【モデルプレス=2023/11/28】読売テレビは28日、管理職社員が番組制作費を不正請求し、自身に還流させていたことを公表。同社員が担当した音楽番組『カミオト夜』を2023年内で休止することを明らかにした。フジテレビ、読売テレビの番組内容と酷似で謝罪 読売テレビが指摘「誠に遺憾」◆読売テレビ「カミオト夜」担当社員が不正読売テレビは公式サイトにて「当社管理職社員が、飲食費用等を番組制作会社に『追加演出費』名目で当社に水増し請求させた上で、自らに現金で還流させていました。また、同番組制作会社に用途不明瞭な『プール金』を含めた不正請求をするよう指示し、当社に支払わせていました」と公表。これを受け、28日付で当該社員を懲戒解雇、管理監督者に対しても処分を行った。2023年7月『カミオト夜』の経費が毎月の予算を大きく上回る状態が続いたため経理局が精査したところ、当該社員が番組を担当した期間に番組制作会社から「追加演出費」名目で多額の請求が続いていたことが判明。社員や制作会社への聞き取りの結果不正が発覚し、不正総額は計約1383万円に上る。なお該当社員は不正に支出された全額について弁済の意志を示しているという。読売テレビは再発防止策として「コンプライアンス徹底 ガバナンス再構築」「経理調査の実施」などを提示。「社内外からの意見を取り入れ、当社に欠けていた点、改めるべき点を徹底検証した上で、全社を挙げて再発防止に取り組み、今回の問題をきっかけに、これまで以上に皆様に信頼される放送局となるよう不断の努力を重ねてまいります」とした。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】