熱狂と興奮が渦巻いたツアー初日。四方八方から眩いライトに照らされたステージ上に幕がついたまま、オープニングナンバーの「DON’T WANNA SLEEP」がスタート。幕の内側から「Tokyo!」とダミアーノ(Vo)が叫び、顔が見えない中でもオーラが既に漂う。1コーラス近く過ぎたあたりで幕が下り、メンバーの姿が見えると会場の熱狂は早くも最高潮に。その後も「GOSSIP」「ZITTI E BUONI」と彼らを代表するナンバーが続き、休む間もなくLIVEは進行した。
最初のMCで、 「Hi Tokyo こんばんは。ここに戻って来られて本当にハッピーだ。開演前から既に来た甲斐があったと思ったよ。始まる前から歓声を上げてくれただろう?みんな既に立ち上がっていたし。最高の観衆だ!」 と述べ、そこから最新ヒット曲「HONEY(ARE U COMING?)」がスタート。先日TV番組でも披露したナンバーでもあり、オーディエンスとの掛け合いも見事な展開だった。
その後も「SUPERMODEL」「BEGGIN‘」などのヒット曲、最新アルバムのニュー・ヴァージョン「RUSH!(ARE U COMING?)」からの新曲などが随所に組み込まれたセットリストで、時にはステージ下に降り、アリーナの通路で演奏するなど多彩なパフォーマンスで魅せた。
メイン・ステージに戻り、イーサンのカウントからイーサンとヴィクトリア(B)によるセッションがスタート。再び熱狂のビートがオーディエンスに襲い掛かり「I WANNA BE YOUR SLAVE」がスタート、同曲の定番のパフォーマンスでもある観客を一旦しゃがませてからのジャンプは、この日最も記憶に残る風景だったという人も多い事だろう。
アンコールはトーマスによるギター・ソロから、バラード楽曲「THE LONELIEST」を披露。満員の観客が照らすスマートフォンのライトが幻想的で美しい光景を創り出していた。アンコールラストはこの日2度目の「I WANNA BE YOUR SLAVE」で再び熱狂の渦に会場を巻き込み、ライブは終了。 「Thank you Tokyo!アリガトウゴザイマス!また会おう!」と言葉を残し、ステージを後にした。(modelpress編集部)
◆「Rush!WORLD TOUR」12月2日公演セットリスト
<メイン・ステージ> 1. DON'T WANNA SLEEP 2. GOSSIP (FEAT. TOM MORELLO) 3. ZITTI E BUONI 4. HONEY (ARE U COMING?) 5. SUPERMODEL 6. CORALINE 7. BEGGIN' 8. THE DRIVER 9. FOR YOUR LOVE 10. VALENTINE 11. GASOLINE
<アコースティック・セクション> 12. TRASTEVERE 13. TIMEZONE
<メイン・ステージ> 14. INTRO 15. I WANNA BE YOUR SLAVE 16. MAMMAMIA 17. OFF MY FACE 18. IN NOME DEL PADRE 19. BLA BLA BLA 20. KOOL KIDS
<アンコール> 21. THE LONELIEST 22. I WANNA BE YOUR SLAVE