福本莉子、Snow Man目黒蓮&佐野勇斗から刺激 “運命的な出会い”も明かす<「トリリオンゲーム」インタビュー> | NewsCafe

福本莉子、Snow Man目黒蓮&佐野勇斗から刺激 “運命的な出会い”も明かす<「トリリオンゲーム」インタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
福本莉子、佐野勇斗(C)TBS/高橋裕子
【モデルプレス=2023/09/01】TBS系金曜ドラマ「トリリオンゲーム」(毎週金曜よる10時~)に出演している女優の福本莉子(ふくもと・りこ/22)。モデルプレスなどのインタビューに応じ、演じている高橋凜々について、撮影現場の雰囲気や共演者との裏話を語った。

【写真】「トリリオンゲーム」で“堅物感”を意識して演じている福本莉子

◆目黒蓮主演「トリリオンゲーム」

原作は「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で好評連載中の原作・稲垣理一郎、作画・池上遼一の同名漫画。

主人公である“世界一のワガママ男”・ハルと、“気弱なパソコンオタク”・ガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世のすべてを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメント。

福本は同局のドラマに初出演。主演を務めるSnow Manの目黒蓮演じるハルと俳優の佐野勇斗演じるガクがゼロから起業した「トリリオンゲーム」社の初の新入社員で、入社1日目で代表取締役社長に任命されるという役どころを演じる。

◆福本莉子「トリリオンゲーム」凜々は自身と重なる?

― 凜々を演じている時の心境を教えてください。

福本:クランクインする前はずっと原作の凜々を見て読んで、どう演じていくか考えていました。最初の方は、堅物感を出すことが難しく監督とも相談しながらやっていたのですが、話数を重ねるごとにだんだん凜々のキャラに慣れて、板についてきた実感があります。

― 演じる凜々と福本さん自身が重なると感じる一面はありますか?

福本:私自身、どちらかというと結構真面目で頭で考えてしまうタイプだと感じているため、演じていて違和感はあまりないです。正直、自分と凜々は遠くないように感じます。

― 今作は原作がある作品ですが、福本さんにとって原作がある作品とない作品ではどちらの方が演じやすいですか?

福本:原作には、演じるキャラクターの全てが書いてあり、それを見て研究をすることに慣れてしまったので、正直、原作なしの状態で自ら新しいキャラクターを生み出すのは難しいなと感じています。

ただ、どちらでも準備する量とやり方は変わらず、原作があれば原作を読み込んで、演じる役の個人情報や心情を理解し、原作と映像の違いなども確認して、気持ちも整理して準備します。原作をそのまま映像作品として描いてしまうと違和感を与えてしまう部分もあるため、実際に生身の人間が演じておかしくないように相手の役者さんの反応を見ながら現場で臨機応変に対応できるようにしたいです。

原作がない場合は、いただいた台本をとにかく読み込んで、疑問点は全部書き出して、監督に相談します。

◆福本莉子「トリリオンゲーム」撮影中に手応え感じた瞬間

― 演じる上で工夫していること、手応えを感じたシーンはありますか?

福本:2話の初登場シーンは特に凜々を堅物に見せたくて、とにかく声を大きく、動きを直角にするなど1つの動作、声色、表情を工夫して視聴者に堅物感を伝えようとしていました。

最初の就活の登場シーンを振り切ってやれた時には手応えを感じました。人生であんなに大きな声を出したのはこのシーンだけです。それぐらいテストの時から大声を出して、フルパワーで演じせていただきました。

― 凜々の初登場シーンは特に印象に残っていますが、監督からリクエストされたことなどはありますか?

福本:演じていると堅物感をふと忘れてしまうことがあるので、リハーサルをやってみて「もう少し堅物感お願いします!」と言われて、話したことはありました。花屋でお客さんを追いかけるシーンでは、初めは普通に走っていたのですが、角を曲がる時に直角に曲がってみたら面白いんじゃないかという話になり、実際の撮影ではロボットのように素早く直角に曲がる動きに変わりました。

― 凜々は第3話で原作にもある“トリンリンポーズ”も披露するなどテンション高めな印象でしたが、この時の撮影はいかがでしたか?

福本:やれと言われたら断れない凜々の性格に合わせて、私自身も凜々と同様に最初は困惑して苦戦しながらも、段々と慣れていきました(笑)。ただ、プライベートであそこまでテンションが高くなることはないため、テンションを上げるのは大変でした。

― ドラマの放送を受けて、反響はいかがですか?

福本:反響はすごくありました。ゴールデン帯のドラマにレギュラー出演するのが初めてだったため、クランクイン前はいつも以上に緊張してしまったのですが、「原作のまま」「凜々、頑張っている姿いいね」といったような感想やX(旧Twitter)で「トリンリン」がトレンド入りしているのを見た時はすごく嬉しかったです。

地元の友人たちも見てくれていて、「トリンリンです」という挨拶を真似した動画が送られてきたのですが、劇中で私がヘッドホンをつけていたため、ヘッドホンを持っている友人はヘッドホンをつけて完全再現していました(笑)。私の知らないところで友人たちが盛り上がっている姿を見ると、「頑張ろう」という気持ちになります。

撮影が重なることもあるためリアルタイムではなかなか見られていないのですが、空き時間に感想を見ることもあります。自分の演じている姿はいつ見ても見慣れなくて、恥ずかしいですが、客観的に良い感じに映っていたらいいなと思います。

◆福本莉子「トリリオンゲーム」今田美桜との対面で緊張

― 印象に残っているシーンや苦労したシーンはありますか?

福本:今田美桜さん演じる黒龍桐姫とは何かと対立して、中でも問い詰められるシーンはクランクイン前に本読みをしたのですが、本番でも緊張感が漂っていました。実際に撮影する場所で衣装を着ると本読みの時とは全く違う雰囲気で、桐姫と対面する時はやはり緊張しました。

また専門用語が入っているセリフがかなりあり苦労しましたね。企業の方が使うような用語は普段使わないため、丸暗記ではなくまず用語を調べるところから始めて、視聴者の方に伝わるように理解してから現場に臨んでいました。

― 福本さんにとって今田さんはどのような存在ですか?

福本:これまで今田さんは可愛らしい役柄が多いイメージですが、今回桐姫を演じるにあたって、根っからの威厳さをすごく感じます。お芝居とわかっていても、少し怖い印象でハッとさせられます。でも、本番以外でお話しするとすごく気さくで優しいです。

― 共演者の皆さんとの仲も深まっているのですね!これまでの撮影でハプニングなどはありましたか?

福本:何回かNGシーンを出してしまったんです…。凜々は、突発的な行動を起こすことや大声を出すことも多いためふと何を言っているのかわからなくなってしまうことがあり、就活のシーンではNGを出しました。

◆福本莉子、Snow Man目黒蓮・佐野勇斗との共演秘話明かす

― 目黒さんとはオシドラサタデー「消えた初恋」(2021/テレビ朝日系)以来の再共演ですが、以前共演された時との変化は感じましたか?

福本:前回は意外と一緒のシーンが少なく、あまりお話しできなかったのですが、今回は現場でお芝居する機会もすごく多いため、お仕事に対する姿勢を勉強させていただいています。

― 佐野さんとは初共演で目黒さんと3人でのシーンが多いと思いますが、お2人から刺激を受けたことや感心させられたことはありますか?

福本:佐野さんは最初の頃から、話しかけてくださり打ち解けることができたので、お芝居もやりやすかったです。お2人ともすごくセリフ量が多い上に忙しい中で撮影されていますが、その多忙さを一切感じさせず、本番で決める姿勢に尊敬します。撮影現場は全体的にスタッフさん含めすごく雰囲気が良く楽しく過ごせているのですが、目黒さんと佐野さんが率先してコミュニケーションをとって、笑いの絶えない現場や雰囲気作りをしてくださっているからだと思います。現場は常に賑やかで、特にゲーム事業部ができて、新しい仲間が一気に増えてからはより現場が明るくなりました。

― ハルとガクは対極的な人物として描かれていますが、お芝居をする時に意識していることはありますか?

福本:ハルさんは、勝手に外で好き勝手なことをやってきているため「ダメなことはダメ」とストレートに伝えることを意識しています。

ガクさんは、エンジニアとしてずっと1人で頑張っているのでその姿を見て支えたいという感情が芽生えていきます。この間、原作者の方が現場にお見えになった時も「ガクのこと慰めて支えてあげてね」と仰って頂いて、これから凜々がガクを支えるようなシーンも増えていくと思うので、物語の前半と後半では意識していくところが変わってくるのかなと思います。

― 凜々はハルとガクとともに協力して成り上がっていきますが、役柄同様に現場で仲を深めるために実践していることはありますか?

福本:休憩中は基本、ずっとおしゃべりをしています。ゲーム事業部の方たちは知らぬ間に撮影終わりに食事に行っていたみたいで、すごく楽しそうでした。気づいたら自然とみんなで仲良くなっていましたね。

最近は、佐野さんがドラマの主題歌でSnow Manさんが歌っている「Dangerholic」のダンスを練習していらっしゃるのをみんなで微笑ましく見守っています(笑)。

◆福本莉子にとってのターニングポイントとは?

― 今作は登場人物にとって人生が変わる出会いが描かれていますが、福本さんのこれまでの人生でターニングポイントになった人物はいますか?

福本:私のターニングポイントは「東宝シンデレラ」オーディションを受けたことです。幼稚園から中学校まで同じだった友人の推薦でオーディションを受けたのですが、このオーディションをきっかけに話すようになり、「オーディションあるから受けてみたら」と言われて、今思うとすごく運命的だったなと思います。でも、今はその友人と連絡が取れなくなってしまったため、何をしているのか少し気になっています。

― 福本さんの人生が変わるきっかけだったのですね。また今作では、トリリオンダラーを狙うという内容で大金が動くシーンもありますが、現実で大金が舞い込んできたらどうしますか?

福本:一度に大きな買い物はビビってできないと思うので、貯金すると思います。今後の老後のことを考えると安心して暮らせそうな気がします。ただ今年は、日本アカデミー賞で新人賞をいただいたため、記念になるような例えば長く使えるアクセサリーなどを買いたいなと探しています。

― 最後に8話の見どころを教えてください。

福本:8話から最終回まではオリジナルストーリーとして展開していくのですが、私自身も最終回がどうなるか全く分からないため楽しみです。皆さんも今後の展開を楽しみに待っていてください。

― これからの放送も楽しみにしています。ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆福本莉子(ふくもと・りこ)プロフィール

2000年11月25日生まれ、大阪府出身。2017年5月公開の映画「のみとり侍」でスクリーンデビュー。2022年は、ドラマ「赤いナースコール」(テレビ東京系)、映画「君が落とした青空」、映画「20歳のソウル」、映画「今夜、世界からこの恋が消えても」、舞台「お勢、断行」、舞台「アルキメデスの大戦」に出演するなど多方面で活躍。映画「今夜、世界からこの恋が消えても」では、第46回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞した。

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