小栗旬、「役者論」の評価を二部する分水嶺 | NewsCafe

小栗旬、「役者論」の評価を二部する分水嶺

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人気俳優、小栗旬(33)の「役者論」が巷の噂になっているという。テレビ誌デスクに聞く。
 「主演映画『ミュージアム』(公開中)の宣伝でテレビに出まくっていましたが、中でも『火曜サプライズ』(日本テレビ系)での発言が注視されています」

 「火曜サプライズ」の出演者は昨今、ほぼ宣伝ありきのメンツとなっているが、例によって小栗もその1人だった。

 「ただ、番組の演出的にカットした部分としなかった部分が、小栗の『役者論』を決定的にしたと思います」

 ん…気になる詳細は?
 「小栗が出演した企画は、アポなしで飲食店などを取材する『アポなし旅』。小栗の地元である東京・吉祥寺でロケをしたんですが、その中で立ち寄ったピザ店で、ウエンツ瑛士(31)を相手に小栗が、テレビドラマに出ない理由を明かしました」

 小栗は主演クラスの俳優だが、ダブル主演作や単発・友情出演作を除いては、単独主演ドラマは2014年の「信長協奏曲」(フジテレビ系)を最後にない。

 「小栗は『とてつもない数字(視聴率)を叩き出す番組がなくなっているのが悔しい』としたうえで、まずは脚本を吟味してから出演を決める、と。連続ドラマに話が及び、半分以上、脚本ができていないドラマは出ないと明言しました」

 ほぉ~。
 「でも、そこから10分以上、熱弁したのに、カットというオチでした」
 いわゆる業界のオトナの事情という流れか。しかし、連続ドラマはロケを必要とする場合は天候に左右されるため、撮影予定がズレるとはよく聞くが…。

 「天気待ちという物理的な問題はつきものですが、小栗が提起した問題点は脚本について。現場では、脚本に文句をつける関係者が意外に多く、脚本家が泣きながら急遽、書き変えさせられることは日常茶飯事なんです」

 小栗は父親が舞台監督のため、「裏方」の苦労を知っているという話は有名ではある。
 「役者と裏方の両面を知るからこその代弁だったのでは。『役者のモチベーションを保つために2クール前に撮っておけば良い循環になる』と言ったあたりでカットされましたが、これはテレビドラマ業界の問題点。『火曜サプライズ』はバラエティーなので『ここからは映像だけでお楽しみ下さい』とのテロップを流し、小栗の熱弁が10分続いたことやスタッフが『一旦、(撮影を)止めます』と言った演出をわざとらしく入れてました」

 日本テレビもドラマ枠を持っているだけに、いろいろとマズイ面もあるのだろう。
 「小栗の意見は正論で、ネットでは『だから原作ありきの作品に出ているのか』などと納得されましたが、半面、『原作、脚本が整っていてもヒットしなきゃ意味ないだろ』とのツッコミも多数です」(先のデスク)

 熱い役者論はさておき、プライベートでは「役者が大声で稽古できる必要な場所」として建設した自宅が近所から「うるさい」と苦情を受けているとは皮肉!?
《NewsCafeゲイノウ》
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