【モデルプレス=2024/05/18】女優の石原さとみが18日、都内で行われた主演映画「ミッシング」の公開記念舞台挨拶に中村倫也、青木崇高、メガホンをとった吉田恵輔監督(※「吉」は正式には「つちよし」)とともに出席。石原のエピソードに青木が涙を浮かべる場面があった。【写真】石原さとみ&青木崇高、舞台挨拶で目潤ませる◆中村倫也、石原さとみを気遣う「ヒメアノ~ル」「空白」などの吉田監督による最新作。ある日娘が失踪してしまった家族が、帰りを懸命に待ち望みながらも自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄されていく姿を描く。主演の石原は出口のない迷路を彷徨い続ける母親・沙織里を演じ、念願の吉田組初参加を果たした。本作は石原にとって出産を経て母になってから初めての映画。大きな覚悟を持って本作に挑み、吉田監督も「僕と石原さんにとって分岐点になる作品」と胸を張る。本作を見終わった観客から大きな拍手を送られた石原は、瞳を潤ませ感慨の面持ち。「一人でも多くの方に見ていただきたい一心で、本当にたくさんの取材を受けました。その度に記者さんから映画に対する思いが聞けて、幸せな時間でした。ステージに立つまで(公開された)実感あまり沸かないと話していたんですけど…」と話すと、横にいる中村が「きょうはハンカチ大丈夫?」と尋ねる。先月行われた完成披露試写会で涙した石原を気遣った。◆青木崇高、石原さとみのエピソードに涙石原は「つい先日、家族と大きな公園に行った。ピクニックをしたんです」と切り出すと、「そこに迷子のお知らせが入って。青いTシャツの男の子を探しているって…。それが気になって仕方なかった。夕方の4時頃だったけど、私も周囲を見て回っていたとき、すごい大声で叫んでベビーカーを押しているお母さんがいて、すぐにあの人がお母さんだと分かって。鬼気迫る表情と声に怖くなった。40分近く、ずっと私も探していたけどもう閉園時間が近づいてきて怖かった」と当時を振り返った。その後、帰り際サービスカウンターで号泣する母親を目撃。「もう本当に怖くなって…」と、もう一度迷子の特徴を教えてもらうためにスタッフに訪ねたという石原。すると「たったいま、見つかりました」との返答が届き「それを聞いて泣けてきた。あのお母さんの大号泣は安堵の涙だったんだ、本当によかったって」と胸を押さえながら語った。続けて「この映画で沙織里を演じ、自分の財産となる、知らなければいけない感情を知りました。(撮影から)1年以上経っても沙織里という女性が住み続けているんだと知りました」と明かした。石原はエピソードを語りながら時折声を震わせていたが、隣に立つ青木は胸にくるものがあったのか、観客に背を向けて涙を拭う仕草。石原は笑いながら何か話しかけ、最後は体をやさしく触り、自身も瞳を赤くしていた。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】
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