【モデルプレス=2023/09/24】女優の松たか子が24日、都内で開催された~ディズニー創立 100 周年記念特別企画~『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』開幕直前イベントに出席。「第92回アカデミー賞」での歌唱を振り返った。【写真】「アナ雪」エルサのドレス姿で登場した松たか子◆松たか子、アカデミー賞での歌唱回顧社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』シリーズで、エルサの日本語吹替声優を務めた松は、ディズニー作品の吹き替えを数多く担当してきた山寺宏一が「主に青系のキャラクターを担当」と発言したことを踏まえて「松たか子です。私も同じく寒色系のキャラクターを担当させていただいております。今日はこの場に居られてすごく光栄です」とにっこり。「第92回アカデミー賞」において、各国のエルサの声優たちと『アナと雪の女王』の主題歌『レット・イット・ゴー~ありのままで~』を歌唱したことに話が及ぶと「エルサたちが本当にプリンセスというか、明るくて。前向きにどんどんどんどん考えていく人たちで、楽しかったです。私は出番が終わってすぐ帰ってしまいまして。みんなは『スタジオの見学、ツアーに行くの』とか、もうイケイケで(笑)。『なんで帰るのたか子!』みたいな、そう言われながらアメリカをあとにしました。みんなパワフルで素敵な女性たちでした」と懐かしんだ。ディズニー・アニメーションの魅力を聞かれた松は「やっぱり見た人が『わあ~』って思えたり、声に出しちゃったりする。『わあ~』な気持ちを呼び起こさせてくれる力があるんじゃないですか。『ディズニー?どうかなあ』なんて言っている人も、『わあ~』って思う一瞬は絶対にあると思うんですよ。それを作り出し続けられる、それこそ魔法のような。それは魅力。敵わない力を感じますけど」と返答。仕事として関わることに関しては「修行の山に籠るみたいな感じですかね(笑)。レコーディングしている間はガラス越しに監督やエンジニアの方がいらっしゃるんですけど、全く振り向けないです。エルサの画面とマイクに向かって必死に歌ったり喋ったり。監督の顔をうかがう余裕もないくらい。見る方の夢を壊しちゃうような、山籠もりみたいな(笑)。覚悟して行かなきゃいけない山みたいな。これでもうその山に登れなくても、もうそこに行けなくてもいいというつもりで、一言一言吹き込むつもりでやりたいお仕事です」と語った。◆松たか子「アナと雪の女王」印象的なシーンは?ディズニー・アニメーション作品における印象深い場面を聞かれた松は「いろいろ考えて。雪だるまちゃんの言葉ですか。オラフ。オラフの台詞で。『アナと雪の女王』の1の方かな。言葉がちゃんと思い出せないですけど、暖炉の前で凍えそうになっているアナに対して(の台詞)」とコメント。その台詞は「愛っていうのは自分より人のことを大切に思うことだよ」とのことで「彼の無邪気な顔・キャラクターから本質的なことを言われると、それこそ大人もどんな人も素直に言葉を聞けるというか。『そうだね』って言える、優しい言葉だなと思って。すごく好きなシーンであり言葉です」と笑顔で話していた。最後に、これからの100年に向けて、ディズニーに期待したいことを尋ねられた松は「夢と魔法と勇気にしました。ディズニーの作品に出てくるプリンセスは孤独だったり、心の中に何か抱えて戦っているプリンセスもいたりして。そこから一歩踏み出す勇気をみんなが持っていて。ほんの小さな勇気だったり大きな勇気。いろんな形はあるんですけども、ほんのちょっとの勇気さえあれば、何か扉が開けるのかなっていうことを、私はプリンセスたちから学ぶので、この言葉を選びました」と語っていた。この日はミッキーマウスとミニーマウス、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社バイスプレジデント&ゼネラルマネージャー・目黒敦も出席した。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】