「怪物」で映画初出演の子役、新人賞で“一周回転”緊張のスピーチ 二宮和也「要約すると今後は二宮くんと一緒にやっていきたいということ?」<第66回ブルーリボン賞> | NewsCafe

「怪物」で映画初出演の子役、新人賞で“一周回転”緊張のスピーチ 二宮和也「要約すると今後は二宮くんと一緒にやっていきたいということ?」<第66回ブルーリボン賞>

芸能 モデルプレス/ent/movie
「第66回ブルーリボン賞」で新人賞を受賞した黒川想矢(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/02/08】子役の黒川想矢が8日、都内にて開催された在京スポーツ新聞7社で構成される東京映画記者会が選考する映画賞「第66回ブルーリボン賞」の授賞式に出席。映画「怪物」での演技が評価され、新人賞を受賞した。

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◆「怪物」黒川想矢、新人賞を受賞

黒川は、是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二氏がタッグを組んだ映画「怪物」にて、俳優の安藤サクラ演じるシングルマザー麦野早織の息子・湊を演じた。繊細かつ胸を打つ演技を見せ、性の多様性に鋭く踏み込んだ作品で唯一無二の存在感を放ったとして評価され、新人賞を受賞した。

「ちゃんと考えてきたんですけど全部真っ白になっちゃって」としたためてきたスピーチ原稿を取り出した黒川。一度その場でぐるっと一周してからスピーチするお茶目な場面に、二宮は「グルっと回ってからね」、倍賞は「大丈夫だよ」と励ましていた。

◆黒川想矢、二宮和也との共演に意欲?

黒川は「監督が求めている演技が何なのか、それをどう表現したらいいのか分からなく、すごく悩みながら過ごしていました」と葛藤がありつつも、公開と同時に多くの人から評価を受けたことで「苦しく、そして皆さんに迷惑をかけっぱなしだった撮影の日々を忘れてしまい、1人でこの役をやり遂げた気になってしまいました」と振り返った。

しかし「メイキング映像を見た時に色々なことに気付かされました」と話す黒川。母親役の安藤からは「僕の中から何かがバリバリって音がして、何かが出てきた」と評価してもらったというが、「自分で1人で破ったのではくて、皆さんが撮影中に一生懸命叩いてくださって、僕が最後にぶち破っただけなのかなというふうに思いました」と周囲のおかげだと自分を見つめ直し「たくさん学ぶことについて、自分なりに答えが出せるよう、これからも悩んでいきたいと思います」と初々しく意気込んでいた。

その後も、主演女優賞・男優賞や助演女優賞・男優賞が続く中で、俳優としてはトップバッターとして心のこもったスピーチを堂々と行った黒川。これに、二宮は「ね…ちょっと後に続く大人たちも頑張ってくださいね」と感心するとともに「でも要約すると、まとめたことでいうと、今後は二宮くんと一緒にやっていきたい?ということ?」とボケて、会場を一気に和やかな雰囲気に。黒川は「ぜひお願いします!」と笑顔で答えていた。

◆ブルーリボン賞とは

ブルーリボン賞は、青空の下で取材するスポーツ紙記者が選考し、賞状に青いリボンを巻いて贈呈している。1950年に創設され、中断期間がありながら、今年で65回目を迎えた。受賞者への記念品は、記者の象徴として万年筆を贈呈。映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのが特徴だ。

授賞式は例年、前年度の主演賞受賞者の2人が司会を務めており、「ラーゲリより愛を込めて」「TANG タング」で主演男優賞を受賞した二宮、「PLAN 75」で主演女優賞を受賞した倍賞が登壇した。なお、今年度の授賞式はコロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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