「にじさんじ」運営、VTuber“なりすまし”人物特定＆和解発表

【モデルプレス＝2024/03/26】VTuberグループ・にじさんじを運営するANYCOLORは26日、同社所属ライバーになりすまし金銭や物品をだまし取る被害について人物を特定し、和解したと報告した。

【写真】「WBC」実況で不適切発言したVTuber郡道美玲

◆VTuberになりすまし被害、にじさんじ運営が人物特定＆和解を発表

同社は、2023年12月にANYCOLOR公式サイトにて「当社所属ライバーである『ローレン・イロアス』を名乗る人物が、第三者との接触を図り、金銭や物品をだまし取る等の被害が発生したとの通報が当社宛てにございました」と発表。

該当の人物はSNSやチャットツール等を使用し、被害者に対し「ローレン・イロアス」の声、話し方、言動等を真似て、本人であると信じ込ませ、被害者の錯誤状態に乗じる形で直接に接触し、金銭や物品を詐取するなどの悪質な行為を行っていると報告していた。

今回、法的手続等を介して調査を継続した結果、「対象者（成人男性）の特定に至り、同人との間での和解が成立いたしましたことをご報告いたします」と発表。「なお、対象者と当社に被害をご報告くださった被害者との間でも、金品の返還や損害の賠償に向けた協議が進行中であると聞き及んでおります」と伝えた。

◆にじさんじ運営、今後の対応明かす

さらに、今後について同社は「誹謗中傷行為のみならず、当社所属ライバーの名前を語り、事情を知らない第三者に接触を試みるといったいわゆる『なりすまし』のような悪質な行為に対しても、積極的かつ実効性のある対応を実施いたしますことを、改めて宣明いたします」と説明。「当社所属ライバーや当社従業員をはじめとした当社関係者は、業務上の取引関係にない方に対して、金銭の支払や物品の送付を要求したり、ライバー活動を逸脱する形での私的な接触を試みることはございません」と宣言した。

また「万が一、当社関係者を名乗る人物・SNSアカウント等から、金銭の支払、物品の送付、私的な接触を求める等の連絡を受けた場合には、これには応じず、当社お問い合わせ窓口又は最寄りの警察署へご通報いただくようお願いいたします」と呼び掛けた。（modelpress編集部）

【Not Sponsored 記事】

特集

モデルプレス