日向亘「GTOリバイバル」反町隆史と共演で感じた気迫 “闇落ち”した過去…悲しみを乗り越えられた理由は?<モデルプレスインタビュー前編> | NewsCafe

日向亘「GTOリバイバル」反町隆史と共演で感じた気迫 “闇落ち”した過去…悲しみを乗り越えられた理由は?<モデルプレスインタビュー前編>

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日向亘(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/03/31】俳優の反町隆史が主演を務める4月1日放送のカンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』(よる9時~)に出演する俳優の日向亘(ひゅうが・わたる/20)。出演が決まった際の心境や悲しみを乗り越えたエピソードについてたっぷりと語ってもらった。<モデルプレスインタビュー前編>

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◆反町隆史主演「GTOリバイバル」

1998年の夏に放送された反町主演の連続ドラマ『GTO』(グレート・ティーチャー・オニヅカ)が、26年の時を経て、新作スペシャルドラマ『GTOリバイバル』として復活。『GTO』は、藤沢とおるによる同名漫画が原作で、反町演じる元暴走族の高校教師・鬼塚英吉が、破天荒な行動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。立場や損得とは無縁の教師・鬼塚が、本音をぶつけ合い、命がけで生徒に向き合うことで、社会の裏側にくすぶっている問題をも解決していく。

日向が演じるのは、3年1組の生徒である宇野晴翔。野球の推薦で入学するも、ケガによって野球ができなくなってしまったことで、父親から「クズ」「死ね」などと日々ののしられている役柄だ。

◆日向亘「GTO」出演の心境・反町隆史の印象は?

― 出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください

日向:一世を風靡した「GTO」が、初代・鬼塚英吉の反町隆史さん主演でスペシャルドラマとして帰ってくるということでとても驚きました。歴史ある作品に呼んでいただけて、とても光栄に思います。僕の両親が反町さんと同年代で「GTO」も観ていたので、出演が決定した時は1番喜んでくれました(笑)。

― ご両親も観ていたという人気作なだけに、プレッシャーはありましたか?

日向:プレッシャーとかマイナスの感情よりも楽しみが強かったです。昔からなんでも楽しめる性格で、今回出演が決定した時も「心配だな」と深く考え込むよりは「どんな役を演じられるのだろう」とワクワクした気持ちで撮影に臨めました。ですが、実際に撮影に入ると演技について悩むこともあって…。考える時間を持つことが出来た分、芝居や役としっかり向き合えたので、撮影を終えた時の達成感はこれまで以上に大きかったです。

― 演じていてどの様な部分で悩んだのですか?

日向:僕が演じる宇野晴翔は、自分が今まで経験したことのないような挫折や苦悩、葛藤を抱えている少年で、想像の範囲内でしか演じることが出来ないため、とても難しかったです。監督と沢山話し合いを重ね、意見を出し合いながら宇野晴翔という人物を一緒に作っていきました。特に感情的になるシーンや鬼塚先生と対峙する場面が印象に残っていて、これまでにないセリフの交わし方だったので苦戦しました。

第1話で父親を殺そうとナイフを持って歩いていくシーンがあるのですが、僕は今までに 両親を殺そうとなんて思ったことは1度もないので、宇野の感情を理解して演技することはとても難しかったです。

― 反町隆史さんとのシーンが多いようですね。対峙する場面が印象に残っているとのことですが、一緒に演じられていかがでしたか?

日向:反町さんが演じる鬼塚先生は、とても気迫があるので圧倒されて縮こまらないよう、自分を奮い立たせながら撮影に挑んでいました。お話させていただく機会もあったのですが、とてもカッコいい方であんな大人になりたいなと日々思っていました。

◆日向亘「仮面ライダー」出演時期にぶつかった壁

― 宇野は、ケガというきっかけを経て複雑な感情を抱えるようになったと思うのですが、日向さん自身がこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

日向:2021年に放送されていた「仮面ライダーリバイス」に出演させていただいたのですが、長期間“闇落ち”している役柄を演じさせていただきました。これまでも今も役を引きずるタイプではないのですが、1クールほど自分自身も“闇落ち”してしまって…(笑)。今だから話せることですが、共演者と関わるシーンも少なく、毎日1人のシーンが続いて忙しかったため、寂しくて落ち込んでしまいました。高校3年生で1人暮らしを始めて半年ほど経ったタイミングだったかな…。 1人暮らしの生活に落ち着いてきて、お湯を沸かしてインスタントの味噌汁を飲んだ瞬間に実家をふと思い出してしまい、涙が溢れ出してきたんです。

普段は、相談事がある際は近所に住んでいた「仮面ライダーリバイス」で兄役を演じていた前田拳太郎くんに話していたのですが、その時はなぜかけんちゃん(前田)には、言えなくて…。そして、なぜか当時共演していた濱尾ノリタカに夜中電話をして「もうしんどいわ。最近皆に会えてないし」と打ち明けたら話を聞いてくれました。でも、なぜかノリ(濱尾)が泣き出して「お前まだ高校生だもんな」って聞いてくれて、気持ちが楽になったんです。

― 仲間の支えがあって辛かった当時を乗り越えられたのですね。

日向:そうですね。当時は、自分の思いを誰にも話せなかったですし、あまり人とも会えてなかったので、自分ですら疲れていたことに気付くことが出来なかったと思います。

(modelpress編集部)

◆日向亘(ひゅうが・わたる)プロフィール

2004年3月18日生まれ、群馬県出身。2019年「HORIPRO MEN’S STAR AUDITION(ホリプロメンズスターオーディション)~未来のスターはキミ?それとも隣のカレ?~」でグランプリに選ばれ、芸能界入り。ドラマ「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・フジテレビ系/2020年)で地上波連続ドラマ初出演を果たすと、特撮テレビドラマ「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系/2021年)では、主人公の弟・五十嵐大二/仮面ライダーライブとカゲロウ/仮面ライダーエビルの二役を演じ、知名度が上昇した。近年の主な出演作品は「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(TBS系/2023年)、「どうする家康」(NHK/2023年)、「君となら恋をしてみても」(MBS/2023年)、「うちの弁護士は手がかかる」(フジテレビ系/2023年)、「マルス-ゼロの革命-」(テレビ朝日系/2024年)など。

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《モデルプレス》

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