FANTASTICS世界&中島颯太「すごく痛手でした」ぶつかった壁が“無駄じゃなかった”と思えるようになるまで<「FANTASTIC ROCKET」インタビュー> | NewsCafe

FANTASTICS世界&中島颯太「すごく痛手でした」ぶつかった壁が“無駄じゃなかった”と思えるようになるまで<「FANTASTIC ROCKET」インタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
モデルプレスのインタビューに応じた世界、中島颯太(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/12/02】【FANTASTICS「FANTASTIC ROCKET」インタビュー/世界&中島颯太】

新アルバムのリリースはデビュー5周年の記念日、12月5日。数々の困難を乗り越え、さらなる飛躍を目指す彼等が、今だから思うこととは―――。

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◆「FANTASTIC ROCKET」

デビュー5周年を迎える12月5日にリリースされる「FANTASTIC ROCKET」は、ファンと一緒に大きな夢へ向かって旅するプロジェクト“FAN FAN PROJECT”や初の単独アリーナライブ開催を経て、彼等が次のステージへ向かう未来への希望が込められたアルバム。リード曲「STARBOYS」、それと対になる「DARK MATTER」、佐藤大樹主演ドラマ「around1/4」(ABCテレビ)の主題歌「It's all good」の新曲3曲を含む全12曲が収録されている。

◆世界&中島颯太が語る「FANTASTIC ROCKET」の魅力

― まずは今回リリースする「FANTASTIC ROCKET」のポイントを教えてください。

中島:約2年半ぶりのアルバムだったので僕たちも待っていましたし、ファンの皆さんも待望だったのではないでしょうか。しかもリリースした楽曲が入りきらなかったぐらいで、改めて今まで色々な楽曲を出していたんだなと感じました。色々なジャンルの楽曲を入れたので、満足度の高いアルバムになっていると思います。

― リード曲「STARBOYS」はいかがですか?

中島:アルバムを作るということが決まってから、昔から作詞をやってくださっていたZEROさんとSLAYさんが「ファンタのためだけに1曲作ろう」とトラック、メロディーから歌詞と、全部僕たちのために作ってくださってできた曲です。なので歌いやすいキーや出しやすい音もたくさん使ってくださいました。キャッチーで、さらにダンスも入るので、めちゃくちゃ推し曲になっています。それから今回のアルバムは初めての試みで、「STARBOYS」と対になっている「DARK MATTER」という曲もあるんです。「STARBOYS」が明るめな感じで、「DARK MATTER」がダークで不思議な感じの宇宙空間になっていて。どっちもかっこいいので、ぜひ細かいところまで聴いてほしいです。

世界:「STARBOYS」は振りを作る時にすごく原点回帰的な要素と、新しくまた進化してスタートしていくという部分を入れました。今までの2年半で得てきたものを入れつつ、新しいことにもチャレンジしています。「DARK MATTER」はまだ振りがないので、逆にこれから考えるのが楽しみです。アルバム全体としてはとにかく曲幅が広く、色々な方向にさながらロケットのように飛んでいくという感じですかね。おお~、今上手いこと言いましたよ(ドヤ顔)。

中島:そこは自分で言っちゃうとダメなんですけどね(笑)!

◆中島颯太、“想像もしていなかった”アリーナライブ

― 「STARBOYS」には「夢見てた未来を超え」という歌詞がありますが、「活動当初は想像もしていなかったことが叶った」というエピソードを教えてください。

中島:全部です。でもアリーナライブの初日は本当にすごかったですね。びっくりするぐらい歓声が出ていて。HIROさんからも「ここ何年間で1番歓声が出てたんじゃない?」と言ってくださって嬉しかったです。

世界:僕は、基本的には全部予定通り進んでいるなと…。全て通過点に過ぎないというか。

中島:かっこいい(笑)!もう歌詞やん!

世界:誰も見たことのないゴールの先へ行く、それが僕らの旅だと思っています。

中島:作詞家ですか?作詞家が出ちゃってますよ(笑)。

世界:辿り着く前のいくつもの通過点がどんどん線になって、線と線が面になって、面と面が立体になって…。それができるのがFANTASTICSかなと。

中島:言いすぎてダサくなっちゃってます(笑)!

世界:新しい立体の形です。

中島:最終ダサ(笑)!!

◆世界、個人仕事では「FANTASTICS・LDHを背負っている」

― 世界さんと中島さんはFANTASTICSの最年長と最年少となります。そんなお二人がこの5年を振り返って、グループ内の関係性や雰囲気で1番変わったと感じることは?

中島:雰囲気は変わってないなと思うんですよ。

世界:そうですね。

中島:仲が良い感じやふざけ合うところは変わっていないです。でも1人1人の個人の仕事が増えた時に、それぞれがFANTASTICSを背負ってやっていて。集まった時に全員がFANTASTICSを想っている力強さ、発信の力やグループへの持っていき方というのはどんどん変わってきているなと感じます。

世界:僕だとアニメや漫画など個人でのお仕事をさせていただいていますが、メンバーそれぞれが1人で現場に行く時に、5年前よりもFANTASTICS、ひいてはLDHを背負っている感じがします。例えば颯太は色々な人に話しかけられる得な性格をしているし、そういうところで色々な人から良い評判を受けていて。自分のためでもあるし、それが回り回ってグループのためになる。1人1人がこう…流れ星みたいに飛んでいって。

中島:やってもうた(笑)!!前半は良かったのに!今回は真面目やと思ってたのに!

世界:星々が散らばっていくんですよ。それが…星座になるんです。だから多分近い将来、新しい星座ができると思うんですよね。空を見たらFANTASTICS座というのができていると思うんです。

中島:FANTASTICS座!?

世界:それが5年間で変わったことかなと思います。

◆中島颯太「すごく痛手」だったコロナ禍を経て

― 「何一つ無駄じゃない」という歌詞もありますが、「あの時は悩んだりしたけど、今振り返ってみると無駄じゃなかった」と思えた経験はありますか?

中島:僕は完全にコロナ期間です。デビューしてすぐにコロナ禍になってしまって、5年間のうち2~3年ぐらいは全力で動けていない時期だったのでファンタとしてはすごく痛手でした。でも、当時「FNT」というアリーナツアーが全公演中止になったのですが、今思うと、もしあの時期に開催していたら上手くはいっていなかったのかなって。ただただ自分たちには早すぎてしまって、こけるか満足いかなかったツアーになっていたんじゃないかなと。あそこで1回落ち込んだけど、その時間は全員が見つめ直してしっかり準備する期間になった。そこから3年経って今年アリーナライブができて、皆が一気に団結してパフォーマンスしている感じでした。……星の集合体を、それぞれのロケットが…(世界のジョークに乗っかる)。

世界:(思わず吹き出す)

中島:一つのロケットではなく、それぞれのロケットが途中で合わさって大きなロケットになって…みたいな感じです(笑)。

◆世界、FANTASTICS&EXILEの兼任「手探りでした」

― 世界さんはいかがですか?

世界:最初の頃は皆手探りで、ボーカルの2人なんていわゆる下積みがない状態でオーディションでいきなりポンッと入って何千人の前で歌う。入った年にEXILEのドームツアーに帯同してATSUSHIさんとTAKAHIROさんと一緒にパフォーマンスして…そういう色々な経験をボーカルもパフォーマーもしていました。僕と(佐藤)大樹はEXILEのメンバーでもありますが、FANTASTICSとして一緒に立っている時はFANTASTICSでもありEXILEでもある。そこの感覚も手探りでした。

2019年に1stホールツアーをやって、そこで皆が色々な試行錯誤をし始めて、2020年、事務所もスタッフさんも含め「ここからもっと本格的にエンジンかけて挑戦していこう」と思った時にコロナ期間に入ってしまいました。でもその中で颯太はギターをやったり、僕はMPCをやるようになったり、それぞれが家の中に1人でいる時も、心の中にファイヤー…炎があった。

中島:うわぁ最悪や(笑)!英語がいらんねんなぁ…良いこと言ってるんだけどな…。

世界:僕は「Demon Slayer」…「鬼滅の刃」というのを読んでいて、煉獄杏寿郎という人が「心を燃やせ」と言うんですけど、ジャンプで読んだ時から、燃やすことって大事だなと思っていて。でも、こんなくすぶった皆のファイヤー…炎を、エクスプロージョン、爆発させるためにはどうしようかなと迷っていました。

中島:そんな難しい英語いらないです(笑)。普通に爆発でいい!!

世界:それでオンラインライブとか色々開催して、ようやくホールツアーができるようになった、「HOP STEP JUMP!!!」でバーニングアップできて、皆が結果にコミットできて。それぞれのコミュニケーションやレギュレーションも…。

中島:最近留学してないでしょ。行っても韓国でしたよ!?

世界:エブリバディが…。

中島:エブリバディ!?ライブ以外で聞いたことないで。

世界:すごい「Say Yeah!」した感じ。それは無駄じゃなかったなと。

中島:「Say Yeah!」はもうライブや!長かったなぁ(笑)。

― 貴重なお話をありがとうございました!

◆後記

本文で記載したテンポの良い掛け合いを、取材中ずっと続けていた2人。撮影では茶目っ気たっぷりにキュートなポーズを繰り広げ、インタビューの始まりにはボイスレコーダーに向かって「世界です」「中島です」と小声で囁いたり、終了後には中島がぼそっと「こういうラジオしたい(笑)」と呟いたりと、仲の良さが存分に伝わってきた。

世界が気取らずにボケを披露し、中島がすかさずツッコミを入れる。その一方で回答の節々からはグループの未来を真剣に考える思慮深さが垣間見える。FANTASTICSは、そんな愛とユーモアに溢れた最年長と最年少に、上からも下からも包まれている―――それもまた彼等が温かいグループである理由の一つなのだろう。(modelpress編集部)

◆FANTASTICSプロフィール

EXILE TRIBEの新グループとして、EXILEの世界・佐藤大樹をリーダーに、パフォーマー集団として2016年12月29日に結成。2017年5月から12月にかけて「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~」を開催し、約3万名の応募者の中から勝ち上がった八木勇征・中島颯太が加入。2018年にシングル「OVER DRIVE」でメジャーデビューを果たした。

◆世界(せかい)プロフィール

生年月日:1991年2月21日
血液型:B型
出身地:神奈川県

◆中島颯太(なかじま・そうた)プロフィール

生年月日:1999年8月18日
血液型:B型
出身地:大阪府

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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