フジ倉田大誠アナ「13歳、真夏の大冒険」名言誕生の東京オリンピックは“生涯イチの反響” 実況の難しさ語る<モデルプレスインタビュー> | NewsCafe

フジ倉田大誠アナ「13歳、真夏の大冒険」名言誕生の東京オリンピックは“生涯イチの反響” 実況の難しさ語る<モデルプレスインタビュー>

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「プライベートが知りたいアナウンサー」1位に輝いた倉田大誠アナにインタビュー(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/08/01】「フジテレビ」と「モデルプレス」がコラボレーションするアナウンサー連載「“素”っぴんランキング」。同じ場所で働く・協力し合う仲間だからこそ知る“素”の一面を、多彩なランキングテーマによって引き出していく同連載。Vol.4のテーマは「プライベートを知りたいアナウンサー」。

フジテレビアナウンサー50人以上への取材から1位に輝いたのは、倉田大誠(くらた・たいせい/41)アナ。インタビューでは、プライベートに迫る質問から、2021年に開催された東京オリンピックでの実況後の反響や悲しみを乗り越えた方法まで語ってくれた。

【写真】フジ「プライベートを知りたいアナウンサー」トップ3は?

◆フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんランキング」

テレビには映らないフジアナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」、第2弾「“素”っぴんトーク」に続く第3弾「“素”っぴんランキング」では、フジアナ50人以上に取材し、その結果をもとにしたランキングを発表する。

第4回のテーマ「プライベートを知りたいアナウンサー」1位の倉田アナは、2004年に入社。2021年より、「めざまし8」情報キャスターを務めているほか、バレーボール・競馬・スケート・柔道などのスポーツ中継を担当している。

◆倉田大誠アナが選ぶ「プライベートを知りたいアナウンサー」は?

― 改めて“プライベートを知りたいアナウンサー”1位に選ばれた感想をお聞かせください。

倉田:正直この部門で1位になったことは、あまり嬉しくはないです(笑)。しかし1位というのはなかなか獲れるものではないですし、良いことだと思います。こういう仕事をしているとカメラに映って色々と話す機会が多いのにも関わらず、プライベートが知りたいというのはどういうことなんでしょう(笑)。結構明かしているのになと思いながら、自分に票が集まることも少し予期していました(笑)。

― そんな倉田アナが選ばれたのは竹俣紅アナで、お互いに選び合っていました。

倉田:両想いだったんですね(笑)。

― 「不思議オーラを醸し出している印象があり、しかし至って本人はそんな事は感じていないはずで…」と書かれていましたが、どういう部分からそう感じるのでしょうか?

倉田:竹俣さんのマイペースな空気感です。若手ということもあり、まだ多分会社にそこまで順応していないと思うので、幅広く全部を見ている感じはしないんです。それは気が利かないということではなく、遠慮している部分もきっとあるのだと思います。なのでテンポがスローで常に将棋でいう「長考中」みたいな部分が謎めいていると感じます。競馬で一緒になったり、「めざまし8」を一緒に担当していたりして、その時に話すと普通なのですが、絶対にプライベートは変わっているのだろうなという気がしました。

― 倉田アナご自身は実際にどのようなプライベートを過ごされていますか?

倉田:本当に趣味がなくて…。ぼーっとしていますね(笑)。

― 佐野瑞樹アナと旅行に行くことがあるとお伺いしました。

倉田:番組で温泉に行ったこともありましたが、プライベートでも5、6回行っています。昨年の夏休みも2人で函館に行きましたし、海外にも3回くらい一緒に行っています。ただ、毎回「この人とは結婚できないな」と思っています。あんなわがままな人いないですよ(笑)!でも、ちょうど年齢が10歳違いで「めちゃ×2イケてるッ!」など僕自身がテレビで観ていたアナウンサーで憧れやリスペクトがあるので、少し冷たい当たりや理不尽な対応をされても「これは佐野瑞樹だ」と割り切れるのだと思います(笑)。

― 最初に佐野アナと旅行に行くようになったきっかけは何だったのでしょうか?

倉田:佐野さんは人見知りがすごいんです(笑)。私に対しても、最初はテレビのイメージと全然違ったのですが「めざましどようび」で佐野さんがMC、僕がスポーツコーナーと初めて同じ番組を担当した時から仲良くなりました。旅行は佐野さんから誘ってもらったと思います。

― 堤礼実アナからは、倉田アナが「基本的に自宅に人を絶対入れない」というコメントが届いています。

倉田:過去、家族や恋人以外は自宅に人を入れていないです。入社1年目の時に同期の高橋真麻と斉藤舞子、技術職の男性が来たことはあるのですが、20年目になった今も、社内の人で家に入れたことがあるのはその3人だけです。

◆倉田大誠アナ、オフの1日のスケジュール明かす

― 1日オフだった日はどのように過ごされていますか?

倉田:朝は8時くらいには起きて、朝食を作ります。料理は全く趣味とかではないのですが、1人暮らしが長く出来合いのものにも飽きてきているので、家にあるもので作って食べています。すると血糖値が上がるのか、そこから二度寝をします(笑)。お昼くらいにもう1回起きて、家事をしたりスーパーで日用品を買いに行ったりして、あとはぼーっとしています…つまんないですよね(笑)。つまんないなと思いながら過ごすんです。

― ちなみに倉田アナは、前回の私服がオシャレなアナウンサーランキングでも3位にランクインされていました。

倉田:そうなんですね!それで呼ばれたかった(笑)。普段はストリート系で、昔はダボダボの服を着ていました。今は年齢を重ねて、あまりたくさん服を買うことはなくなりました。

◆倉田大誠アナ、東京オリンピック以降の仕事に変化

― 前回インタビューさせていただいたのが東京オリンピックの直前だったのですが、その後、スケートボード実況での名言「13歳、真夏の大冒険」が大きな話題となりました!反響はいかがでしたか?

倉田:知らない人、あまり親しくない人も含めて、色々な人から連絡が来ました。あの時の反響は生涯イチでもう超えることはないと思います(笑)。あれが僕の市場価値が1番上がった時でした。

― また名言を期待しています!現在の担当番組のやりがいをお聞かせください。

倉田:「めざまし8」では本当にありがたく10分ほどのコーナーを担当していて、毎日打ち合わせをしているのですが、キャリアを重ねているという部分もあって「ここはこういう方が良いのではないか」と意見をするチャンスがあり、それがやりがいに繋がっていると思います。もちろん全てが通るわけではないのですが、そういうのも含めてスタッフとラリーをしながら担当できているのは幸せだと思います。

実況に関しては…大変ですね(笑)。例えば競馬だったら昨年から日本ダービーというレースを実況したり、バレーボールもチーフを担当していて今度の地上波でのパリオリンピックを懸けた戦いでの開幕戦を担当したりと、年齢とともにステージが大きくなってきています。純粋にスポーツの楽しさを伝えれば良いのですが、地上波などより多くの人が注目するものを担当するとなると、詳しいことを話すよりも分かりやすく実況することが重要になります。ですが詳しいことを調べないと説明できないので、そのギャップが難しい。テレビだとCMもあるので、どのように切って次盛り上げようかというのもまだ慣れてないです。

東京オリンピック以降、後輩のシフトにも少し携わるようになってきていて、競馬だと実況・パドック中継を誰がやるか1年間のスケジュールを全部決めて、バレーボールも「このアナウンサーにこの期間お願いしたいです」など、系列局とのやり取りもしています。その調整も大変です。

― それでは、フジテレビのみならず系列局のアナウンサーについても得意分野などの情報が頭に入っているということですか?

倉田:そうですね。系列局の皆さんとは結構連絡を取っています。これがアナウンサーの仕事なのかどうかは僕もよく分かっていないのですが(笑)。

◆倉田大誠アナの悲しみを乗り越えた方法

― モデルプレスの読者には、今壁にぶつかっている人もたくさんいます。倉田アナが入社後の挫折や失敗など悲しみを乗り越えた方法を教えてください。

倉田:私レベルは本当の悲しみなんて多分まだ経験していないと思います。でも、自分の体験上言えるのは、要領がよくなくてよかったということです。私はとても要領が悪く一つ一つに時間がかかるのですが、その分吸収もしますし、仕事をしている時は1人ではなく必ず誰かが見ていてくれるので、その人達がいつか救ってくれるのだと感じていました。

私は「めざましテレビ」や「めざまし8」、「直撃LIVEグッディ!」や「ノンストップ!」など1年目から情報番組にいます。情報のスタッフは他局や制作会社も含め入れ替わりが激しいので、巡り巡って色々な人と仕事していて「◯年ぶりだね!」という人がたくさんいるんです。それは、自分が要領良くやらずに時間をかけていたせいで、その人といた時間も必然的に長くなっていたからだと思っています。自分1人だと理想ばかり追い求めてしまって限界があると思いますが、どんな仕事でもきっと周りの人が支えてくれる、引っ張ってくれる、吸い上げてくれるタイミングは絶対にあるので、壁にぶつかって苦しんでいる人は成果を求めず「やっていることは無駄ではない」ということだけをモチベーションに少し我慢することが大事だと思います。

◆倉田大誠アナの夢を叶える秘訣

― それでは、最後に倉田アナの考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。

倉田:アナウンサーになった時点で8割夢が叶った気がしています。努力は人を裏切らないなどとも言いますが、私も「努力しています」ということは言いたいです。

それから周りと比較してはいけないと言われますが、私は自分の定規が分からないので、年齢を問わず自局・他局含めて冷静に周りと比較していて、そうすることで自分の立ち位置や自分に足りないところが分かります。私は今真ん中にいると思っています。秀でているものがないから表にはなかなか出ないですが、派手にはならない球体の真ん中でいいんです。

― 冷静にご自身を分析されているんですね。貴重なお話をありがとうございました!

(modelpress編集部)

◆倉田大誠(くらた・たいせい)プロフィール

生年月日:1982年3月4日
出身地:長野県
出身校:日本大学芸術学部
入社年:2004年
担当番組:スポーツ中継(バレーボール・競馬・スケート・柔道)、めざまし8

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