「レ・ミゼラブル」現・帝国劇場でのラスト公演決定 オールキャストオーディション開催 | NewsCafe

「レ・ミゼラブル」現・帝国劇場でのラスト公演決定 オールキャストオーディション開催

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
「レ・ミゼラブル」より(提供写真)
【モデルプレス=2022/12/23】2024~2025年にミュージカル『レ・ミゼラブル』の帝国劇場をはじめとする全国公演が決定した。

【写真】生田絵梨花「レ・ミゼラブル」千穐楽迎え“試練”振り返る

◆「レ・ミゼラブル」現・帝国劇場でのラスト公演決定

『レ・ミゼラブル』以前、それまでのミュージカルでは、経験や知名度のあるスターを主役などにキャスティングされてきた。『レ・ミゼラブル』は、1987年日本初演時に、全ての役について、分け隔てなく日本全国に広く門戸を開く、オールキャスト・オーディションを実施した画期的な公演だ。以来、オーディションの度に、有名無名は問わず、役に相応しい演技が出来るかどうかが、オリジナル・プロダクションのサー・キャメロン・マッキントッシュ氏によって審査され、厳正なオーディションを突破した俳優のみが『レ・ミゼラブル』の世界を表現してきた。

そしてひと度出演したキャストも、毎回厳しい審査を経なければ出演は叶わない。初演以来35年間、『レ・ミゼラブル』からは多くのスターが輩出されたが、帝劇『レ・ミゼラブル』2024-2025年公演においてもオールキャスト・オーディションを開催する。1966年に開場した現・帝国劇場は2025年に建て替えのため一時休館を発表している。そのため、2024-25年公演は、『レ・ミゼラブル』が現・帝劇で上演される最後の機会であり、その出演者が、この度のオーディションで決定する。(modelpress編集部)

◆森公美子コメント

『レ・ミゼラブル』2024年度・2025年度のオーディションの発表でございます!『レ・ミゼラブル』に参加したいと思っていらっしゃる方、これはチャンスです。帝国劇場が建替えのため、なんとこれが今の帝国劇場での最後の『レ・ミゼラブル』の公演となります。夢を叶えたい方、何かチャンスをつかみたい方、年齢は問いません。その熱い想いをオーディションにぶつけてみようではありませんか。

オーディションは、本当に自分では考えられないチャンスがたくさん詰まっております。自分への挑戦だったり、自分の何かの蓋をあけてくれたり。これが人生において何かの分岐点になる可能性もあります。このオーディションを勝ち抜いて、帝劇の舞台で歌う自分を想像してみてください!

客席との一体感がでたとき、帝劇は鳴るんです!その瞬間は今でも思い出すだけで、涙がポロポロ出てくるぐらいすごく感動的で、『レ・ミゼラブル』が持っている音楽の力が見られます!ごめんなさい、思い出して涙出てきちゃいました!帝劇には思い入れがあります。私も1986年に森繁久彌先生の『屋根の上のヴァイオリン弾き』が帝劇のデビューでございました。私、初日、泣きました。満席の客席からの拍手は、息が止まるような感覚でした。そしてその光景はいまだに目に焼き付いています。

また、初めて帝劇の主演(センター)に立たせていただいた『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』で菊田一夫賞をいただいたりもしました。今の帝劇との別れは寂しい気持ちもありますが、新しい帝劇にもとても期待しています。

私が『レ・ミゼラブル』のオーディションを受けたのは、1996年。ちょうど『レ・ミゼ』の10周年記念の公演のオーディションで、同期に本田美奈子.さんがいました。また、お稽古初日、前田美波里さんら大先輩ばかりで、「このオーディションに、私合格したんだ!!」と本当に大興奮しました。だってこのスタイルだから。でも、オーディションを受ける前に、『レ・ミゼラブル』の本をよんだら、マダム・テナルディエは熊のような女ってかいてあったんです。そしてオーディション時、演出家のジョン・ケアードさんに、「あなたを10年待っていた!」と。そこから人生が変わったかな。

また、ブロードウェイに『レ・ミゼラブル』の舞台を観に行ったとき、会場でイギリス人の男性に「あなたは日本のマダムだよね。あなたが今世界一のマダムだ!」と言われたこともあります。挑戦するということは楽しいこと。私は結構長い間マダム・テナルディエをやらせてもらいました。でも、凄い若い力もでてきたらいいなと思っております。この役、どうぞ!差し上げます!オーディションで待ってます!東宝は待っています!私は観客かもしれませんが…。

◆佐藤隆紀コメント

『レ・ミゼラブル』2024-2025年度のオールキャスト・オーディションが決定致しました!さあ僕も思い出しますと最初にオーディションを受けた時はとても緊張しまして、実はその時は落ちてしまった、そんな思い出があります。でも落ちたことをバネに、自分の足りなかった技術は何なのかを見つめなおして、自分で切磋琢磨しまして2回目のオーディションで受かることが出来ました。

オーディションを受けるというだけでも自分の新たな発見があります。伸ばせる部分を発見できるのではないのかなと思います。(審査が進めば)海外の演出家の方々にアドバイスをもらって受けることができるので、それだけでもとても貴重な経験だと思います。

そして2024-2025年度が、実はこの現・帝国劇場での最後の『レ・ミゼラブル』上演となるそうです。沢山の方々が出演して、沢山の思いが詰まっている、この帝国劇場で、ぜひ皆さんにこの素敵な舞台に立ってみてほしいなと思います。このミュージカル『レ・ミゼラブル』は愛がテーマになっていると思います。

今、日本は、世界は様々な問題を抱えていると思います。世界に、そして日本に愛を届けてみてはいかがでしょうか。皆さんの戦う心でオーディションに向き合ってほしいと思います。皆さんのオーディションぜひお待ちしております!


【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top