志尊淳、トランスジェンダー役を熱演「命をかけて向き合わないとできない作品でした」<52ヘルツのクジラたち> | NewsCafe

志尊淳、トランスジェンダー役を熱演「命をかけて向き合わないとできない作品でした」<52ヘルツのクジラたち>

芸能 モデルプレス/ent/movie
映画『52ヘルツのクジラたち』の初日舞台あいさつに出席した志尊淳(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/03/01】俳優の志尊淳が1日、都内で行われた映画『52ヘルツのクジラたち』の初日舞台あいさつに杉咲花、宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃季、成島出監督とともに出席。作品や役への思いを語った。

【写真】杉咲花らからサプライズ祝福される志尊淳

◆志尊淳、トランスジェンダー男性を熱演

原作は2021年の本屋大賞を受賞した、町田そのこ氏による同名小説。「52ヘルツのクジラ」とは、仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。ある傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家に移り住んできた貴瑚(杉咲)が、虐待され「ムシ」と呼ばれる少年と出会い、今はもう会えない安吾(志尊)との日々を思い出す…というストーリー。

志尊は、トランスジェンダー男性の塾講師・岡田安吾を熱演したが「大げさな言葉になってしまいますが、命をかけて向き合わないとできない作品でした」と回想。「宣伝活動するなかで、この作品をどう説明したらいいんだろうって。ぜひ観てねと安易に言えない部分がある。公開されたけど、観て嫌な気持ちを持つ人がいなければいいという思い。杉咲花をはじめ、みんなでぶつかって時には苦しい思いもした。とにかく、こうしてたくさんの人に観てもらえるのが何よりも救い」と語った。

登場人物ごとの“人生表”を手渡され、丁寧なリハーサルを何度も重ねるのが成島組の特徴。志尊は居酒屋に行くシーンの撮影を振り返り、「お店に入るところからやって座ったら、監督が『ちょっと待って。なんでここに座ったの?』って。『役は今、こういう状況。じゃあどこに座る?』と聞かれて…。ものづくりってこういうところから作るべきだよなって、身が引き締まる思いだった。緊張感を持ってリハをやれた期間は、貴重でした」としみじみだった。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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