Sexy Zone中島健人「リビングの松永さん」茶髪は自ら提案 徹底した役作りと座長力・高橋ひかるとの関係性「正面からぶつかってくれる方」<萩原崇PインタビューVo.1> | NewsCafe

Sexy Zone中島健人「リビングの松永さん」茶髪は自ら提案 徹底した役作りと座長力・高橋ひかるとの関係性「正面からぶつかってくれる方」<萩原崇PインタビューVo.1>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
中島健人「リビングの松永さん」第7話より(C)カンテレ
【モデルプレス=2024/03/26】Sexy Zoneの中島健人が主演を務め、女優の高橋ひかる(※「高」は正式には「はしごだか」)が共演するカンテレ・フジテレビ系火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』(火曜よる11時~)が26日にいよいよ最終回を迎える。モデルプレスでは、プロデューサーのカンテレ・萩原崇氏にインタビューを実施し、マンガ作品を実写化するうえでのこだわりや、中島・高橋の役作りに迫った。<インタビューVo.1>

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◆中島健人主演「リビングの松永さん」

人気コミックを原作に、さまざまな世代の男女が共に暮らすシェアハウスが舞台となる本作。恋に不器用なカタブツのアラサー男・松永純(中島)と、ピュアで一生懸命で恋愛偏差値「3」の女子高生・園田美己(通称:ミーコ/高橋)が、時に衝突し、時に助け合う事で互いを認め合い成長していく、ドキドキ年の差ラブコメディー。

ほかにも個性豊かなシェアハウスメンバーとして、向井康二(Snow Man)、藤原大祐、大久保桜子、黒川智花が出演している。

◆「リビングの松永さん」実写化への想い・毎話におけるこだわり

― まずは、 改めて「リビングの松永さん」実写化に至った経緯や同企画への想いを教えてください。

萩原:原作を読ませていただいた時、とにかく登場人物の全員が愛に溢れていて魅力的で、それぞれの関係性がすごく素敵だなと思いました。人と人が暮らすこと、一緒に時間を過ごすということがコロナ禍で疎遠になってしまい、人との距離感が空いてしまう部分もあったのかなと感じた時、このマンガを読んで、最初は赤の他人だった人たちが一緒に暮らしていく場所がこんなにも温かくて素敵な場所であるということをすごく丁寧に描いている作品だと感じました。そんな温かい作品をドラマとして映像化して、観てくれた方が誰かと一緒に過ごしたくなったり楽しみになったりするようなお話になればいいなと考えて企画しました。

― 登場人物それぞれに想いがあって、いわゆる“悪役”が出てこないというのはこの作品の魅力の一つですよね。SNS上でも「安心して観られる」という声が多かったです。

萩原:ありがとうございます!毎話バッドエンドで終わらないようにすることは気をつけていて、観終わって多幸感で溢れるようなストーリーにしています。ただ、観ている最中はハラハラする展開もあるお話なので、目覚めの良いドラマになっているのではないかと思います。

◆中島健人の徹底した役作り

― 実写化するにあたり、意識していたことやこだわったことはありますか?

萩原:実写化するにあたり、キャラクターの作り方は中島さん、高橋さん、向井さんをはじめ全員と初期段階の打ち合わせから、話し合っていました。原作があるため、たくさんの方がビジュアルのイメージを持たれていると思うので、実写化した時に何も変えず表現したほうがいいのかという議論を含め、現実の世界に生きている人としてちゃんとリアリティもありつつ、キャラクターとしても成り立つような一番良い塩梅を考えようとまずは中島さんと真っ先にお話しました。それこそ松永さんの髪色については、マンガの白黒ページだと黒に見えますが、表紙のカラー絵だと結構明るめの色になっているんです。最初は私たちもマンガの白黒ページの印象から黒髪のイメージを持っていたのですが、中島さんはそういった点も自分からいろいろ調べていて、中島さんの提案のもと茶髪にすることを決めました。キャラクターを表現するために、髪の毛の分け方や前髪をあげるスタイルにこだわったり、眼鏡に関しても何十本と試して一番良いものを選んだりと入念に準備していました。

美己は、原作だと髪の毛の長さはもう少し短いですが、今回は高橋さんが実年齢より若い女子高生を演じるということからエクステをプラスして若々しさをより演出するようにしています。健太郎も原作は長髪のキャラクターですが、最初は必ずしもリアルに近づけなくてもいいのではないかという議論をしたうえで、原作のキャラクターの良さを表現するために長髪にチャレンジしてみようという結論に至りました。

◆中島健人「かのきれ」から変化したこと・プロデューサーが感銘を受けた“細やかな気づき”

― 中島さんと高橋さんをキャスティングした理由を教えてください。

萩原:中島さんは以前「彼女はキレイだった」(2021)でご一緒させていただいて、ぜひまた一緒にやりたいなと思っていた方でした。前回も恋愛ドラマだったのですが、ともに作っていく中で、恋愛ドラマを演じるにあたっての熱量がとても高く、恋愛という要素にすごく正面からぶつかってくれる方だと感じました。どういう風に自分も含めてキュンとするシーンになるかということを常に考えて、魅せ方のアイデアも豊富なんです。前回はツンデレな役でしたが、次にご一緒する時は、どんな役だったら違ったアプローチの仕方ができるのかなと思っていた中で、「リビングの松永さん」を実写化したいと考えた時、松永さんというとても真っすぐで熱い人情派のキャラクターなら、中島さんの新しい一面を見せることができるのではないかと感じました。

そして次にヒロインの女子高生役をキャスティングするにあたり、どんな人なら中島さんに負けないエネルギーが出るのか考えていました。高橋さんは17歳にも見えつつ、しっかりしているところがあるんですよね。大人と子供の両方のバランスの良さを兼ね備えていて、かつ天真爛漫で笑顔がすごく素敵な人だなと感じてオファーさせていただきました。

― 今回で二度目のタッグとなる中島さんですが、当時から印象や演技面で変化したことはありますか?

萩原:座長感が増した気がします。前回は初めましてだったので、お互いがどういう考え方をするのか、どういう想いを持っているのか、どういう人なんだろうか、というところを3ヶ月かけてゼロから少しずつ探っていたのに対し、今回はある程度お互いのことを分かっている段階から始められたので、遠慮なく意見を言い合えたと思います。中島さんはドラマを引っ張っていくためにはっきり意見を言ってくれるのですが、それが決して喧嘩にはならず、ドラマをより良くしていくための前向きな議論にしてくださり、前回以上にすごく聡明で熱い人だと感じました。あとは、改めてすごく優しいと思いました。現場のスタッフ、キャストに対して気遣いがすごいですし、スタッフの頑張ったポイントにも真っ先に気づかれるんです。助監督が頑張って作った作り物が、画面上でそこまでフィーチャーされていないにも関わらず、「ここすごいね」「こんな風に作ってたんだ!」とすぐ気づいて声を掛けていました。僕も撮影が終わった後に言われて、「そうだったんだ」と知ることがいくつかあったのですが、本当に人が好きで、人をよく見ている方だと思います。

◆高橋ひかるの“応援したくなる” ヒロイン力・中島健人との関係性

― 高橋さんとは初タッグだったと思いますが、実際に接してみて感じた魅力を教えてください。

萩原:撮影が始まる前に高橋さんが出演していた舞台を拝見したのですが、周りにいろいろな年代層のベテランの方たちがいっぱいいる中で、若いけどちゃんと全体を引っ張っていく存在感のある人だなと感じていました。また実際にドラマが始まって一番気をつけないといけないと思ったのが、恋愛ドラマにおけるヒロインの存在です。観ている方にとってその人の目線になって応援したくなるかどうかが大事だからこそ、過剰にあざとくならないように気を付けたいなと自分なりに考えていたのですが、撮影中どころか撮影以外でも一切そういったことを感じることなく、本当にあのままの自然体でピュアな人だと思いました。でも自分のこだわりは持っていて、「ここ良かったよ」「こうしようか」などちゃんといろいろなお話ができますし、いつも一生懸命やってくださるので、高橋さんもミーコちゃんもすごく応援したくなります。

中島さんとの関係性で言うと、本当に容赦なく、遠慮なく、お互いがボケとツッコミで盛り上がっています。どっちがボケでツッコミかはどっちもどっちという感じで、高橋さんがすごくツッコんだと思ったら次にはもう天然ボケをかましていて…ということが多々ありました。お二人をはじめ、キャスト同士の仲の良さはすごく早い段階から感じました。

― キャストの皆さんの仲の良さはSNSでの雰囲気からもすごく伝わってきました。

萩原:そうですね。向井さんも中島さんのことが本当に大好きなんだなと(笑)。「映像作品などちゃんと共演したことなかったんだ!?」と驚くくらい、15年来の仲の良さを感じました。中島さんのお芝居をすぐに向井さんがいじって、中島さんが微笑ましくツッコみながら楽しく見ているという良い関係を築いていました。

★Vo.2では、“俳優・向井康二”の魅力から、中島&向井の“健康コンビ”の関係性、松永の恋のライバル役を演じる藤原の役作りを語ってもらった。

◆こぼれ話

第1話では 雨が降っている中、松永がジャケットを傘代わりに美己を覆うシーンに胸キュンの声が多数。また、中島が小芝風花とともに主演を務め、萩原Pと初タッグを組んだ「彼女はキレイだった」のオマージュではないかというコメントもSNS上で上がっていたが、この真相について聞いてみたところ、その真偽と中島との現場裏話を語ってくれた。

「オマージュではないです(笑)。ただ、ヒロインのミーコちゃんがピンチのところを松永さんが“王子様”のように現れて助けに来てくれる素敵なシーンにしたいと思って演出していたなかで、撮影現場で服の掛け方や角度を試していた時、中島さんとも『“かのきれ”と逆だね』『あそこに負けない素敵なシーンになるといいね』と話していました。前回は夜の暗闇だったのに対し、今回は、雨の中で少し夕日が差しているお天気雨の見せ方にしていたので『明るくて綺麗な画にしようね』ということも話していました。だから、『あのシーンからまさかオマージのように捉えてくれるんだ!』と逆に嬉しかったです」

(modelpress編集部)

◆「リビングの松永さん」最終話あらすじ

「ミーコとはもう会えない」と衝撃的な一言を残し、松永(中島健人)がシェアハウスを出て行った。あまりに突然のことにショックを受けながらも、健太郎(向井康二)や朝子(黒川智花)、凌(藤原大祐)の前で気丈に振る舞う美己(高橋ひかる)。しかし、無理をしていることは一目瞭然で、見るに耐えられなくなった健太郎は、松永が出て行った本当の理由を打ち明ける。それは、いかにも松永らしい理由だった――。

松永の本当の気持ちを知った美己は、ますます会いたい気持ちを募らせ、一人、松永がいなくなった部屋で涙をこらえる。しかし、追いかけてきた凌の前でついに涙があふれ出し、その姿を見た凌もまた、胸の奥に隠していた美己への気持ちがあふれ出てしまう。一方、朝子との関係がギクシャクしたままの健太郎も、ある覚悟を決めていた。カクテルをごちそうするという名目で、朝子を自分のバーへと誘った健太郎は…。

その頃、シェアハウスを出た松永は、仕事に没頭しながらも、美己たちと過ごした楽しい時間を思い出していた。そんななか凌に呼び出された松永は、美己について重大な話を聞かされて…。

はたして、松永が美己の元を去った本当の理由とは?松永の思いを知った美己に、再び笑顔が戻る日は来るのか…。シェアハウスを舞台に繰り広げられた、恋に不器用なカタブツのアラサー男子と、ピュアで一生懸命な女子高生の恋の行方は?

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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