香川照之、今頃「反省の弁」が出た事情 | NewsCafe

香川照之、今頃「反省の弁」が出た事情

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昨年暮れ、21年の結婚生活にピリオドを打った俳優、香川照之(51)の周辺が騒がしい。
 「先週は週刊新潮に、1人息子の歌舞伎俳優、市川団子=だんこ=(13)を父がかつて名乗った猿之助にしたいという強い気持ちを持っていることで『ワーカホリック!を支える執念』と書かれたかと思ったら、発売中の週刊女性がトップ記事で『息子を猿之助には無責任発言でした』などと本人の考えを軌道修正するような記事を掲載しています」と説明するのは全国紙の歌舞伎担当記者。

 ドラマやCM出演と同時に、拘束時間の長い歌舞伎の舞台を、市川中車(ちゅうしゃ)の名で並行して仕事をする香川。確かにワーカホリックともいうべき活躍ぶりだ。

 「演技力への評価とともに、東大卒という頭のよさ。いうまでもなく、父親は先代・猿之助の市川猿翁(77)、母親は女優、浜木綿子(81)という血筋…何をとっても自信のある香川にとっては、今回の離婚は大きなつまずきでした」

 夫人は歌舞伎俳優の仕事もする香川の面倒をみたくなかった、というのが離婚の主因とされる。

 「香川の野望は、息子・団子を将来は一門の澤瀉屋(おもだかや)を支える猿之助の名跡を継がせること。しかし、団子のほうは稽古に身が入らず、離婚した母親と暮らす生活のため、役者としての将来性に暗雲が漂っているのです」

 中学から高校生にかけては、歌舞伎界では役が付きにくい時期と聞く。
 「その間にじっくり稽古をしないといけないのに、難しい年齢に両親が離婚したのですから、団子も芸に身が入らなくなるのも不思議はありません」

 そこで出てきたのが、「無責任発言」への反省か…。
 「2011年9月、市川中車として歌舞伎界入り宣言をした記者会見で、香川は『猿之助の名前は140年続く。政明(息子の団子)という長男がいて、この船に乗らない訳には行かない』と強く語り、自分の息子が正当な後継者であるようなことを言ったのです」

 それへの歌舞伎界の反発があった、と?
 「陰に陽に、香川親子をチクチクいう向きがありました。前夫人はそれに耐えられなかったです。今回、香川は5年前に会見で言ったことを、『まだ何もわからない段階で、無責任なことを申してしまったかも…』と反省する口ぶりで語っています」

 なるほど…。50歳を過ぎて、歌舞伎界ではまだ中堅レベルなのだから、本人の苦労も大きいだろう。

 「スタートが遅いですから、たとえ5年、10年やっても中車は少なくとも古典作品で主演などはできません。妻との離婚がかえって香川を仕事に向かわせているのでしょうが、映像と舞台の掛け持ちがいつまで続くのか。彼にもいずれ疲労が出てこないか心配です」(先の記者)

 名優に決断の時が近づいているのかも。
《NewsCafeゲイノウ》
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