各界の有名人のルーツをたどる「ファミリーヒストリー」(NHK)に先日、ビートたけし(69)が登場した。
「たけしの幼少時代は彼が1984年に北野武名義で発表した『たけしくん、ハイ!』がドラマ化もされ、あまねく知られていました。当時は、彼の母、さきさん(1999年没、享年95)もたけしと一緒にテレビCMに出ていたし、両親については『菊次郎とさき』としてドラマや舞台にもなっていて、たけしのルーツについては今更やるのか、という感じもしましたが…」というのはお笑い業界に詳しいライター。
今回の同番組は、NHKも力を入れた拡大枠。結果、番組史上最高の14.5%の視聴率を稼いだという。年明け1月5日には再放送も決まった。
「年末に大物のルーツをたどるというのですから当然でしょう。これまでたけしが自分の母親は、貧乏だったけど師範学校を出ていた…などとい言っていたのが、実際は尋常小学校を出てから上京。資産家の家で奉公し、毎日便所掃除をしていた…というのが、真相でした」
これは、さきさんが過去に表した「自伝」とも違う内容だった。
「たけしの一番弟子を任ずるタレント、水道橋博士(54)が、さきさんが過去に語った内容がウソだったことに驚いた、と漏らしていたほど。ただ、番組に登場した姉が生前のさきさんから細かな話を聴いていたことを明かしており、たけしが本当に母親のことを知らなかったのかな、とも感じましたね」
なるほど…。
「あの番組は大物芸能人も時折登場し、『知らなかった!』と言わせて、親に感謝、涙する…というのがパターン。たけしも番組終盤では涙をこらえる表情がアップになり、それにちゃんと乗っかった印象です」
ほぉ、うまくシナリオはできていたということか。
「いや、本当に知らなかったのかもしれませんが、ちょっとどうでしょうか…。それよりも、年明け1月18日には、たけしも70歳です。年齢的なことを考えればちょっと引いたポジションを考えているのかもしれません。そんな意味からもああいう番組に登場した意思を感じま
す」(先のライター)
40年近く芸能界の頂点で活躍してきた、たけし。その疲れも出てきたということか。
《NewsCafeゲイノウ》
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