶対着ないオレンジのセクシードレスも試しましたが、もちろん撃沈でした(笑)。いろいろ試してみても、出口は見えず、「キャバクラ辞めようかな。でも辞めたところで何ができるかな」って毎日悩んでいました。

― SNSを始めたことでそこから抜け出せたんですね。

みな:そうですね。私は頑固なので、「SNS始めた方がいい」ってアドバイスを断っていたのが、間違いでしたね。誰かの力を借りることで、抜け出せることもあるんだなと思い知りました。

◆みなの夢を叶える秘訣

― それでは最後に夢を追いかけているモデルプレス読者へ、みなさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

みな:自分が苦手だと思うことも、周りに勧められたら挑戦してみることですかね。それこそ私にとってはそれがSNSなんですけど、自分で無理と決めつけてしまうと可能性を狭めてしまうのかなと感じます。私の場合は、ほぼ強制的にSNSを始めた感じですが(笑)。SNSを始めたことで、見える世界も変わったと感じます。ずっと苦手だったSNSが今では大好きだし、SNSがなかったら出会えなかった人もたくさんいるので。

― 先入観や思い込みを無くすように。

みな:そうですね。私はTikTokを始めたことで、「有名アイドルに似てる」という声が多く寄せられるようになりました。恐れ多いですが、そのおかげでそのファンの方が来店されることも多くなりましたね。アイドルに似ていると自分では感じたことがなかったし、そのおかげでバズったので本当にやってみないと分からないなと感じます。

― ありがとうございました。
「SNSは怖い」と拒み続けた彼女が、今では自らの武器に変えている。自分の可能性を閉じない姿勢が、みなの未来を切り開いたのだろう。

◆まとめ
「SNSは怖い」と頑なに拒否していた過去。 しかし、一つのきっかけを掴み、苦手だったことを最大の武器へと変えたみなさん。 「ありのままの自分」で勝負することで自信をつけ、お客様との強い信頼関係を築き上げた姿は、多くの女性に勇気を与えます。

彼女の経験は、食わず嫌いをやめて一歩踏み出すことが、見える世界を大きく変えるという「夢を叶える秘訣」を力強く証明しています。(modelpress編集部)

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