【NCTスタジアム公演メンバー別レポ】19人を徹底解説 記者が捉えた全員の魅力紐解く<STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’> | NewsCafe

【NCTスタジアム公演メンバー別レポ】19人を徹底解説 記者が捉えた全員の魅力紐解く<STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’>

芸能 モデルプレス/ent/korean/talent
(後列左から)ジャニー、ヘンドリー、チソン、ドヨン、クン、チョンロ、ジョンウ、ヘチャン(中列左から)シャオジュン、ジェノ、テン、ジェミン、ジェヒョン(前列左から)ヤンヤン、マーク、ユウタ、テヨン、ロンジュン、ウィンウィン「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
【モデルプレス=2023/09/21】グローバルボーイズグループ・NCT(エヌシーティー)の日本初となるスタジアム公演となった「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」が16日から17日にかけて東京・味の素スタジアムにて開催された。ここでは記者の視点から観た19人1人ひとりの魅力をおさらいする。<ライブレポート>

【写真】NCT全ユニット集合 日本でスタジアム公演

◆NCT、初スタジアム公演開催

初のスタジアム公演であり、全ユニットが集結した合同公演である今回。8月26日の韓国・仁川文鶴競技場公演を皮切りに9月9日から10日に大阪・ヤンマースタジアム長居、9月16日から17日に東京・味の素スタジアムで公演を開催した。

NCTは独自の世界観で唯一無二の路線を切り拓くNCT 127(エヌシーティーイチニナナ)、爽やかでポップな魅力が弾けるNCT DREAM(エヌシーティードリーム)、重厚かつ妖艶な舞台で魅せる中華系ユニットのWayV(ウェイブイ)、人数に変動があるNCT U(エヌシーティーユー)による4つの派生ユニットで構成されており、グループごとのステージから、それぞれのメンバーが混ざり合うNCT U(エヌシーティーユー)によるパフォーマンスまで40曲を届けた。なお、今回はプレデビューリアリティ番組「NCT Universe:LASTART」から新たに誕生した「NCT NEW TEAM(仮)」もオープニングアクトとして登場した。(テイル(TAEIL))は怪我のため欠席)

◆ジャニー(JOHNNY)/NCT 127

完璧な等身、肉体美を存分に活かした独自の魅力を発揮。「The BAT」では、髪をかき上げただけで会場中の視線を独占し、ラストの囁き「My bat apex」に堕ちなかったファンはいないであろう。年長メンバーならではの群を抜いたダンディな色気を放ったと思えば、MCで「ちょっと待ってください!」とほかのメンバーをいじり、暖かな空気を作り上げるなどしっかりとお茶目な部分も併せ持っていた。

◆テヨン(TAEYONG)/NCT 127

NCTの完全無欠なリーダーとして、ソロ、ユニット、全体楽曲と出番の数はトップクラス。モニターに映るだけで悲鳴が上がる、まるでアンドロイドかのような造形美でありながらも、コロコロと変わる表情、楽曲ごとにテイストを変えてくるラップスキルで異常なまでにファンを魅了。ハイトーンをベースに根本は黒、そして襟足を長く伸ばした個性的なヘアであっても、むしろそこに注目できないほどのビジュアルに全員がひれ伏していた。

◆ユウタ(YUTA)/NCT 127

現在、唯一の日本人メンバーとなったユウタは、ホームタウンである会場だからこそ、熱のこもった煽りで客席中を沸かす姿が印象的。その場その場で生まれた感情を優しい声色、見事な言葉選びで伝え、思わず涙するファンも多数いたことだろう。もちろんパフォーマンス面でも多彩な魅力を発揮し「2 Baddies」にて「널 잃지 마 끝까지 달려가(君を失わないで 最後まで駆け抜けて)」と感情をあらわに熱唱する姿には思わず胸が高鳴った。

◆クン(KUN)/WayV

メンバー内随一の落ち着いた雰囲気と優しい表情で「旦那」と称されることもあるクン。甘いルックスで語りかけるように歌う姿はファンをときめかせ、激しいナンバーの多いWayVの楽曲の中でも指ハートなどの愛嬌を挟み込むなど抜かりない。普段は品行方正でクリーンなイメージがあるが、「Love Talk」では大胆にブラウスのリボンを解いてみせるなど、新たな一面で魅了。最後の挨拶では観客に圧倒された様子で少し言葉を詰まらせながらも真摯に感謝を伝える姿が印象的だった。

◆ドヨン(DOYOUNG)/NCT 127

ボーカルを得意とするメンバーが多数在籍する中でもNCTのアイデンティティーを支えているとも言える魅惑的な声を持つドヨン。序盤にバラードが続く箇所では怒涛のパート数をこなしつつも全く音程をブレさせることなく完璧に安定。圧巻の美声で軽々と高難度な歌唱を披露する姿にはつい感嘆の声が漏れる。それだけでなく、楽しんでステージを行う様子がパフォーマンス全体から滲み出ており、ファンの歓声を受けて素で笑みをこぼしてしまうような「ずるい」一面ものぞかせていた。

◆テン(TEN)/WayV

「妖艶」という言葉がここまで似合う人も中々いないと思わせるほどの麗しさを持つテン。メインダンサーとしてグループ全体のパフォーマンスを牽引しているが、センターでソロダンスを披露すれば会場中を惹き付け、全員をの虜にするほどのオーラ、そして視線や指先まで気が配られた繊細で美しい舞を見せていた。華奢な体にマッチするフリルがあしらわれたブラウスをSEXYになびかせながら踊る姿はテンならでは。「Take Off」「Baggy Jeans」などスキルが光るステージの中でもキュートにキリングパートをこなす姿にはときめかざるを得なかった。

◆ジェヒョン(JAEHYUN)/NCT 127

NCTの中でも揺るぎなく“ハンサム”の立ち位置をモノにしているジェヒョンだが、その魅力はライブでこそ発揮されているのではないかと思わせるほど。「Coming Home」などバラード楽曲では目を閉じて音楽に集中する様子がファンの胸を打った。その一方MCでは、あまりの暑さから「Everybody HOT!」などとおっとりとした話し方で流暢な英語を繰り出し、ファンとのライブそのものを楽しみながら生き生きと輝く姿が印象的だった。

◆ウィンウィン(WINWIN)/WayV

日本公演には久々の登場となったウィンウィン。最近では落ち着いた髪色が多かったが、公演に合わせてイメージチェンジしたと思われるハイトーンヘアで透明感溢れるビジュアルへさらに磨きをかけスタジアムに降臨した。美しい瞳と可愛らしい口角が清純な印象をもたらし、スクリーンに映ればたちまち歓声が。MCでは日本語をしっかり覚えてコミュニケーションを取る姿が印象的。中国での俳優活動が多いだけに、久々のNCT全体としてのウィンウィンのステージをファンのみならずメンバー全員が愛を持って喜ぶ姿が胸を打つ。

◆ジョンウ(JUNGWOO)/NCT 127

ピュアかつ清純なキャラクターに加え、愛らしいモーションでファンから“犬”と称されることもあるジョンウ。MCで「私はひき肉です!」「なぁぜなぁぜ?」と日本のTikTok発信でトレンドとなっているワードを繰り出したり、ユウタの「やれるか東京!」を真似て沸かせたりと人一倍ファンを楽しませたいというまっすぐな思いが強く伝わる。また、自身のデビュー曲である「BOSS」での「좀 더 closer closer closer 믿고 다가서 줘」など、堂々とクールにパートをこなし、可愛いだけではない多様な姿を披露していた。

◆マーク(MARK)/NCT 127・NCT DREAM

マークは、所属する2グループに加え、NCT Uとしての楽曲参加も多数。疲れをのぞかせてもおかしくないほどの出演数だが、そのどれもを表現力たっぷりに、手を抜くことなくやり切る姿こそが最大の魅力と言えるだろう。眉毛、目、口など表情の細かい動きで、毎回楽曲に全く異なる味をもたらしており、息が上がったことで顔を歪めた姿ですらファンを惹き付ける。「Misfit」でのスキルフルな高速ラップ、「RESONANCE」での会場全体を掌握したようなコール…数えきれないほどのキリングパートを休むこと無くやり切っていた姿が逞しかった。

◆シャオジュン(XIAOJUN)/WayV

“顔面力”の高さで競えばシャオジュンの右に出る者はいないのではないだろうか。キリッとした眉毛に鋭い曲線を描いた目、美しく口角の上がった口元と全てのパーツが麗しく、「Universe(Let’s Play Ball)」などでは、カメラが寄れば寄るほど歓声が沸き立つ現象が起こるほどだった。歌、ダンスそのどちらのクオリティーもさることながら、ファンを喜ばせることをまっすぐパフォーマンスに組み込ませていく姿には愛を感じることができ、「Kick Back」でのクンとペアで行った至近距離の振り付けには熱い視線が注がれていた。

◆ヘンドリー(HENDERY)/WayV

そんなシャオジュンと並んで気品あふれる美麗なビジュアルを誇るのがヘンドリー。前髪が目にかかるほどまで伸ばしたヘアスタイルが色気を加速させ、表情管理で魅せなくともただカメラを見つめるだけでスタジアムを歓声に包むほどの力を持っていた。また、グループ随一の低音ボイスも楽曲のアクセントとなっており「Alley Oop」では荒々しいシャウトが炸裂。まるで王子様かのようなルックスから繰り出されるギャップのあるパフォーマンスが際立っていた。

◆ロンジュン(RENJUN)/NCT DREAM

“純粋少年”のキャッチコピーを体現したような存在であるロンジュン。つぶらな瞳と華奢なスタイルは可憐な印象を残すが、「My Everything」や「Good Night」などしっかりと声量のある歌声でスタジアムを包み込み、ファンを唸らせた場面は数知れず。MCではYouTubeで投稿したカバーが話題となったRADWIMPSの「なんでもないや」を美しく披露する一幕もあり、日本ならではのチョイスで会場を沸かせていた。

◆ジェノ(JENO)/NCT DREAM

ジェノは、まるで彫刻かのような曲線美を持つビジュアル、そしてNCT内でも随一の肉体美で、ただステージに立つだけでも存在感抜群。「OK!」などでの迫力のあるラップや、良い意味での荒々しさを感じさせるダンスも持ち味だ。その一方で「ワンちゃんです」と可愛らしく自己紹介する姿に加え、目尻を下げながらにっこりと笑う姿が印象的で、振り幅のありすぎるギャップで多くのファンをノックアウトさせていた。

◆ヘチャン(HAECHAN)/NCT 127・NCT DREAM

自身でもMCで言及していた「天才アイドル」のワードそのまま、多彩な才能、スキルを持つヘチャン。ときには可愛らしく無邪気に、ときには抜群のパフォーマンスで会場中の視線を独占する魔性っぷりで“推し”ではなくとも誰もがついつい気にしてしまう存在なのではないだろうか。中でも「PADO」でのパフォーマンスは格別で、なめらかなダンスに加え伸びやかなボーカルも際立っており、ヒキの画で映るだけでも歓声が爆発。ヘチャンのアイドルとしてのパワーが凝縮されていた。

◆ジェミン(JAEMIN)/NCT DREAM

甘いビジュアルに甘いキャラクターで高い人気を誇るジェミン。カメラをまっすぐに見つめるだけでファンの胸を高鳴らせ、MCでは「みんなのうさぎちゃん、猫ちゃん」と可愛らしく挨拶。そんな可愛らしさに留まらず、同じNCT DREAMに所属し高い人気を誇る“ケミ”とされるジェノと張り合うほどの肉体美も注目を集める理由の1つで「Alley Oop」での低音ボイスを生かした鋭いパフォーマンスは歓声を呼ぶ。また、日本語を1つひとつ紡ぎながらファンへの愛をたっぷりとのぞかせた挨拶では会場中をうっとりとした空気で包み込んだ。

◆ヤンヤン(YANGYANG)/WayV

キュートからクールまで、多彩なコンセプトを完璧に消化していたメンバーの1人であるヤンヤン。「Kangaroo」でロンジュンやチョンロらと戯れながら可愛らしさに全振りしていたかと思えば、「New Axis」からラッパーとしてのスキルを余すこと無く披露し、WayVの“マンネ”とは言わせないほどの強いオーラを放った。かたや、MCでは日本語を手に書いて準備するほどの真面目な対応をメンバーからいじられるなどお茶目な一面ものぞかせており、アンコールやトロッコであらゆるメンバーと絡む様から愛らしいキャラクターがうかがえた。

◆チョンロ(CHENLE)/NCT DREAM

チョンロは、可愛らしいベビーフェイスと透き通るような安定したボーカルが持ち味。バラードパートの始まりを告げる「Interlude:Oasis」の歌い出しで会場を一気に引き込み、楽曲の世界観へと連れ込んでいた。また、チョンロを語る上で欠かせないのが「Kangaroo」。今回のセットリスト随一の可愛らしい楽曲だが、サビの最後のパート「매일이 내 Birthday I’m trippin’ kangaroo」ではハートや口に指を当てた뀨ポーズなど、とにかく可愛らしさのバリエーションが豊富で会場中を虜にしていた。

◆チソン(JISUNG)/NCT DREAM

NCTの“マンネ”を担当するポジションでありながら、スクリーンに抜かれた瞬間の視線、キレの良いダンスで最も会場を揺らしたとも言えるチソン。ダンスのスキルもさることながら、表情管理の匠さまで備わり、「Black on Black」 「The BAT」「RESONANCE」…沸かせた場面が数え切れない。ひとたびパフォーマンスを終えるとシャイな雰囲気が戻り、控えめにファンサービスを行ったり「月が綺麗ですね」と照れつつも美しい日本語表現を用いたりと鋭いオーラからは一変。中でも“ケミ”として人気を誇るチョンロを腕の間にくぐらせる「Kangaroo」のパートの可愛らしさは、会場中が癒やされた瞬間だった。

19人それぞれが完璧にパフォーマンスをこなしながら充実の約4時間を走り抜けた今回の公演。デビュー曲「The 7th Sense」で開幕し、最新曲「Golden Age」を全員で歌って締めくくる演出はグループとしての軌跡を表しているようで感動を誘った。今回の19人に加え、惜しくも不参加となったテイル、そして新たに加入した「NCT NEW TEAM(仮)」とともに作られるNCT独自の舞台をこれからも見つめていきたい。(modelpress編集部)

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