【NCTスタジアム公演メンバー別レポ】19人を徹底解説 記者が捉えた全員の魅力紐解く<STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’>
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【モデルプレス=2023/09/21】グローバルボーイズグループ・NCT(エヌシーティー)の日本初となるスタジアム公演となった「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」が16日から17日にかけて東京・味の素スタジアムにて開催された。ここでは記者の視点から観た19人1人ひとりの魅力をおさらいする。<ライブレポート>
NCTは独自の世界観で唯一無二の路線を切り拓くNCT 127(エヌシーティーイチニナナ)、爽やかでポップな魅力が弾けるNCT DREAM(エヌシーティードリーム)、重厚かつ妖艶な舞台で魅せる中華系ユニットのWayV(ウェイブイ)、人数に変動があるNCT U(エヌシーティーユー)による4つの派生ユニットで構成されており、グループごとのステージから、それぞれのメンバーが混ざり合うNCT U(エヌシーティーユー)によるパフォーマンスまで40曲を届けた。なお、今回はプレデビューリアリティ番組「NCT Universe:LASTART」から新たに誕生した「NCT NEW TEAM(仮)」もオープニングアクトとして登場した。(テイル(TAEIL))は怪我のため欠席)
◆ジャニー(JOHNNY)/NCT 127
完璧な等身、肉体美を存分に活かした独自の魅力を発揮。「The BAT」では、髪をかき上げただけで会場中の視線を独占し、ラストの囁き「My bat apex」に堕ちなかったファンはいないであろう。年長メンバーならではの群を抜いたダンディな色気を放ったと思えば、MCで「ちょっと待ってください!」とほかのメンバーをいじり、暖かな空気を作り上げるなどしっかりとお茶目な部分も併せ持っていた。
ピュアかつ清純なキャラクターに加え、愛らしいモーションでファンから“犬”と称されることもあるジョンウ。MCで「私はひき肉です!」「なぁぜなぁぜ?」と日本のTikTok発信でトレンドとなっているワードを繰り出したり、ユウタの「やれるか東京!」を真似て沸かせたりと人一倍ファンを楽しませたいというまっすぐな思いが強く伝わる。また、自身のデビュー曲である「BOSS」での「좀 더 closer closer closer 믿고 다가서 줘」など、堂々とクールにパートをこなし、可愛いだけではない多様な姿を披露していた。
“顔面力”の高さで競えばシャオジュンの右に出る者はいないのではないだろうか。キリッとした眉毛に鋭い曲線を描いた目、美しく口角の上がった口元と全てのパーツが麗しく、「Universe(Let’s Play Ball)」などでは、カメラが寄れば寄るほど歓声が沸き立つ現象が起こるほどだった。歌、ダンスそのどちらのクオリティーもさることながら、ファンを喜ばせることをまっすぐパフォーマンスに組み込ませていく姿には愛を感じることができ、「Kick Back」でのクンとペアで行った至近距離の振り付けには熱い視線が注がれていた。
チョンロは、可愛らしいベビーフェイスと透き通るような安定したボーカルが持ち味。バラードパートの始まりを告げる「Interlude:Oasis」の歌い出しで会場を一気に引き込み、楽曲の世界観へと連れ込んでいた。また、チョンロを語る上で欠かせないのが「Kangaroo」。今回のセットリスト随一の可愛らしい楽曲だが、サビの最後のパート「매일이 내 Birthday I’m trippin’ kangaroo」ではハートや口に指を当てた뀨ポーズなど、とにかく可愛らしさのバリエーションが豊富で会場中を虜にしていた。
◆チソン(JISUNG)/NCT DREAM
NCTの“マンネ”を担当するポジションでありながら、スクリーンに抜かれた瞬間の視線、キレの良いダンスで最も会場を揺らしたとも言えるチソン。ダンスのスキルもさることながら、表情管理の匠さまで備わり、「Black on Black」 「The BAT」「RESONANCE」…沸かせた場面が数え切れない。ひとたびパフォーマンスを終えるとシャイな雰囲気が戻り、控えめにファンサービスを行ったり「月が綺麗ですね」と照れつつも美しい日本語表現を用いたりと鋭いオーラからは一変。中でも“ケミ”として人気を誇るチョンロを腕の間にくぐらせる「Kangaroo」のパートの可愛らしさは、会場中が癒やされた瞬間だった。
19人それぞれが完璧にパフォーマンスをこなしながら充実の約4時間を走り抜けた今回の公演。デビュー曲「The 7th Sense」で開幕し、最新曲「Golden Age」を全員で歌って締めくくる演出はグループとしての軌跡を表しているようで感動を誘った。今回の19人に加え、惜しくも不参加となったテイル、そして新たに加入した「NCT NEW TEAM(仮)」とともに作られるNCT独自の舞台をこれからも見つめていきたい。(modelpress編集部)