窪田正孝「俳優をやっていて楽しい?」に真摯な回答「ある男」で助演男優賞<第32回日本映画批評家大賞> | NewsCafe

窪田正孝「俳優をやっていて楽しい?」に真摯な回答「ある男」で助演男優賞<第32回日本映画批評家大賞>

芸能 モデルプレス/ent/movie
助演男優賞を受賞した窪田正孝(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/05/16】俳優の窪田正孝が16日、「第32回日本映画批評家大賞」の助演男優賞を受賞し、都内で行われた授賞式に出席。喜びの心境を語った。

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◆窪田正孝、助演男優賞を受賞

映画『ある男』で助演男優賞を受賞した窪田。「このような素敵な賞をいただけて役者冥利に尽きます。本当にありがとうございます」と感謝を伝え、他人の人生を生き、嘘つきながらも誠実な男という難しい役柄を見事に演じたことを称えられると、笑顔を浮かべながら「『ある男』というタイトル通り、キーになる役どころではあったんですけど、あまり情報で体を埋めすぎないようにしていました。足していったほうが役を演じるうえでは役者として楽なのかなと思うんですけど、引いていくほうを意識して演じていました」と役作りについてコメント。

司会を務める笠井信輔アナウンサーから「俳優という仕事も、別人を生きるという意味では同じですが、やっていて楽しいですか?」と聞かれると、「今年で35歳になるんですけど、20代の時とは感覚も変わって来て、若い方々やエネルギッシュな方々と一緒にできるのもすごく楽しいです」とにっこり。「現場は好きなんですけど、現場と私生活は表裏一体だと思っていて、仕事をしすぎても私生活が疎かになる。それをすごく実感しています。インプットしていかないとアウトプットもできないので、そのバランスがすごく大事だなと」と30代も半ばに差し掛かり感じていることをしみじみ語った窪田。

そのうえで「手ではつかめないものを表すのが役者の仕事だと思うので、今後も手ではつかめないものを手にできるように精進していきたい」と真摯に答えた。

◆「第32回日本映画批評家大賞」

日本映画発展の為の賞として1991年に水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子といった当時第一線で活躍した映画批評家たちと、日本大学名誉教授の登川直樹の手で生まれた映画賞「日本映画批評家大賞」。映画批評家ならではの視点で選ばれる各賞に、映画ファンならずとも熱い注目が集まり、今年で32年の歴史を誇る。

バラエティに富んだ数ある日本映画作品のなかから、映画のプロの目線で厳密に選定した日本映画批評家大賞の各タイトルが決定。2022年公開作品のなかで最も優れた映画作品におくられる「作品賞」から、今後が期待されるフレッシュな才能の片りんを見せた各新人賞、卓越した映画技術が光った各技術賞、そして往年のベテランの魅力が際立つゴールデン・グローリー賞、ダイヤモンド大賞まで、バラエティに富んだ受賞作品・受賞者が揃った。(modelpress編集部)

◆「第32回日本映画批評家大賞」受賞者一覧

作品賞:『メタモルフォーゼの縁側』(狩山俊輔監督)
主演男優賞:中井貴一『大河への道』
主演女優賞:板谷由夏『夜明けまでバス停で』
助演男優賞:窪田正孝『ある男』
助演女優賞:吉岡里帆『島守の塔』
監督賞:三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』
ドキュメンタリー賞:『夢みる小学校』(オオタヴィン監督)
アニメーション作品賞:『夏へのトンネル、さよならの出口』(田口智久監督)
アニメーション監督賞:湯浅政明監督『犬王』
新人監督賞:竹林亮監督『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
新人男優賞(南俊子賞):坂東龍汰『フタリノセカイ』
新人女優賞(小森和子賞):伊東蒼『さがす』
脚本賞:吉田恵輔『神は見返りを求める』
編集賞(浦岡敬一賞):小林譲 竹林亮『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
ワタシタチのトキワ荘賞:一般財団法人手塚治虫文化財団
特別賞(松永武賞):立川志の輔『大河への道』
特別主演男優賞:岡田准一『ヘルドッグス』
ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):風吹ジュン『裸足で鳴らしてみせろ』
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):宮本信子『メタモルフォーゼの縁側』

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《モデルプレス》

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