今回は、2023年に開催された⾃⾝最⼤規模の全国7都市を巡るアリーナツアー「2023 INI 2ND ARENA LIVE TOUR [READY TO POP!]」の追加公演である、初のドーム公演。24日から25日まで開催され、1公演で3.5万人、2日間で7万人を動員、アリーナツアー7都市で13万人、ツアー全体で20万人を動員した。
◆INI、スクーターで京セラ縦横無尽に駆け巡る
アリーナツアーに続きゲームを模したポップなVCRで幕を開けると、「SPECTRA」でスタート。ライブならではの重厚感あるアレンジが加わり、「ブチ上がる準備いいですか」「Make some noise」と序盤から煽りをたっぷりと入れていく。最初のMCに入ると、大きな会場に改めて感動した表情を浮かべ、早速メインステージの端までファンサービス。木村柾哉は「見渡す限りのMINI(ファンネーム)がめちゃくちゃ嬉しいです」と喜び、松田迅は噛みしめるような表情を浮かべ、池崎理人(※「崎」は正式には「たつさき」)も「見えた瞬間から泣きそうになった」と感慨深げな様子。佐野雄大は「走馬灯の1ページに残せるぐらい最高の思い出にしましょう!」と個性的な表現で会場を盛り上げた。
そして、炎が焚かれる中「DROP」「BOMBARDA」「Cardio」などグループの中でもハードな楽曲をメドレーで繋ぎ会場を熱くする。「Dirty Shoes Swag」ではスニーカーが吊るされた三輪のバイクに跨ったINIが外周をぐるりと回り、至近距離でファンサービスをしながらバックステージまで移動すると「Do What You Like」「Letʼs Escape」とチルなムードの楽曲を連発。そこでは「みんななんか持ってる!」とサプライズでファンからのスローガンが掲げられており「初めてのドーム公演 MINIの心にINIの花が咲いたよ」とメッセージが。しみじみとメッセージを受け取ったメンバーは「ありがとうございます!」と感謝を伝えた。
◆INI、初のドームにメンバー涙
その後は「INItialize」「New Day」「FANFARE」とアップテンポなナンバーで畳み掛け、会場がしっかりと熱くなったところで本編が終了。MINI同士のダンスバトルを経てアンコールで登場したINIはキュートな飛行艇のフロートに乗って端から端までファンサービスで愛を届けた。ライブの盛り上がりには欠かせない「HERO」から、オーディションのシグナルソングで原点の「Let Me Fly」と明るい笑顔で歌い繋げる姿はエモーショナルな気持ちを誘う。