急死…野際陽子さん、仕事以上に気になること | NewsCafe

急死…野際陽子さん、仕事以上に気になること

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リアル老人ホームドラマなどと言われながら、業界の注目を集める昼の帯ドラマ「やすらぎの郷(さと)」(テレビ朝日系)。

 「八千草薫(86)や有馬稲子(85)はじめ、高齢俳優が何人も出演し、その健康状態が心配されていましたが、主要キャストのひとり、野際陽子さん(81)が急死したことで、ドラマの展開が心配されています」とはテレビ誌ライター。

 物語は、石坂浩二(75)演じるかつての売れっ子脚本家の目線で、テレビ業界で活躍した人を無料で受け入れる老人ホーム「やすらぎの郷」を舞台に起きる数々のエピソードが描かれる。

 「テレビや芸能界への批判だけでなく、作者の倉本聰氏(82)が業界への愛情も混じったいいドラマなのですが、制作陣も不安視していたことが起きたようです」

 野際さんは5月下旬にがんの療養で緊急入院していたが、そのまま帰らぬ人となった。
 「彼女は2014年に肺がんを患い、治療に成功したものの、翌15年に再発して腫瘍の摘出をしています。その後も、体調をみながら仕事を続け、今回のドラマも当初は問題なく出演していたようですが…」

 一部では痛み止めのモルヒネも打って仕事に臨んでいたという。
 「先月下旬の入院から半月以上がたち、退院できるのか、と関係者は心配し、亡くなったことでこのまま降板となります」

 野際さんは、ドラマでも出番が多かった。
 「しかし、制作側はこの事態も予想の範囲で、柔軟に対応できると言っています。野際さんがどういう形でフェードアウトするのか…倉本さんも用意はしているようです」

 確かに、80歳超えの出演者がゴロゴロいるのだから、当然だろう。
 「もともと仕事熱心な人だけに、本人も心残りじゃないですか。彼女の場合、仕事だけでなく、元夫の俳優、千葉真一(78)との間にひとり娘で女優、真瀬樹里=まなせじゅり=(42)がいますが、たまにドラマにゲスト出演する程度。最近はドラマ型バラエティー『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)に時々出ていますが、目立った仕事もない状態です」

 つまりは、両親に比べると小粒だ、と。
 「仕事で独り立ちしていないし、いまだ結婚もしていない娘のことも気がかりだったでしょう。その行く末を仕事以上に気にしたまま旅だったと思います」(先のライター)

 野際さんの冥福を祈りつつ、娘の真瀬もしっかりしてほしいものだ。
《NewsCafeゲイノウ》
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