その勢いのまま『A Real Man』などパワフルソングが続き、曲間ではすでにメンバーの荒い息遣いが聞こえる中、追い打ちをかけるような『weeeek』 が。「全員飛ぶぞー!」(小山慶一郎)、「横アリただいまー!」(加藤シゲアキ)の掛け声や、両手をあげて大きく回しあおる増田貴久、ファンに負けるもんかと3人自身も肩を組んでジャンプをして、開始20分もしないうちにメンバーもファンもすでに汗だく状態。いい感じにエンジンがかかり、気持ちよく幕を開けた。
その流れでロックナンバーの『JUMP AROUND』『Tick-Tock』などハードに攻めまくりファンも縦ノリに。3人が再びトロッコに乗りこむと、『チャンカパーナ』など一緒にノレる人気曲メドレー。トロッコから身を乗り出したり、しゃがみこんだりしながら、丁寧にファンに手を振ったり指ハートを作ったりしながら外周を回り「ありがとう」を伝えていくメンバー。続いてはメンバーとファンの総称“チーム NEWS”のための歌であり、みんなで歌ってこそ完成する『We are Team NEWS』が。増田の「NEWSは20周年でチームが出来たよー!」との叫びと軽快なダンスのメンバーに、ファンも負けないほどのノリで体を動かしながらコール&レスポンスをして、会場が一体になって楽しんでいた。
◆NEWS、結成20周年迎え想い語る
メンバーからの挨拶ではそれぞれ20周年への想いが語られた。「みんなに支えられて僕ら3人で20年、NEWSを守ってここに来ることができました。信じてついてきてくれたこと、本当にありがとうございます。NEWSって何に強いか知ってる?逆境。何回も乗り越えてきました。でもそこには俺らだけじゃなくみんなもいた。全部俺らに任せて。NEWS楽しもう」(小山)、「このコンサートで何が伝えたいんだろうと考えた時に、たくさんの感謝がある中で、20年前に3人が出会って、20年後も同 じところを見て、ただ好きなことを続けてきただけだなと。この3人で良かったということが伝わればいいなと思いました。その中でファンの方やスタッフさんと“チームNEWS”、チームになれたことをみんなでお祝いできる時間になったらいいなと思っています」(増田)、 「本当に今日はありがとうございました。20周年、ここまでやってこれたこと本当にみなさんのおかげです。みなさんのおかげで僕の存在があるってこと。僕はあなたたちに愛してると伝えたいです」(加藤)と、頼もしさと笑いを織り交ぜた挨拶が終わると、全員で「NEWS」コールをして、いまやNEWSの代表曲の1曲でもある『U R not alone』が始まった。