ONE N’ ONLYにとって初となる武道館での単独公演。「EVOL」のinstrumentalが流れ、会場に期待が満ちていく。ステージの幕が降りると、グループのロゴカラーである赤と黒を取り入れた、きらびやかな衣装を纏った5人がリフターに乗って姿を現す。SWAGの熱狂的な歓声が武道館にこだまする中、「『LIVE TOUR 2025 ||:ONE N’ ONLY:||』ファイナル武道館始めようぜ」とHAYATOの一言がステージと客席を一瞬で繋いだ。開幕を告げる「BOOM BASH」から、「DOMINO」「Fiesta」まで5曲をノンストップで駆け抜ける。観客の心に火を灯すようなパフォーマンスに、武道館のボルテージは一気に跳ね上がる。さらに、HAYATO・TETTA・EIKUによるダンスパートも。息を呑むほどの熱を刻み込んだ。
「時間とは不思議なものだ 確かに先へ進んでいるはずだが 繰り返しのような感覚だ」「出口はあるのか?その向こうに答えはあるのか?」などと時をテーマとしたVTRが流れた後、メンバーはオールホワイトのセクシーな衣装で登場。VTRと連動する歌詞が散りばめられている「DEJAVU」で、ミステリアスで官能的な世界観に引き込んでいく。「Hunt」のラストでは、HAYATOが一筋の光に吸い込まれるようにステージから姿を消した。会場は静寂に包まれ、誰もがその演出に見入った。そして流れる「Only One For Me」。しっとりとしたメロディに乗せて紡がれるメンバーの歌声が、まるで心を優しくなでるように響き渡った。
今回のツアー衣装もEIKUがプロデュース。「一人ひとりに入れたい文字を聞いた」という3着目のデニム衣装には仕掛けが。それぞれの衣装に刻まれている英単語の一部が白い文字になっており、これを繋げると「Thank you SWAG」になるのだという。このこだわりのデザインからもSWAGへの愛が伝わってきた。
トークで会場を和ませた後は、HAYATOが「これからもONE N’ ONLYと一緒に未来の扉を開けていきましょう」と伝え、グループで主演を務めた映画「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」の主題歌「Map of The Mind」へ。「Good Day」「Nice Guy」「HOLIDAY」などメドレーが続き、「Step Up」ではメンバーはタオル、SWAGはペンライトをまわして、会場が一体となる。
そして迎えた「Fight or Die」。ここからはONE N’ ONLYの真骨頂とも言える力強いパフォーマンスが再来。REIが「SWAG、これラストだよな?もっと超えだそうぜ!」と叫ぶと、客席からは熱を帯びた声援が返ってくる。ステージ上では、“なおたー”が魂をぶつけ合うように顔を見合わせ、全身全霊で歌い上げた。「EVOL」では、彼らのすべてを注ぎ込んだ圧巻のパフォーマンスが炸裂。武道館は感動と興奮の最高潮へと突き進んだ。
M1. BOOM BASH M2. YOUNG BLOOD M3. DOMINO M4. Set a Fire M5. Fiesta M6. DEJAVU M7. The Light M8. Hunt M9. Only One For Me M10. Video chat M11. LUCKY M12. M13. Step Up M14. Fight or Die M15. OPEN M16. Burn it out M17. EVOL Map of The Mind/Good Day/Nice Guy/YOU???/HOLIDAY/Freaking Happy(メドレー)