市川猿之助被告に有罪判決 松竹が今後について言及「極めて重く受け止める」 | NewsCafe

市川猿之助被告に有罪判決 松竹が今後について言及「極めて重く受け止める」

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市川猿之助(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/11/17】両親への自殺ほう助罪で起訴された歌舞伎役者・俳優の市川猿之助被告が、11月17日に東京地方裁判所より懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が下された。これを受け、歌舞伎の制作を手掛ける松竹株式会社がコメントを発表した。

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◆松竹、市川猿之助被告の今後について説明

松竹は、猿之助被告の有罪判決を受け、「控訴期間が設けられております為、判決は確定しておりませんが、まずは弊社といたしまして、これまで弊社の製作主催する歌舞伎公演に数多く出演してきた市川猿之助が人命に関わる事件によって有罪判決を受けましたことを極めて重く受け止める次第です」とコメント。亡くなった市川段四郎夫妻に改めて哀悼の念を表すとともに、猿之助被告の過ちは許されるものではないという姿勢を示した。

猿之助被告については、「まずは1人の人間として、亡くなられたご両親の分までしっかりとこの後の人生を歩んで欲しいと考えます」とした上で、今後の活動は「現時点ではまったく白紙の状態」と説明。「弊社としては市川猿之助のこれまでの歌舞伎界への貢献に照らせば、本人を是非支えて参りたいと存じますが、本日の判決をどのように受け止めるか、弊社としても本人と時間をかけて話し合い、また、今回の件が社会全体に与えた影響や責任からも目を逸らさず、皆さまからのご意見にも耳を傾けながら、進むべき道を共に模索して参りたいと思います」と記した。

一方で、「今回の件の発端とされている一部週刊誌の記事に関しては、弊社としても、あらゆるハラスメント行為は決して許されないものと考えており、各公演の製作現場をより健全で開かれた環境とすべく、ハラスメント事象の通報窓口の利用を弊社社員に加えてすべての舞台関係者を対象に拡大するなどの取組を進めております」とも説明している。

◆市川猿之助被告、自殺ほう助の疑いで逮捕されていた

猿之助容疑者は5月18日、父親の段四郎さんと母親とともに自宅で3人で倒れている姿が発見され、緊急搬送。両親は死亡していることが確認されており、死因は向精神薬中毒とみられていた。

報道によると、その後の捜査関係者への取材で猿之助容疑者が母親へ睡眠薬を渡した疑いが強まり、この日警視庁が猿之助容疑者を逮捕していた。

◆市川猿之助被告、歌舞伎役者・俳優として活躍

猿之助容疑者は歌舞伎役者としてはもちろん、俳優業での活躍も目覚ましく、近年では「最初はパー」(テレビ朝日/2022年)「鎌倉殿の13人」(NHK/2022年)に出演。その多彩な表現で視聴者を引きつけていた。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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